VAIO typeR masterのメインメモリーを8GBにする。
VAIO typeR masterの仕様には、
メインメモリーの物理最大搭載量は4GBと明記されてる。
けど、
自作PCの世界だと
メインメモリーをそれ以上載せたりしてるのを見て
チップセットは、
VAIO typeR masterも同じ世代の
「インテル P35 Express チップセット」なんだから
実は載せられるんじゃないか?
と思って、
そう思ったら実験してみたくなった。
うまく起動してくれたとしても、
「32bit版OS」のメモリーの認識の限界で、
OSで利用できる容量は3GB前後止まりなんだけど。。
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<2GBを4枚の合計8GB>
VAIO typeR masterには、メモリースロットが4箇所ある。
規定の話からすると、
ココにそれぞれ1GBのメモリーを4枚挿して4GBとなってる。
今回、用意したのは、
DDR2(800MHz)の2GBを4枚。
実際、こんなものを4枚も買って動かなかったら泣きそうなので
某パーツメーカーさんのご好意で借りて実験。
作業は激簡単なので
装着はあっという間に終わる。
(デカイから物理的にはめんどくさい。)
それから、
ドキドキの電源起動。
対応しきれなくてエラーの場合もあるだろうし
規格が合っていても相性問題で軽くエラーが発生するから
メモリーって単純そうに見えて、結構気を使う。。
電源を押すと
ピっと鳴って、VAIOロゴが現れる・・
その後にWindowsのローディング、Vistaロゴと進んでいって
Windowsの画面まで無事に出てきた。
ここまでたどり着くとかなり安心。
でも、以前立ち上がった後でも
ブルースクリーンになって落ちた経験もあるから
すぐには安心できないけどたぶん大丈夫そうだ。
早速、
Vistaのパフォーマンスからメモリーの容量をチェックすると、
そのまま8GBと表示されてある!
初期のVistaだとOSの認識領域しか数値を現さなかったけど
確かServicePack1になってから、
BIOS上で認識してる全部の容量を表示するようになったはず。
まぁ、8GBって見えはいても
OSが使えるのは3GB程度で残りの5GB弱は
無駄領域のままなんだけど。
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<仮想メモリー「Gavotte Ramdisk」を活用>
使えてない5GB弱のメモリーを活用するために
仮想メモリーソフト「Gavotte Ramdisk」を利用する。
やり方は、以前やったのでこっち↓を参考に。
・Windows Vistaにメモリー4GBを載せて体感速度をさらにアップ!
「Gavotte Ramdisk」では
自由に仮想メモリーに割り当てられるようになっていて
もちろんメインメモリーのOS領域はそのままに、
見えてない部分をまるまる仮想メモリーにする。
そうして出来上がったのが、[RamDisc(R:)]。
4.68GBという超巨大な
揮発性RAMディスクの完成!
まずはお約束で、
DDR2(800MHz)のRAMディスクのアクセススピードをチェック。
【仮想メモリDDR2(800MHz)】 【仮想メモリDDR2(667MHz)】
VAIO typeSで作った仮想メモリとも比較してみると
やはり周波数の分だけさらに高速。
こんなに爆速でも
VAIO typeRmasterの電源を落とすと
サラっとデータがいなくなるので
OSとかアプリケーションを入れるわけにはいかないのが悲しいところ。。
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<消えてなくなる仮想メモリーの使い道>
この電源を消えると
自動的に消滅してしまうという特性を理解して
消えてなくなくなっても痛くないデータを移してしまおう。
1.)WebブラウザのキャッシュをRAMディスクに割り当て
インターネットの一時ファイルの保存先を
Cドライブから、RamDiscに変更する。
ブラウザが
一度開いたページの画像やHTMLファイルを保存する行為で、
再度同じページを開く時にもこのデータを利用する。
HDDに読み書きする速度分だけそのままタイムラグになっていて
それが高速なメインメモリーになると
表示速度が明らかに高速になる。
一旦電源を消すと、キャッシュはいなくなるのは
たいした事でもないけど
お気に入りの横に表示されるアイコンが毎回なくなってるのが
気になるくらい。
2.)作業ファイルの置き場所をRAMディスクに割り当て
PCがソフトウェアを動作させる時にも
一時的に作業ファイルというものを作ったり、削除したりを繰り返す。
それがTEMPフォルダで
わざわざHDDまで行ったり来たりするよりは
メインメモリー上で作業できるほうがより速くもなるし、
どうせいらないデータだったりもするので
電源が消えてサヨナラできたほうがいい。
3.)“仮想メモリ”をRAMディスクに割り当て
物理メモリ(OSが認識した3GB)があると、
PCは、それに対してもしも物理メモリーが足りなくなった場合のために
HDDの一部を間借りして補おうとする。
それがここで言うところの“仮想メモリ”。
初期設定では、Cドライブになってるので
それをRamDiscに変更する。
メインメモリーが大きいから
たぶん、使われる機会もないんだろうけど
もしも使われるとしても一時的なファイルなので
HDDに書かれるよりはマシ。
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まぁ
RAMディスクを確保しながら、
Windowsはいつもとかわりなく動作してるので
うまくいったという事で。
他には、
個別のアプリケーションの設定に
仮想ディスクの指定が出来れるタイプのものであれば
それをHDDからRamDiscに変更してみるのも手。
RAMディスクの容量が少ないとエラーが置きやすくなって
割り当てできる事も少ないけど
5GB弱もあればかなり無茶できる。
細かくメンテナンスしていくと、
体感速度を上げる事にも貢献するけど、
実は、
HDDに無駄なデータを書いたり消したりして
断片化が進むのを阻止できるほうがメリットかも。
オマケで、
最後に現状の性能を
CrystalMark 2004R2で計測してみたら、
トータルスコアが少し上がってたから
RAMディスク8GBの効果はあったのかな?
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