VAIO typeX Livingは本当にリビングのポジションを取れるか?(その2)
(その1)の続き。
「VAIO type X Living」の中身がどーしても気になったのでバラしてみた。
「VAIO type X Living」のバラし方は超簡単で、
背面にあるネジ2本をはずしてやるだけ。
そうすると上側の黒いケースがはずせて中身が確認できる。
中央にある金具があると邪魔なのでコレもはずしておいた。
レコーダーとして見れば大きいと思えるきょう体も、
こうやって内部の構成を見ると、
PCとしては非常にコンパクトにまとまってるともいえる。
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前面を上として考えて、その左半分をまずはチェック。
CPUは、Pentium D 820(2.8GHz)。
一番目に付くほどの大きさの黒いボックスの中に納まってる。
縦の格子状になったヒートシンクにファンが2個付いてるのがわかる。
前面と側面から空気を取り入れて、背面に熱を逃がす方式で、
使ってる限りでは、ファンがブンブンと勢いよく回る事はなくて、
結構静かなのには驚いた。
メモリは、CPUのブラックボックスのちょうど手前にある。
DDR2 SDRAM、DDR2 533 CL4メモリを
今回のモデルには512MBが2枚差さって1GBになっていた。
もう2枚追加で512MBをつければ最大2GBまで増やせる。
メモリの周りは比較的広いから、増設はかなり簡単にできる。
さらにメモリの前部分は、
リモコンの受光部ユニットがある程度で、
(その下側には、ビデオ入力端子のユニットなど。)
あまり大きな部材はない。
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今度は右半分をチェック。
重要なユニットとしては、
光学ドライブと、HDDユニット。
光学ドライブは、DVD±R/W ドライブ(DVD+R 2層記録対応)。
スロットインのタイプを採用していて、
ドライブ自体がとっても薄い。
おそらくきょう体内のスペースを考えても、
通常の内蔵ドライブだとデカスギて入らないだろーね。
HDDは250GBx2の500GB。
(RAID 0 (ストライピング)に設定されてる。)
HDDユニットは、HDDベイにHDDが2つ重なって配置。
で、どうやらよく見てみると、HDDベイには明らかに
もうイッコHDDをつけられるスペースがあるのがわかる。
3つ目のHDDは、何の問題もなく取り付けられそうだ。
拡張ボードは、HDMIを搭載したビデオボードが縦向きに装着。
残すデジタルチューナーボード、アナログチューナーボードは、
マザーボードから伸びたスロットに横向きに配置されてる。
その右側にワリと大きめの電源ユニットがある。
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購入後に拡張しようと思えば、
メモリ、HDDであれば比較的ラクに触れる。
中の冷却構造はさすがによく考えられてて、
静粛性が高いのも納得。
Pentium Dを使ってる時点で無茶は言えないけど、
レコーダーとしてみれば、サイズ的にはもうすこしスリムさが欲しいとは思う。
それと、HDDのメンテがそれこそVAIO typeR並に簡単にしてくれると、
デジタル録画をガンガンしても、
HDD丸ごと交換できる便利さがあってもおもしろそうだなと勝手な事も思ったり。。
(DVDに焼くとHD画質じゃなくなるし、焼く行為自体も面倒だし、まるまるHDDをライブラリ化するほうが手っ取り早いかな?と・・・)
「VAIO type X Living」のレビュー、
こんなにスローペースで大丈夫か?
続く。。