「IFA2015」で、ハイレゾ&ノイキャンに対応した「NW-ZX100HN」、「NW-A25HN」、新ヘッドホン/イヤホンシリーズ「h.ear」、ハイレゾ対応コンパクトオーディオシステム「CAS-1」などを発表。
ドイツのベルリンで開催されているIFA2015のソニープレスカンファレンスでのお披露目とともに、新しいハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX100HN」、「NW-A25HN」、新ヘッドホン/イヤホンシリーズ「h.ear」、ハイレゾ対応コンパクトオーディオシステム「CAS-1」、ハイレゾ対応カーオーディオ「RSX-GS9」などを発表。
・IFA 2015出展について
ハイレゾリューション・オーディオ、モバイルなどの新商品を紹介
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●ハイレゾ対応ウォークマン、ヘッドホン
ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX1」の後継モデルとなるウォークマンZXシリーズの「NW-ZX100HN」。
大きな特徴は、ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンを同梱してノイズキャンセル機能を活かしながら、ハイレゾ再生が可能になっている点。
Android OSは非搭載で、「NW-ZX1」のネックでもあったバッテリーの短さを改善して、FLAC 192kHz/24bit のハイレゾ音源再生で最大約45時間の駆動時間を持つ。
本体サイズは、53.8 x 119.5 x 14.8 mm、重さは145g、3インチ(400×240)のディスプレイと本体サイズはコンパクトになりながら、デザイン上は、シルバーをベースとして背面の電源部が隆起してエラストマー素材でグリップと電波の流れを考慮した「NW-ZX1」を思わせる。
サイドの下部分にある開閉部がmicroSDカードスロットで、使い勝手もよくなっている。本体のストレージ容量は128GB。
最上位モデルの「NW-ZX2」と、コンパクトモデルの「NW-A25HN」ちょうどその間を埋めるポジションになる。
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・ウォークマンAシリーズの新モデルとして「NW-A25HN」も登場。
本体には、ハイレゾ対応ノイズキャンセリングインナーイヤーヘッドホンを同梱して、購入したらすぐに高音質な音楽体を楽しめる。カラーリングも本体カラーと同色。
新ヘッドホンの「h.ear(ヒア)」とも連携して、同じカラーリングのラインナップを揃えることで、コーディネートできるようになっている。
ヘッドホン新シリーズとなる「h.ear(ヒア)」は、ウォークマンとのカラーリングの連携と、形作るパーツをシンプルで一体感あるフォルムにまとめて、深みのある色合いに仕上げたデザインで、ハイレゾの高音質再生をファッショナブルに楽しめるというもの。
ヘッドホン「h.ear on」は、ヘッドバンドからハウジング部までを一体感のある滑らかなデザインとして、従来のものよりもよりシンプルで頭にフィットするデザインに、イヤホンタイプの「h.ear in NC」は、世界初となるハイレゾ対応のデジタルノイズキャンセリングインナーイヤーヘッドホンとなる。
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●ハイレゾ対応コンパクトオーディオシステムとカーオーディオ
ハイレゾ対応コンパクトオーディオシステム「CAS-1」は、DACアンプとスピーカーをセットにしたデスクトップオーディオで、従来モデルのUSB DAC アンプ「UDA-1」と、
スピーカーシステム「SS-HA3」の組み合わせよりもさらにひとまわりコンパクトになる。
DACアンプ部は非常にシンプルで、USBでPCやUSBメモリーなどを接続、もしくはヘッドホン端子にヘッドホンを接続して利用する。Bluetoothも備えていて、LDACにも対応する。
コンパクトなDACアンプには、スピーカー用、ヘッドホン用それぞれのアンプを搭載。
「Low Volum Mode」を利用することで、深夜などでボリュームを下げて聴かざるをえない環境でも高域のニュアンスや低域のパワー感を持ち上げて妥協無く音楽を楽しむ事ができる。
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ソニーのカーオーディオは久々に復活。ハイレゾに対応した車載用プレーヤー「RSX-GS9」をはじめ、4chアンプ「XM-GS4」、スーパーツイーター「XS–GS1」などをラインナップする。
「RSX-GS9」は1DINタイプのUSB DACと内蔵アンプを組み合わせたカーオーディオ。
シンプルでアルミの質感高いボディに、前面にUSB端子とmicroUSB端子をそれぞれ備えてUSB DACとして機能、DSD音源はリニアPCM(192KHz/24bit )にアップサンプリングして再生対応。Bluetoothも備えていて、LDACにも対応する。
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●超薄型、湾曲型の4K BRAVIA
他、BRAVIA関連では、最薄部約4.9mmの超薄型の4K液晶テレビ「X90Cシリーズ」や、湾曲型の4K液晶テレビ「S85C/S80Cシリーズ」がある。
興味深いのは、高輝度・高コントラストで色調豊かな映像を実現するというHDR(ハイダイナミックレンジ)の今後の対応で、4Kブラビアにはソニー独自の高コントラスト技術「X-tended Dynamic Range」によりHDRコンテンツの魅力を表現できるとしている。
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IFA2015の新しい目玉としては、国内既存発表を除くと、Xperia Z5シリーズ3機種と、ハイレゾ対応オーディオ群が主な様子。
当然のことながら、海外事情と国内事情では異なる部分が多いので、年末に向けて何が出てくるかも含めて楽しみにしてみよう。