高解像度で見やすいライブビューと異常に賢くなったデジタル一眼レフカメラ“α550”

2009.09.30

カメラ

高解像度で見やすいライブビューと異常に賢くなったデジタル一眼レフカメラ“α550”

ソニーから、ライブビューや新機能を搭載した
新しいデジタル一眼レフカメラ“α550”が発表。

・先進のデジタル技術が可能にした高機能・高画質
デジタル一眼レフカメラ“α550”発売

以前に米SONYで先行して発表されたモデルのひとつで
“α850”“α550”“α500”とあった3機種のうち
“α550”だけを国内で発売。

撮像素子はAPS-Cサイズで
有効画素数約1,420万画素。

“α900”や“α700”で搭載されていた
出力時点でノイズを抑える高画質CMOSセンサー“Exmor”を
さらに進化させて、セル単位で低ノイズ化させ、
さらに
新アルゴリズムと画像処理性能が向上した
画像処理エンジン「BIONZ」でも
低ノイズ化と高解像度と豊かな階調表現を可能にした。

その事で、
Dレンジオプティマイザーも進化していて
補正時間を短縮、連続撮影でもリアルタイムな補正ができるようになった。

ボディ内手ブレ補正は
α300シリーズに比べて0.5段分広がっていて
約2.5～4段分までをカバーする。

ISO感度も最大で12800までの超高感度撮影にまで対応となった。

連続撮影モードでは
ファインダー使用時なら、
Hi設定で最高約5コマ/秒、Lo設定時で最高約3コマ/秒、
ライブビュー使用時なら、
Hi設定で最高約4コマ/秒、“Lo”選択時で最高約3コマ/秒
と言う高速連射が可能。

新しく加わった“速度優先連続撮影”モードを利用すれば
ファインダー、ライブビューともに最高で7コマ/秒の撮影ができる。

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また、α300シリーズに続き
「クイックAFライブビュー」を搭載。

とは言っても全く別物で
下向き・上向きで90度のチルト稼動を持ちながら
液晶は、3.0型と大型で約92.1万ドットの高解像度を持つ
“エクストラファイン液晶”となっていて、
まずここに映し出される絵のリアル感がまるで違う。

「クイックAFライブビュー」には、
サイバーショットで採用されている顔認識機能が追加されていて、
最大8人までの顔を検出して、その顔にピントを合わせて
露出、ホワイトバランス、フラッシュ光の制御、Dレンジオプティマイザー
といった調整までを手助けしてくれたり、
「スマイルシャッター」機能で自動的に笑顔を撮影する機能も備わった。

さらにもう一つ、
ボタンを押して切り替える事で
「マニュアルフォーカスチェックライブビュー」に変更、
撮像素子からの映像を直接液晶モニターに映し出して、
視野率100％とした状態で撮影が可能になったり
拡大ボタンを押すと7倍や14倍といった拡大表示をさせて
厳密なピント確認をする事も可能になる。

そして注目すべきは「Auto HDR（ハイダイナミックレンジ）」機能。
Dレンジオプティマイザーは、暗い部分を明るくすることで
撮影画像を補正していたのに対して、
「Auto HDR」では、1回の撮影で露出を変えながら2枚の写真を撮影して
それぞれの明るい部分と暗い部分を合成して1枚の写真を作り上げる。

内部処理に2秒という処理時間が発生してしまうので
使いどころがポイントにはなるけれど
暗がりの場所や夜間撮影でも手持ち撮影を積極的に使えるようになる。

・オートHDR

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採用メモリーは、
メモリースティックPROデュオ/メモリースティックPRO-HGデュオ、
SDメモリーカード/SDHCメモリーカード。

ダイナミックレンジ・コントロールや主要な機能には
すぐに使えるようにダイレクトボタンを装備、
専用のメニューから、カメラの設定をすぐに変更が可能。

また、よく使う十字キーやファンクションボタンなども
全てグリップ周辺に集めたレイアウトにしたことで
直感的にかつわかりやすい操作がしやすくなっている。

ファインダービュー時の背面液晶は、
α300シリーズと同様に
「シャッタースピード」と「絞り」の関係を
イメージのつかみやすい絵とグラフが大きく表示するように工夫されていて
絞りの値をどっちに動かしたら
背景をボカした写真が撮れるようになるかとか
早い被写体に対してのシャッタースピードはどうすればいいか
といったものが感覚的につかみやすくなったいる。