ソニー、積層型CMOSイメージセンサーの生産能力をさら増強。世界遺産のスポンサーは降りたけど。
・積層型CMOSイメージセンサーの生産能力を更に増強
~イメージセンサーの総生産能力を約87,000枚/月へ拡大し、スマートフォンへの供給体制を強化~
ソニー株式会社は、ソニーセミコンダクタ株式会社での”積層型CMOSイメージセンサー”の生産能力増強を目的とした設備投資を2015年度に実施。
設備投資の総額は約450億円を見込み、長崎テクノロジーセンター(約240億円)と山形テクノロジーセンター(約210億円)で、主に積層型CMOSイメージセンサーへの製造設備の増強という事になる。
積層型CMOSイメージセンサーは、高画質化と高機能化、小型化といった、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器市場で需要増が見込まれるため、それに対応するべく今年の2月に発表した設備投資と今回の追加設備投資で、ソニーのイメージセンサーの総生産能力は、現在の約60,000枚/月から2016年9月末時点で約87,000枚/月に増強される。
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ちょうど4月に入って、19年にもわたって続けていたTBSの「世界遺産」のスポンサーを、ソニーは撤退してキャノンに変わっていて。
カメラだけでなく映像としてのソニーという位置付けを担っていた番組のスポンサーだと思っていただけに、かなりのショッキングな出来事だったけれど、こうしたカメラ設備への巨額投資が行われているという事は、体力がなければ取捨選択として仕方がないと納得せざるを得ないのかもしれないね。