デジタル一眼カメラα7V「ILCE-7M5」の供給は大丈夫！？過去の"カメラの供給に関するお知らせ"の発表時間と納期遅延の長さを調べてみた。

2025.12.08

デジタル一眼カメラα7V「ILCE-7M5」の供給は大丈夫！？過去の”カメラの供給に関するお知らせ”の発表時間と納期遅延の長さを調べてみた。

もうすぐ予約がはじまるα7 V「ILCE-7M5」。

ソニーストアでは2025年12月9日（火）10時より予約を開始する。

けれど心配になるのが予約開始してから後のカメラの納期遅延。

デジタル一眼カメラαシリーズは、過去予約販売をスタートした直後に需要に供給が追いつかないとして「カメラの供給に関するお知らせ」を発表している。

α7 Vについてはは、4年ぶりのベーシックモデルの大幅進化という事もあって発表直後から注目を浴びていることを考えると、はたして予約していつ手元に届くのか？が気になる。

過去に発生した納期遅延について、予約開始からどのくらいでで納期遅延を発表しているのか？を調べてみた。

・α7 V | デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー

・デジタル一眼カメラα（アルファ） | ソニー

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●これまでのデジタル一眼カメラαの供給に関するお知らせ
●例外はあるけれど、人気カメラはもれなく最短5時間〜2日で供給に関するお知らせ発表。数カ月の納期待ち。
●塗り替えろ。 Redefine basic α7V「ILCE-7M5」
ソニーストアで購入

●これまでのデジタル一眼カメラαの供給に関するお知らせ

α1II「ILCE-1M2」予約開始5時間でお知らせ発表、最長6ヶ月納期

フラグシップモデルの2世代目デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」は2024年11月26日10時より予約開始。

ソニーストアでは 990,000円（税込）という超高額にもかかわらず、予約を開始した1時間ほどで出荷ステータスが「2024年12月13日頃出荷」から「入荷次第出荷」に変更になってしまった。

さらに同日の14時半頃には、『α1 II』の供給に関するお知らせをプレスリリースする早さ。

予想を大幅に上回る注文により、予約開始からわずか5時間足らずで商品の発売日お届けに影響があると報告していた。

このお知らせ発表前に予約していたユーザーについても、注文順にお届けのため、発売日に手元に届いたのユーザーもいれば、数カ月待たされたユーザーもいた。

・デジタル一眼カメラαフラグシップモデルα1II「ILCE-1M2」、予約開始からわずか5時間足らずで供給に関するお知らせ発表！予想を大幅に上回る注文を受注。

デジタル一眼カメラα1 IIは、2024年12月13日に発売日を迎えて、その時点でソニーストアのお届けステータスは［入荷次第出荷］となったうえで、納期目安は「6か月以上」。

フラッグシップという事もあり供給量が極端に少なかったという事もあるだろうが、まさか発売日に、半年以上という納期を見るとは思わなかった。

その後、徐々に供給が安定していったものの数カ月を要していた。

・α1II「ILCE-1M2」の納期情報を公開、ソニーストアでは納期目安「6ヶ月以上」という過去最大の遅延。予約をキャンセルするとさらに遅くなる可能性があるため注意。

α7IV「ILCE-7M4」予約開始2日でお知らせ発表、最長2ヶ月納期

もっとも立ち位置が近いと思われる2021年12月17日に発売されたデジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」。

予約開始した2日後に、「予想を大幅に上回る注文により商品のお届けに時間がかかる」ことを発表。

予約日（2021年12月7日）当日の昼過ぎには、ソニーストアで12月17日頃お届け予定と表示されていたものの、そのタイミングで購入したユーザーには”別途出荷目安の変更”についてメールが届いている人もいた。

この時も、わずか数時間で確定している在庫分がなくなってしまった可能性もある。

ただし、2021年12月は新型コロナ真っ只中の時期。

他のαシリーズについても入荷次第出荷になっていたり、注文を受け付けていないというような最悪の状況にあった。

4年前とは状況は全く異なるものの、初回出荷できる量は決まっているため、α7 Vがいつでもすぐに入手できる状態が続くとは考えにくい。

・デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」の製品供給に関するお知らせを発表。予想を大幅に上回る注文により、お届けに時間がかかる可能性。

デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」も発売日を迎えて発表した納期は、「翌年の2月下旬」。

約2ヶ月の期間待たされる事になった。

大量に生産しているはずのベーシックモデルですら、月単位の納期となっている。

・デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」のソニーストア納期、予想を大幅に上回る注文により納期が「2月下旬」に。

α7SIII「ILCE-7SM3」予約開始2日でお知らせ発表、供給改善は発売2ヶ月後

デジタル一眼カメラ α7SIII（ILCE-7SM3）は2020年8月4日10時から先行予約開始。

αボディの動画を主としたモデルという事もあって、予約が殺到するはずはなかった。

ところが当時最新機能や新しいUIを備えたモデルという事もあって受注開始と同時にソニーストアのサーバーは大混雑。

そして2日後の8月6日、「デジタル一眼カメラ「α7S III」の供給に関するお知らせ」を発表することとなった。

・10月9日発売予定のデジタル一眼カメラ α7SIII（ILCE-7SM3）、メーカーの予想を大幅に上回るご注文のため供給不足のお知らせ。

α7SIIIは、発売日以降も長らく入荷次第出荷が続き、2ヶ月経ってようやく供給が安定した。

・ソニーストア、デジタル一眼カメラ α7SIII（ILCE-7SM3）を発売日以来はじめて【翌日出荷】へと変更！ようやく購入後すぐに手に入るように改善。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●例外はあるけれど、人気カメラはもれなく最短5時間〜2日で供給に関するお知らせ発表。数カ月の納期待ち。

振り返ると、デジタル一眼カメラαシリーズは、ほぼお約束のように「供給に関するお知らせ」を発表しているように思える。

ただし例外もあって、最高120コマ/秒対応のグローバルシャッターに対応したα9 IIIは、その先進的な機能で当時話題となっていたものの、結果として供給に関するお知らせは出ることはなかった。

理由として考えてみると、価格が88万円（当時）という高額な事に加えて画素数は約2460万画素と抑えられ、プロ向けのカメラという印象が強かった。

さらにα1 IIが登場する前ということもあって、カメラユーザーはフラグシップモデルを待望していることもあったのかもしれない。

その1年後に発売されたα1 II は、想定を遥かに超える需要で半年待ちとなった事を思うと、いかに供給数を読むのが難しいのかという事がわかる。

それらを踏まえて、デジタル一眼カメラα7 V「ILCE-7M5」は、どうなのか？を予想してみる。

売れる要素
・幅広いユーザー層に売れるベーシックモデル
・部分積層型 Exmor RSセンサー、画像処理エンジンBIONZ XR2で大幅進化
・静止画性能、動画性能が大幅アップ

売れない要素
・市場推定価格42万円という価格

α7 Vは、4年ぶりに発売されるスタンダードなベーシックモデルの最新モデル。

現在でも多く売れているα7 IVの後継モデルということで、潜在的なユーザー数は非常に多い。

ちょっとした性能アップであれば買い替えしないユーザーも多いかもしれない。

けれど、α7 Vの進化はここ数年発売されたαシリーズのほとんどを凌駕している。

ソニー、デジタル一眼カメラα7V「ILCE-7M5」進化ポイントまとめ。α7IVから圧倒的な進化。

部分積層型 3,300万画素 35mm フルサイズ Exmor RSセンサー、画像処理エンジンBIONZ XR2（AIプロセッシングユニットを統合）により、静止画ではブラックアウトフリーで最高約30コマ/秒のAF/AE追従高速連写、プリ撮影、連写速度ブースト対応、動画では素加算のない全画素読み出し7Kオーバーサンプリング4K 60p記録対応、クロップでの4K120p・フルHD240pハイフレームレート動画撮影対応。

これ以外にも、省消費電力化（低発熱）、4軸マルチアングル液晶モニター採用など、あげればきりがない。

市場推定価格は420,000円前後(税込)と高額ではあるものの、そのハードルを超えてα7 Vを購入したいユーザーはかなり多いと思われる。

αシリーズの予約開始後に納期遅延は、過去に何度もあった事はわかっている事ではあるので、α7 Vの購入を予定している人は予約開始直後に購入することを強くオススメする。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●塗り替えろ。 Redefine basic α7V「ILCE-7M5」

デジタル一眼カメラ α7 V「ILCE-7M5」
2025年12月9日（火）10時予約開始
2025年12月19日（金）発売
市場推定価格：420,000円前後（税込）
ソニーストア販売価格：未定
●長期保証＜3年ベーシック＞付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF