VAIOという名のリビングサーバー「VAIO type X Living」
「VAIO type X Living:VGX-XL70S」の発売が復帰!
当初、2006年4月発売延期となってたんだけど、
今回のVAIO春モデルとあわせて2006年1月14日(土) 発売開始になった。
(受注は既に開始してる。)
「VAIO type X Living」 VGX-XL70S
ソニースタイル価格:179,800円(税込) ~
発売延期で半端じゃなくガッカリしてたんだけど、
発売決定ですっかりテンションが上がりまくり。
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10月に大阪のソニースタイルストアで試作機が展示されてたのを撮影したので
その画像もあわせてイロイロチェックしてみた。
「VAIO type X Living」は、
今までのPCという考え方が当てはまらない。
リビングにある大画面テレビと直接接続して使う新しいジャンルのVAIOと言えるかもしれない。
なので、競合相手は、VAIO typeRではなくスゴ録って事になる!?
コレを買う時の最大の注意点は、
一般のコンピューターディスプレイには接続できない事。
ナゼかって言うと、
そりゃ「VAIO type X Living」自体にデジタル(DVI-D)端子もアナログ端子(D-Sub15ピン)もない。
HDMI端子もしくは、D端子(D3・D4・D5端子装備テレビ)専用となる。
=ディスプレイは、最低でもハイビジョンテレビというのが前提。
HDMI入力のあるフルHD(1920x1080)の出せるハイビジョンテレビであれば、まさにフルHD(1920×1080)で表示する事ができる。
・・・って事はブラビアXシリーズを暗に買えって言われてる気もしないでもない。。
このハードルをクリアする事で、「VAIO type X Living」は格別の使い勝手を提供してくれる。
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【リビングのテレビで楽しむという概念】
リビングの大画面テレビってのは離れて見るのが普通。
だから、操作系にあたるキーボードはワイヤレスだし、ワイヤレスリモコンが付いてる。
インターネットをする時もリモコンだけで使える。
ボタン操作だけでブラウザを起動できて、
画面の大きさも「オートフィット」ボタン一発で自動調整もしてくれるし、拡大・縮小で好みの見やすさにも調整できる。
文字入力は予測変換が付いてる携帯メールを入力する要領で使える。
ソファーにゆったり座ってる時には片手リモコン操作が楽。
テーブルからしっかり操作したい場合はワイヤレスキーボードを使うのがイイ。
キーボード横にタッチパッドが付いてるので、キー入力とポインター操作がこのキーボードだけで出来てしまう。
すっごい広い?リビングでも使えるように、最長約10mまで離れても大丈夫使える。
(それだけ離れたら文字が見えないかもしれないけど・・・)
普通にインターネットだけを見るだけなら、
こんな使い方をわざわざしなくてもいいじゃんよと思うんだけど、
最近のインターネットの動画番組を見るならこの活用方法は充分にありえる。
イチバン有名なインタネットテレビ「GYAO」も、
それこそリビングのテレビで見れてしまう。
しかも「VAIO type X Living」には高画質化ソフトウェア「Motion Reality LE」のおかげで、
よくありがちなギザギザ感を大幅に低減してくれるからストレスなく見られる。
以前までならネット上に上質な動画もなくて、
そこまでする価値は疑問だったけど、
今からの時代、インターネットもテレビコンテンツのひとつとして扱える「VAIO type X Living」にはとーっても魅力を感じる。
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【ハイビジョンレコーダーとして】
「VAIO type X Living」はカスタマイズの好みに応じて、
・2番組を同時録画できるアナログダブルチューナー
・デジタルハイビジョンチューナー&アナログチューナー
を選択する事ができる。
「デジタルチューナー」を選択したのを前提として。
デジタル放送を見る場合は、
専用ソフト「StationTV Digital for VAIO」を使う。
もちろんEPGから簡単に予約ができるし、
スポーツ中継の延長で番組の放映時間が変わってしまっても、録画時間を自動的に変更してくれる。
また、見逃したシーンをもう一回見たい!って場合でも、
最大90分前までもどれる「タイムシフト」機能を搭載してる。
HDDの容量は、
・500GB(250GBx2)
(Cドライブ約50GB/Dドライブ約444GB)
地上デジタル録画:最長44時間
・1TB(500GBx2)
(Cドライブ約100GB/Dドライブ約894GB)
地上デジタル録画:最長89.5時間
のいずれかから選択できる。
出荷時にRAID 0(ストライピング)に設定されてるので、Windows上では1つのHDDとして表示される。
500GBにすれば、
スゴ録最上位機種のRDZ-D90(400GB)よりも多く録画できるし、
1TBにすれば、
レコーダー最大容量を持つ日立のレコーダーにも匹敵する。
さらに録画したデジタル番組を、「ルームリンクVGP-MR200」を利用して別のテレビにもハイビジョン画質のままで見るという芸当もできる。
(ハイビジョン画質は有線接続のみ。)
NVIDIAのグラフィックカード「GeForce 6200」を採用した事で、
最大4GB/s×2という超ハイスピードでデータ転送ができ、
さらにPCからハイビジョン画像を出力できる「PureVideo」技術を搭載したおかげで、
CPUに大きい負担をかける事なくハイビジョン映像もスムーズに再生ができる。
現時点でのハイビジョンレコーダーとしての実力を充分持たせてるって事だ。
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【持ち出す楽しみプレイスシフト】
デジタル放送のメリットは高画質なんだけど、
デメリットとしては扱いにいろんな規制がかかるって事がある。
だから2011年までは、アナログ放送を活用しなけりゃ逆にもったいない。
「デジタルハイビジョンチューナー」搭載を選択した場合でも
「アナログチューナー」も付いてるのでコレを使わないテはない。
それこそ、「Xビデオステーション」
を追加してやれば、
アナログテレビを最大8チャンネルを同時に24時間フルタイムで録画させておく事もできる。
自分の好きな時間に好きな番組を見れる「タイムマシン録画」は、まさに時間を自分のものにするタイムシフトした使い方ができる。
そしてさらに、
「VAIO type X Living」と、「Xビデオステーション」
で大量に貯め込んだ番組を、
メモリースティックDuoに出力してPSPで見たり、カーナビXYZで見たりという、場所も選ばないプレイスシフトした使い方もできる。
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【テレビ&ネットのある生活】
まさに、現存するハイビジョンレコーダーやアナログレコーダーそれぞれの不満点をカバーしてくれるのが、この「VAIO type X Living」と、「Xビデオステーション」じゃないかな?って思ったりする。
デジタル放送とアナログ放送が交錯して、それぞれのメリットとデメリットを抱えた状態を考えれば、それぞれの良さを生かせたほうがイイし、
既にインターネットの中にも上質な動画がたくさん流れ始めた今、こういった動画コンテンツをスムーズにテレビに流してやれるって事をいち早く可能にした「VAIO type X Living」には、とっても新鮮味を感じる。
自分的にはかなりソソラレるマシンだ。
欲を言えば、アメリカで発表された、
Blu-ray/DVD/CDのディスクメディアを再生できる200枚チェンジャーを「VAIO type X Living」のオプションとして日本でもぜひ発売して欲しいと思ったりする。。
あー、長すぎた・・・