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画面がゆったり大きく使えても、すっきりスリムな「VAIO typeJ」

VAIOのデスクトップというジャンルで新しく現れたVAIO typeJ

typeRは、
動画や静止画の編集に突出した性能に偏っていて、
どちらかというとハイエンド向け、
typeLシリーズは、
PCという用途に限らず、
テレビ視聴スタイルを前提としたコンセプトを持っていて
どっちも、ある意味ピンポイントを狙ったモデルの意味合いが強い。

だけど
ただ単純にPCを据え置き型でゆっくり使う程度でいいのに
と考えた時に、しっかりした方向性を持ちすぎたPCは
逆に腰が引けてしまうところもあって、
そういったライトユーザー向けにと投入されたのが
おそらくこのVAIO typeJ


そういや随分前にも
VAIO Jっていう当時エントリー向けのデスクトップがあったけど、
その頃はまだ、ブラウン管ディスプレイに本体、スピーカー
といった昔からあるスタンダードなパターンだった事を考えると
今のVAIO typeJは随分とスマートになったんだなと実感。

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で、
ひとまずVAIO typeJの実機を触れたから軽くいじってみる。

このモデルは、
20.1型というディスプレイを載せたスリムボディに
キーボードとマウスが付いてくるという
スリムなオールインワンPC。

とは言いながらもさすがにデスクトップなので
パッケージはそこそこ大きい。
入っているものはシンプルで、
付属品はマウス、キーボード、電源、取説といった程度で
特に組み上げるというほど気合を入れなくても
簡単にセッティングできる。

まずは個別のパーツ毎に見てみる。


液晶ディスプレイの大きさは、20.1型。
1680×1050という解像度の高さをもつ16:10のワイド画面で、
typeL20.1型ワイドと同様。

液晶ディスプレイ周りのベゼルが狭くて、
実寸でも48.7cmに収まっていて
サイドにスピーカーを配したtypeL20.1型ワイドの横幅65.7cmと比べると
幾分かコンパクトに見える。

ディスプレイは、ループと呼ばれるアームで覆われた
画面を浮遊させたデザインで、
どっかで見たことあるかと思ったら
まるっきりBRAVIAのM1シリーズのデザインと激似。


ディスプレイ上部に有効画素数約131万画素の
Webカメラ《MOTION EYE》とモノラルマイクが付いていて、
skypeだとか自分撮影に利用できる。

ディスプレイ下に
最大2.5W+2.5Wのスピーカーを配置、
このモデルでさえ高音質サウンドチップ「Sound Reality」や
「Dolby Home Theater」を搭載していて
ノイズを抑えた質の良いしっかりとしたサウンドを楽しめる。

ループ部の底面には
さりげなくFelicaポートを搭載。


横から見ると、正面から受ける印象とはまるで違ってとても薄くて、
後ろのアームまでの距離を計っても15.7cmという
省スペースさがひとつのウリでもある。

光学ドライブはディスクトレイ式で、
本体の右側面に内蔵。

VAIO typeJは、VAIOオーナメードで
かなり安価にブルーレイディスクドライブを搭載できてしまうので
ブルーレイディスクを楽しむマシンとしては非常にリーズナブル。


頻繁に使うであろう端子類は、ほぼ左側面に集中。

上から、メモリースティックスロット、SDカードスロット、
USBが2コ、ヘッドホン出力、マイク入力、ライン入力が並ぶ。

背面には、
LAN端子、USBが3コ、光デジタルアウト、i.Link端子があるけど、
この後ろにあるUSBは、マウスとキーボードにそれぞれ使うので
アキUSBは実質1コという事になる。


マウスは、USBでつなくワイヤードの光学式マウス。
本体のカラーとは無関係にシルバー。

底面にVGP-UMS30という型番が書いてあるので、
性能はそのまま同じと思われ
分解能は1000カウント、2ボタン1ホイール、
マウス自体は小ぶりで、女性だとか子供の手でもホールドしやすい。

USBケーブルの長さは80cmと妙に長くて
かなり余り気味。


それと、初めて目にするこのキーボード。
マウスと同じくもちろんワイヤードのUSB接続。

キーボード全体の実寸は、
幅42.7cm×高さ2.3cm×奥行12.8cmで、
重量は700g。

何しろ薄くて軽いのが特徴で
取りまわしがかなり楽。

キーボード自身は、最近のVAIOノートで採用されいる
キーが1つづつ独立したアイソレーションキーボードになっていて
爪がひっかかりにくくて打鍵しやすいと言われるもの。


実際に叩いてみると、若干のペチペチ感はあるものの
下支えがしっかりしてるので
キーボードがたわむ事もないし、そこそこ扱いやすい。

それと、
デスクトップ用なので当然テンキーも備えているし、
ショートカットキーも割り当てられていて
画面の拡大縮小だとか音量の調整が直接できたり、
Fnキーとの組み合わせでディスプレイの明るさ調整だとか
ディスクイジェクトも可能。

このサイズは一応計算されているようで、
このキーボードを本体のループ部のスキマに収納してしまって、
普段使わない時は、
デスク周りをスッキリと整理できるようにまで考慮してあるらしい。


ふと気になってたのが、
マウスもキーボードも有線接続で、
さらに本体の下のループ部にポッカリとスキマがあるから、
配線がニョロニョロと見えてしまうのはマイナスだなと思ってたら、
一応それも考えられているようで、
コネクタ部から距離の一番遠いマウスと、
電源コードには、背面に引っ掛けフックみたいなものが用意されていて
だらーんと配線が見えてしまったりする事はないようだった。


実際に設置してみたら
画面の大きさとは裏腹にスペースをとらなくていいのはgood。

薄型ですっかり別ユニットでの本体がいなくなりつつも
ディスプレイ裏の少ないスペースに
デスクトップ用のCPUだとか、
高速回転の7200回転/分のHDDを搭載してるから
基本性能がしっかりしてて、
Windows Vistaベースでもアプリケーションが軽快に動く。

今回のVAIO typeJスペックは、
CPU:Core 2 Duo E7200(2.53 GHz)
メモリー:2GB(1GB×2)
HDD:約320GB(7200回転/分)
グラフィック:
インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター X4500HD

という内容で、
特に無理してカスタマイズした内容でもないわりに
Windows Vistaの評価もなかなかのもので
グラフィック以外は5以上を軽くキープ、
特にGPUに負荷のかかりまくる重たい3Dゲームでもしない限りは、
いたってごく普通に扱える。


この1680×1050という画面解像度はとても快適で、
エクセルを開いた場合でもかなり広く見渡せるし、
webブラウザを2つのウィンドウにして並べても、
ほぼ横スクロールを気にしなくても閲覧できるのはとても楽だし、
それに加えて、
20.1型という画面自体が大きめというのも、
据え置きのデスクトップならではの利点にもなる。

最初からプリインストールされてるVAIO専用アプリの
「VAIO Movie Story」
「Click to Disc」「Picture Motion Browser」「VAIO Media plus 」
といったものも、ほぼ苦もなく動いてくれるし、
スタンダードなデスクトップとしての役割は十分に果たしてくれて
安価に買えるデスクトップVAIOだけれど、
やろうとする事に対してきちっとレスポンスしてくれるので
扱っててWindowsに対する妙な不安を抱く事なく気軽に扱える。

今はどっちかというと
気軽に扱えるPCというとノート型が主体になってきてはいるけど、
部屋の中で1箇所に固定して置く事を考えれば、
性能が安定していて画面の大きなVAIO typeJという選択肢もアリかもしれない。

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2件のコメント

  1. mori より:

    Jいいですね。カスタマイズなしで99800円で購入しましたが…..
    なんで今どき無線LAN搭載してないの!?
    一体型だから当然搭載してると思っていたので、あわててUSBタイプのアダプタを購入、背面USBポートが全部埋まってしまいました。
    ポート数アップと無線LAN内蔵を期待したいですね。

  2. kunkoku より:

    >moriさん
    あぁ、やはりそう思われましたよね(汗
    他のtypeLとかtypeRにはワイヤレスLANが内蔵されてたので、有線をわざわざ用意しなくても良かったんですけど、このtypeJをセットアップしてる時に、あれ?ワイヤレスはどこだ?と思わず探してしまいました・・・
    せっかくのデスクトップなので、もっとUSB端子に余力は欲しいですし、オマケでワイヤレスLANくらいは装備して欲しいですね。