ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FT2000」を使ってみたレビュー(その1)。前モデルよりレスポンス向上、最長1ヶ月前から先行予約できる「新作ドラマ・アニメガイド」。
ひさしく代わり映えしないソニーのブルーレイディスクレコーダーがひさびさにモデルチェンジ。
4K Ultra HD ブルーレイの再生に対応したり、最長で1か月前から先行予約できる「新作ドラマ・アニメガイド」とか、4Kハンディカムから取り込んだ動画の連続再生やフルHDの変換機能もあったりと、停滞気味だったレコーダーがようやく前進した感じ。
結構期待値が大きくて、実機を使ってみる。
・BDZ-FT3000/BDZ-FT2000/BDZ-FT1000 | ブルーレイディスクレコーダー | ソニー
・BDZ-FW2000/BDZ-FW1000/BDZ-FW500 | ブルーレイディスクレコーダー | ソニー
---------------------
●新ブルーレイディスクレコーダーの外観を、前モデルと比較。
基本、ブルーレイディスクレコーダーの種類は、トリプルチューナーかダブルチューナーの違いと、内蔵HDD容量の差で、機能はどれも一緒。
トリプルチューナーに3TB/2TB/1TB、ダブルチューナーに2TB/1TB/500GB。
個人的には、トリプルチューナーの2TBが一番コストバランスが良いと思ってるので、今回使うモデルは「BDZ-FT2000」。
本体に付属するのは、リモコン、電源コード、アンテナケーブル、電池、B-CASカード、取扱説明書。
最初に思ったのは、レコーダー本体が前モデルよりも大きく重くなっていること。
モデルチェンジを繰り返すたびに、昔の巨大なボディは、横幅43cmという以外どんどんと小型化していって、最近ではもうBDプレーヤーかと思うくらいまでサイズダウンしていた。
2017年モデルの「BDZ-ZT2500」と2016年モデルの「BDZ-ZT2000」は、特に。
そのぶんチャチっぽくなっていくなと思っていただけに、今回は少し揺り戻した感じ。
「BDZ-FT2000」
外形寸法:430.0 x 58.7 x 227.2 大きさ (幅×高さ×奥行) (mm) (最大突起含む)
質量:約3.7kg
「BDZ-ZT2500」(2017年モデル)
外形寸法:430.7 x 43.9 x 208.6 大きさ (幅×高さ×奥行) (mm) (最大突起含む)
質量:約2.9kg
天面全体が光沢の樹脂で覆われていて、拭き傷が耐えなかった「BDZ-ZT2500/ZT2000」に対して、「BDZ-FT2000」は鉄板外装に前面によったところが光沢のある樹脂素材。
重量が約800gも増えているあたり、設置するとき持ち抱えてもズッシリと重く感じるし、ある意味据え置き機としてはしっかりしている印象。
おそらく一般的にブルーレイディスクレコーダーの買い替えはもっとサイクルが長い事を考えると、「BDZ-FT2000」でも小さくなって軽くなったと思うほどで、「BDZ-ZT2500/ZT2000」が華奢すぎたともいえる。
---------------------
●新ブルーレイディスクレコーダーのインターフェイスと進化点。
端子類は、アンテナ入出力端子(地上デジタル、BS・110度CS)、HDMI出力x2、コンポジット映像入力、USB端子x2(前面と背面)、LAN端子(10BASE-T/100BASE-TX、1000BASE-T)。
「BDZ-FT2000」では、HDMI端子が2つに。
一つは、映像/音声用、もうひとつは音声専用。
映像オンリーのHDMI出力と、音声オンリーのHDMI出力にわけて、ノイズのより少ないピュア音声をAVアンプにつなげる。
もしくは、HDCP2.2や4K HDR非対応なAVアンプでもスルーさせずに分離できるというメリットがある。
前面の端子は、USB2.0で、主にUSBケーブルを経由してデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラを接続する用。
接続できる外付けHDDとしては、”SeeQVault対応外付けHDD”のみで、できることは再生と削除、ムーブのみ。
そのかわり、SeeQVault対応/非対応ともに利用できる。
背面に接続した外付けHDDは、録画・再生・削除・タイトル検索・編集・ダビング(ダビング10とムーブ)、ワイヤレスおでかけ転送、ルームリンク、外からどこでも視聴、お引越しダビングに対応。
USB3.0対応なら、複数番組を同時録画もできる。
ここまで利用範囲がおおきいと、積極的に外付けHDDで増設したくなる。(最大容量は6TBまで。)
ちなみに、LAN端子も、ようやく1000BASE-Tまで対応になった。
---------------------
●新ブルーレイディスクレコーダーのUIを操作してみた雑感。
レコーダーのUI(ユーザーインターフェース)は、ながらくタテヨコスクロールのクロスメディアバーだったものから、2016年よりアイコン(と解説文字)から判断できるコト軸系に。
そもそも2世代前(2016年モデル)、このUIになったときに、レスポンスが激遅でストレスMAX。
後にアップデートで少しだけ改善したものの常用としてはちょっと我慢ならないレベルでまるで後退したかのようなイメージしかなかった。
2017年モデルも多少は改善されたようだけどモッサリ印象は拭えず。
今回の「BDZ-FT2000」はどうかなー?と思っていたら、まぁさすがに「nasne(ナスネ)」みたいな超高速インターフェイスには及ばないものの、ようやくリモコン入力に対してワンテンポ遅れるようなことはなくキビキビ動くように。
番組表は、新UIから新聞のラテ欄ぽくてみやすくいので、サイズも好みで変更できるのは良い。
「Video & TV SideView」アプリから予約できるとはいえ、テレビ画面にむかってリモコン操作でちゃんと探し当てて予約できるのは大切。
あと、数年前だとタイトル上限がたったの999コしかなくて、それ以上になると予約録画できなくて、HDDが大容量になっても意味ないじゃないか的なところがあったけど今は1万タイトルまでイケるようになったので、大容量の外付けHDDを増設しても大丈夫。
大量に録画した番組も、ジャンルからたどっていくとひたすらめんどくさかったけど、「絞り込み検索」を追加して探しやすくなったり、再生、削除、編集、ダビングまで一連の流れで操作できるのもまぁ悪くない。
ツッコミどころは多々あるとして。
---------------------
●見たい番組を録り逃さないための「新作ドラマ・アニメガイド」機能を使ってみる。
それから、新ブルーレイディスクレコーダーに備わった新作のドラマやアニメを、最長1か月前から先行予約できる新機能「新作ドラマ・アニメガイド」。
これは録画派にとっては超有効な機能。
いままで、新しい番組があるとわかるのはやっぱりインターネットからの情報。
がしかし、電子番組ガイド(EPG)で予約できるのは最長でも8日前。
これが日々の忙しさですっかり予約することを忘れて、見事に初回放送の録画をミスることになって涙目。
「TVer」で見逃し配信を見れば良いというものではなくて、そもそも録画しようとしてる時点でコレクション的にコンプできないと意味がない。
インターネット経由で供給される専用の番組データから、最長で1か月前からの予約が出来るというもの。
メインは、「ドラマ」と「アニメ」。
それぞれ予約ランキングとクチコミランキング順にソートすることもできる。
いまのところ(5月25日現在)、タイミング的に春の編成なので、「春の新作ドラマ/アニメ」となっていて、夏の新編成がちかづくと、更新されて「夏の新作ドラマ/アニメ」に変わるはず。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
1)電子番組ガイド(EPG)より先の番組でも「先行予約」
電子番組ガイド(EPG)にない場合は、「先行予約」というかたちで、新ブルーレイディスクレコーダーに予約情報が入る。
その後、電子番組ガイド(EPG)に同じタイトルがみつかると予約録画が入るという仕組み。
さすがにネット情報からもとに出てきてるので、地方だとそもそも番組が放送されない場合もあるので、そのときばかりは残念だけどあきらめるしかない。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
2)一挙に予約したい番組をまとめて予約録画
ちなみに、「新作ドラマ・アニメガイド」から一挙にまとめて予約録画もできる。
新作をかたっぱしから抑えたいというときには、とても有効。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
3)公式サムネイル、録画リスト、出演者/同ジャンルリスト、口コミが一覧できるコレクション性。
「新作ドラマ・アニメガイド」から気になる番組を選んでみると、番組詳細があって右ペインから「予約」、「詳細予約設定」、「語句登録」ができるといのは、今までのブルーレイディスクレコーダーと似た感じ。
けれど、これだけじゃない。
左ペインをスクロールすると、放送前からEPGの情報にはない番組概要を確認することができるようになってる。
タイトルと放送日、そしてちゃんと公式サムネイルがでている。
「番組詳細」の下に、「この番組の録画済みエピソード」として、同じシリーズの録画済み番組を一覧表示。
録画していればここからでも再生できるし、コレクションしてる感が一気に増す。
そしてその下に、「同じ出演者が出ている他番組」や「同じジャンルの話題の番組」を表示。
ここからタイトルに飛んですぐに予約録画ができる。
ネットでも見れるだろうけれど、テレビをみているレコーダー画面からチラっとチェックできるのが面白いし、番組が始まる前や始まった直後のみんなの口コミ評価をもとにして予約するかどうかを決めたりなどの情報収集源になる。
---------------------
●「おまかせ・まる録」も健在。3チューナー同時に長時間モード録画にも対応。
もちろん、従来どおり「おまかせ・まる録」も健在で、好きなアーティストやアニメタイトル、声優名やキーワード、ジャンルを登録しておくと、それに関する番組を自動録画してくれる。
「番組名」で予約録画しておけば、スポーツ中継延長で放送時刻が変わっても、特番で放送日が変わっても、その番組を追跡して録画。
連続ドラマを途中から予約録画した場合でも、重複することなく、再放送の1話から含めて最終話まで全話を揃えて録画してくれる。
新ブルーレイディスクレコーダーから3チューナー搭載のモデルでは、3番組を同時に長時間モードで録画することができるようになったのも地味に使い勝手がよくなっている。
(3番組目で強制的にDRモードになるとHDD消費量が多くなって迷惑だし、あとから変換するのも結構めんどくさい。)
---------------------
「おまかせ・まる録」があれば、好みのキーワードやジャンルさえ入れておいてだいたいの番組が抑えることができる。
けれど、「アニメ新番組」だと、チャンネルは指定できても、広い範囲でのアニメ新番組が対象になってしまって興味ない番組まで撮れてしまうし、せっかく1話を逃さず録画できたものの、それよりあとに自分が予約録画を入れるのを忘れて2話目以降がとれてないというミスも無きにしもあらず。
一方で、「新作ドラマ・アニメガイド」は、ネットやテレビなどで随分早くから入ってきて、おもしろそう!と思ったタイミングで予約ができる。
いまから「夏の新作ドラマ/アニメ」に更新されるのが楽しみになってくる。
この”録りたいと思ったときが予約録画どき”をおさえてくれるので、なかなか良い機能。
次回は、「UHD BD再生」へ続く。
--------------------------
●新ブルーレイディスクラインナップ
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FT3000」
ソニーストア販売価格:109,880円(税別)
HDD:3TB/3番組同時録画/Wi-Fi内蔵
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FT2000」
ソニーストア販売価格:89,880円(税別)
HDD:2TB/3番組同時録画/Wi-Fi内蔵
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FT1000」
ソニーストア販売価格:74,880円(税別)
HDD:1TB/3番組同時録画/Wi-Fi内蔵
●長期保証サービス(3年ベーシック)付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FW2000」
ソニーストア販売価格:79,880円(税別)
HDD:2TB/2番組同時録画/Wi-Fi内蔵
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FW1000」
ソニーストア販売価格:64,880円(税別)
HDD:1TB/2番組同時録画/Wi-Fi内蔵
ブルーレイディスクレコーダー「BDZ-FW500」
ソニーストア販売価格:59,880円(税別)
HDD:500GB/2番組同時録画/Wi-Fi内蔵
●長期保証サービス(3年ベーシック)付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
---------------------
●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。旧福岡市立中央児童会館
営業時間:12:00~20:00