VAIO typeX Livingは本当にリビングのポジションを取れるか?(その1)
異質のVAIOと言うべき「VAIO type X Living」
とうとう実物がやってきたので、いぢりたおしてみる事にした。
「VAIO type X Living」ってのは、
リビングにある大画面テレビと接続して使うVAIO。
そもそも、デジタル(DVI-D)端子もアナログ端子(D-Sub15ピン)もないので、
コンピューターディスプレイと接続する事ができない。。
最近のハイビジョン対応テレビに付いてる
HDMI端子もしくは、D端子と接続する。
だから、まさに争う相手はリビングに置いてある
「スゴ録」や「コクーン」、「PSX」のレコーダーのポジションって事になる。
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まずが外見から見てみよー。
【真上、真下から見た画像】
横幅は一般的なレコーダーと同じ43cmで設計。
奥行は、40cmで、ほぼ正方形のようなカタチをしてる。
上面のパネルはつや消しブラックの落ち着いた色調。
底面は、大きめのインシュレーターで支えられてる。
高さは12.9cmあるので、アンプ並の厚さ。
側面には、アルミ材でてきていて冷却効率を上げていて
前後にわたって内部に空気を送り込むためのスリットが入ってる。
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【正面の開閉ギミック】
DVD±R/W ドライブ(DVD+R 2層記録対応)は、スロットインタイプ。
ココの部材は上面パネルのつや消しブラックとは別に、
鏡のように反射する光沢のあるクリアブラックパネルが使われてる。
前面下部のシルバーのパネルは、
ひんやりとしたヘアラインの見えるアルミ。
マグネットで留まるようになっていて、
開ける時は少し力を加えて開けてやるとゆっくりと開く。
このあたりは、かなり高級感がただよってる。
パネルを開くと、いろんなインターフェースが見える。
正面より左に位置する場所にメモリー関連スロット。
・メモリースティック(Duo対応、PRO対応、高速データ転送対応)×1
・コンパクトフラッシュ(Type I/II)×1
・xD-ピクチャーカード×1
・スマートメディア×1
・SDメモリーカード
・マルチメディアカード(MMC)×1
デジカメで撮影したメモリーをすぐに差し込んで、
テレビの大画面で見る事ができる。
正面左に、まずB-CASカード挿入口。
さらに、
・Hi-Speed USB (USB2.0)×2
・i.LINK端子 S400 (4ピン)×1
・ビデオ入力(ビデオ×1、Sビデオ×1)
・オーディオ入力(ステレオ、ピンジャック×1<ビデオ入力用>)
・ヘッドホン出力(ステレオ、標準ジャック×1)
・マイク入力(ステレオ、ミニジャック×1)
DVビデオカメラはもちろん、
アナログ機(VHS、8ミリ)をすぐに取り込める。
一般的なレコーダーにはココまでの端子は装備されてないだろうから、
これは大きなメリットかもね。
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【背面】
左側には、ヒートシンクとCPU冷却ファンからの放熱穴、
右側には、電源と、それを冷却するファンからの放熱穴。
ほぼ中央に接続すべき端子を集約してる。
左段)
HDMI出力端子
(High-Definition Multimedia nterface Specification Version 1.1規格)
上1段目)
BS・110度CSデジタル(F型端子)と、
地上デジタル入力(F型端子)。
上2段目)
地上アナログ入力(F型端子)と、
アナログビデオ入力(ビデオ×1、Sビデオ×1)。
下段)
D端子
オーディオ入力x1、オーディオ入力x1。
光デジタル出力(角型x1、同軸x1)、光デジタル入力x1
・Hi-Speed USB (USB2.0)×2
・i.LINK端子 S400 (6ピン)×2
・ネットワーク 端子(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)×1
・モデム用モジュラージャックx1
・ワイヤレスLAN用アンテナジャックx1
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ココで出てきた不満は、
デジタル放送、アナログ放送用の端子に入力しかないというトコ。
通常はアンテナ入力とアンテナ出力が付いてるんだけど、
コレがないとワザワザ分配をしなきゃいけない手間ができる。
別に分配すりゃイイじゃんという話もあるけど、
リビングに置くマシンとして位置づけるんなら、
その辺もレコーダーらしくして欲しいってのが本音。
それと、せめてアナログビデオ入力は背面に2つ、
アナログビデオ出力を1つくらいは装備して欲しい。
スゴ録「RDZ-D90」には備わってるモノだから。。
(その2)に続く・・・