グラボ搭載TP1WSの驚くべきパフォーマンス!
中身の基本性能がかなり向上して
リビングで使ってもイライラしないマシンになった
TV Side PC TP1 by VAIO。
その中でも
かなり最強な部類にカスタマイズされた仕様で
sonystyleから一時的に借りる事ができた。
<VGX-TP1WSのスペック>
OS:Windows Home Premium
CPU:インテル Core 2 Duo T8300 (2.40GHz)
ドライブ:ブルーレイディスクドライブ
(DVDスーパーマルチ機能搭載)
メモリー:4GB(DDR2 667/2GBx2)
HDD:約320GB(Serial ATA、7200回転/分)
チップセット:モバイル インテル PM965 Express チップセット
グラフィックボード:NVIDIA GeForce 8400M GT GPU
(専用ビデオメモリー256MB)
CPUは、
45nmプロセスを採用した新世代CPUの
「インテル Core 2 Duo T8300 (2.40GHz)」で
FSBは800MHz、2次キャッシュは3MB、
チップセットは、インテル PM965 Express。
メモリは最大容量の4GB(2GBx2)
(OSが使用可能な領域は最大約3GB)。
HDDは、VAIO typeRmasterと同様の
シリアルATAの3.5インチHDD(7200回転/分)なので
アプリやデータの読み出しは高速。
それから、
以前のTP1と根本的に違うのが、
グラフィックボード。
VAIO typeSよりも上位にあたる
「NVIDIA GeForce 8400M GT GPU」が搭載された事で
3Dゲームがようやくまともに出来る。
それに、TP1にまでも
ブルーレイディスクドライブを搭載。
残念なのは
イジェクト方法が従来と同じで、
トレイをエイっと軽く押すと
ガチャンと出てくるあたりのギミックがどうにもしょぼくて
せっかくのブルーレイディスクのありがたみがどうにも薄い。
テレビにつなぐのは非常にシンプル。
基本的に
HDMIケーブルと、電源ケーブルさえつないでしまえばいい。
ネットワークも、
専用の外部アンテナが付属してるので
わざわざ有線LANをひっぱりまわす事もない。
今回は、BRAVIA「KDL-50X5000」に接続。
BRAVIAで言うと、40~52型であれば
大画面に、フルHD(1920x1080)で表示する事ができる。
TP1のHDMIケーブルでの接続は
音声信号も出力されているので、
そのままテレビからPCの音声が再生できるのも楽。
ただ、実際に
フルHDの高解像度にした状態で、
いつものように離れたソファから画面を見ると
結構画面が遠くなって
細かい文字を読むのが非常にツラかったりする・・・
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じゃ早速、
グラフィックボードを搭載したTV Side PC TP1 by VAIOの
実力を、
ちょうど1年前に発売された初期TP1と比べて
どれくらい違うのかを比較してみる。
<VGX-TP1Sのスペック>
OS:Windows Home Premium
CPU:インテル Core 2 Duo プロセッサー T7200(2 GHz)
2次キャッシュ4MB、システムバス 667MHz
メモリー:1GB(DDR2 667/512MBx2)
HDD:約160GB(Serial ATA、7200回転/分)
チップセット:インテル 945GM Express チップセット
グラフィックボード:
インテル グラフィック・メディア・アクセラレーター 950
【パフォーマンスの評価】
Windows Vistaを快適に動作できるかどうかの
目安となる「パフォーマンスの評価」
<VGX-TP1WS>
プロセッサ:5.3
メモリ:5.1
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.3
プライマリハードディスク:5.8
<VGX-TP1S>
プロセッサ:4.9
メモリ:4.5
グラフィックス:3.3
ゲーム用グラフィックス:3.1
プライマリハードディスク:5.3
TP1WSは、
全ての評価が5以上。
プロセッサ評価は、
Core 2 Duo T8300 (2.40GHz)で5.3
それとやはり、
グラフィックボードが、
チップセット内蔵と外付けでは極端に評価が違うのがわかる。
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●CrystalMark 2004R2
CPUやメモリー、HDD、グラフィック
のパフォーマンスを計測できるベンチマークソフト。
[ALU]や[FPU]といったCPU演算や
[GDI]や[D2D]、[OGL]といったグラフィックス性能は
高い評価が出ていて、
特に3Dグラフィックスに関連する[OGL(OpenGL)]は、
飛びぬけて上昇してるのが明らか。
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●PCMark05 Build 1.2.0(Basic版)
CPU、メモリ、HDD、グラフィックスなどの性能を計測する
統合ベンチマークソフト。
PCMark05からマルチコア/スレッドに対応。
無償版のため、詳細スコアは不明。
<VGX-TP1WS>
System Test Suite:5753、5720、5798 平均:5757
<VGX-TP1S>
System Test Suite:3096、3569、3561 平均:3408
無償版のためトータル評価のみ。
それにしても倍近くの評価の違いがある。
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●Vana’diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3)
<VGX-TP1WS>
・低解像度モード
SCORE:7844、7786、7797、7799、7794 平均:7804
評価:“計り知れない”
・高解像度モード
SCORE:4673、4666、4651、4664、4670 平均:4667
評価:“とてとて”
<VGX-TP1S>
・低解像度モード
SCORE:3035、3019、3007、3016、3016 平均:3018
評価:“とてつよ”
・高解像度モード
SCORE:1929、1904、1919、1920、1926 平均:1919
評価:“ちょうど”
TP1Sでは、満足にゲームできるレベルではなかったけれど、
TP1WSでは、グラフィックボードの恩恵が非常に大きく
ファイナルファンタジーは、
高画質モードにしても快適に動作させる事ができる。
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最新版3Dグラフィックベンチマークソフト
DirectX 9.0c、Shader Model 2.0/3.0に対応。
3DMark06は3DMark05に比べて処理が圧倒的に重い。
●3DMark05 Build 1.2.0(Basic版)
<VGX-TP1WS>
3DMark Score :4830、4830、4832 平均:4830 3DMarks
<VGX-TP1S>
3DMark Score :582、590、599 平均:590 3DMarks
●3DMark06 Build 1.1.0(Basic版)
<VGX-TP1WS>
3DMark Score :2449、2447、2448 平均:2448 3DMarks
<VGX-TP1S>
3DMark Score :192、210、209 平均:203 3DMarks
もはやTP1Sでは、
計測できただけマシというレベルで
デモ画面も静止画状態。
TP1WSは、
予想以上の評価となって
VAIO typeSの2倍以上の値。
3DMark05のデモ画面は非常にスムーズで
普通に見て楽しめる。
3DMark06はさすがに重たくてカクカクする。
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ベンチマークの結果から見ても
TP1WSのパフォーマンスはかなり高くて、
いかに3Dグラフィック処理が、
グラフィックボードに依存してるかがわかる。
TP1Sでは、
微妙なスペックのせいで理想と現実のギャップに悩んでしまう事もあったけど、
グラフィックボードを搭載したTP1WSなら
テレビに接続して
PC用ゲームマシンとしても間違いなく使い物になる。