FF14のベンチマークテストを片っ端からVAIOで計測してみる！

王道のオンラインゲーム“FINALFANTASY XIV ONLINE（以下FF14）”
にオフィシャルベンチマークソフトが登場！

本ゲームの正式リリースはまだまだ先のようだけど、
ひとまずベンチマークソフトでFF14の世界観を味わえる。

・FINALFANTASY XIV ONLINE　OFFICIAL BENCHMARK

オフィシャルベンチマークソフトは、
実際にゲームをする上でのマップやキャラクターを動作させて
自分のPCでどの程度動くのかという指標をスコアで見る事ができる。

対応OSは、Windows XP/Vista/7の日本語版で
DirectX9.0c以上がインストールされているのが条件。

ファイル名は「FFXIVBenchmark.zip」となっていて
ダウンロード時の圧縮ファイルのサイズは約172MBで
解凍すると約335MBを必要とする。

FF11以来のONLINEベンチで、
今回はキャラクターを5つの種族から選べるので
ベンチマークを測るにしてもちょっとした変化が楽しめる。

ベンチマークテストの解像度には、
LOW（1280×720）と、
フルHDとなるHIGH（1920×1080）の2種類でテストができる。

オマケに音声はフルボイス＆5.1chサラウンドに対応
言語は日本語・英語・ドイツ語・フランス語から選べる。

ベンチマークソフトを始めると
動画が再生されて、
左下にフレームレートのグラフが表示されて、
かつスコアが計測させていく。

最終的に終了した画面で
自分の手持ちのPCのスコアが表示されるので、
そのスコアからFF14がどれくらい快適に動作するのか？
の判断材料になる。

ちなみに、最初に言っておくとかなりのハードルの高さで、
ぶっちゃけデスクトップ用の強烈なハイエンドグラフィックボードでもない限り
高いスコアは出てこなかった。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

と、その難攻不落？のFF14ベンチマークを
VAIOで計測したらどの程度の数値が出てくるのかに
猛烈に興味があったので、片っ端から計測してみた。

【デスクトップVAIO（ボードPC）】

　
・VAIO Lシリーズ「VPCL11AFJ」
CPU：Core2Quad Q9550(2.83GHz)
GPU：NVIDIA GeForce GT240M

LOW（1280×720）　　：　1098
HIGH（1920×1080）　：　 579

・旧VAIO Jシリーズ「VGC-JS93FS」
CPU：Core2Duo　E8500 (3.16GHz)
GPU：NVIDIA GeForce 9300M GS

LOW（1280×720）　　：　235
HIGH（1920×1080）　：　 135

いきなり厳しさを見せつけられたボードPC。
Lシリーズはそこそこ動画も動いていたものの
本来のゲームを楽しむには十分なスコアではない事を
まず最初にここで思い知らされた。

旧Jシリーズにいたっては
GeForce 9300M GSの処理能力に足をひっぱられた形で
スコアはもちろん実際の動画も紙芝居のようなガクガク状態だった。

旧Jシリーズは解像度が1680×1050なので
アスペクト比があわないのもちと残念。

その点新Jシリーズは1920×1080のフルHD解像度になっていて
GPU性能も上がってるという進化がある。

－・－・－・－・－・－

【VAIOノート（A4サイズ以上大型ノート）】

・VAIO Fシリーズ「VPCF11AFJ」
［クリエイティブエディション］
CPU：Core i7 820QM (1.73GHz)
GPU：NVIDIA GeForce GT330M

LOW（1280×720）　　：　1141
HIGH（1920×1080）　：　 606

・VAIO Fシリーズ「VPCF11AFJ」
CPU：Core i7 620M (2.66GHz)
GPU：NVIDIA GeForce GT310M

LOW（1280×720）　　：　565
HIGH（1920×1080）　：　 285

VAIOノートで最高のスペックを誇る
Fシリーズクリエイディブエディションでも
Lシリーズを少し上回るくらいのスコア。

このあたりから
CPUのスコアに対する影響はほとんどない事がわかってくる。

もう一方のFシリーズでGPUがGeForce GT310Mになると
かなりのスコアダウンになる。

また、どちらも1920×1080のフルHD解像度。

・VAIO Eシリーズ［15.5型ワイド］「VPCEB1AFJ」
CPU：Core i7 620M (2.66GHz)
GPU：ATI Radeon HD 5650

LOW（1280×720）　　：　1447
HIGH（1920×1080）　：　744

実際、VAIOノートの中で一番高いスコアを出したのが
ATI Radeon HD 5650を搭載したEシリーズ［15.5型ワイド］。
フルHD解像度も全画面表示できる。

　
・VAIO Eシリーズ［14型ワイド］「VPCEA1AFJ」
CPU：Core i7 620M (2.66GHz)
GPU：ATI Radeon HD 5145

LOW（1280×720）　　：　752
HIGH（1920×1080）　：　 366

・VAIO Eシリーズ［14型ワイド］
CPU：Core i3　M330 (2.13GHz)
GPU：Intel GMA HD (プロセッサー内蔵)

LOW（1280×720）　　：　エラーにより計測不能
HIGH（1920×1080）　：　 エラーにより計測不能

かと思ったら、
Eシリーズ［14型ワイド］のATI Radeon HD 5145はふるわず
Geforce 330MとGeforce 310Mの中間くらいのスコアだった。

このモデルから解像度の関係で
HIGHモードが画面に入りきらなくなってくる。

また、外部CPUを持たないEシリーズでは
計測開始早々にエラーが発生して強制終了。
ベンチマークソフト自体が走らなかった。

－・－・－・－・－・－

【VAIOノート（モバイルノート）】

・VAIO Zシリーズ「VPCZ11AFJ」
CPU：Core i7 620M (2.66GHz)
GPU：NVIDIA GeForce GT330M

LOW（1280×720）　　：　954
HIGH（1920×1080）　：　 501

相当にキツイベンチマークテストなので
Zシリーズでは、外部GPUを利用する［SPEEDモード］のみで計測。

さすがというべきか、モバイルサイズのPCなのに
Fシリーズクリエイディブエディションに続くスコアを出している。

このZに限らずどのノートもこのベンチが走ると
キーボード横の冷却ファンは盛大に回って
熱風を吐き出しまくり。

それと、動作は別として
13.1型サイズにフルHDのまま
ジャストサイズが画面に収まるあたりは気持ちがいい。

・VAIO Sシリーズ「VPCS11AHJ」
CPU：Core i7 620M (2.66GHz)
GPU：NVIDIA GeForce GT310M

LOW（1280×720）　　：　565
HIGH（1920×1080）　：　 285

CPUとGPUの構成が同じFシリーズと
スコアもほぼ同じ。
ただし解像度がまるで足りないのでHIGHモードでは
画面がハミ出しまくる。

・旧VAIO Yシリーズ
CPU：Core2Duo SU9400 (1.40GHz)
GPU：Mobile Intel 4Serias Express Chipset Family

LOW（1280×720）　　：　エラーにより計測不能
HIGH（1920×1080）　：　 エラーにより計測不能

旧Yシリーズもチップセット内蔵GPUなので
ベンチマークソフト開始後すぐにエラーが発生して強制終了。

これで、Xシリーズ、Wシリーズ、Pシリーズも
同様に計測する事自体が不可能だとわかる。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

【デスクトップVAIO（セパレートPC）】

VAIO typeRmaster「VGC-RM95S」
CPU：Core2Quad Q9550(2.83GHz)
GPU：NVIDIA GeForce 9800GTX+

LOW（1280×720）　　：　3348
HIGH（1920×1080）　：　 1890

3Dゲームベンチマーク並みの厳しさを思い知らされつつ
一応、セパレートタイプデスクトップ
VAIO typeRmaster「VGC-RM95S」をベースに
CPUとGPUを換装したモデルでもテストしてみた。

ようやくこれで、
FF14の指標で見ても
LOWで【3000～4499】 やや快適
というところまで持ってこれた。

HIGHにすると、もうあっさりと
【1500～1999】 重いという判定。

FF14のベンチマークで高いスコアを出そうと思うと
タワー型のデスクトップマシンに搭載するような
非常パワーを必要とするGPUが必要だという事がよくわかって、
久しぶりに高い壁にぶつかった気分になってしまった。

まぁこれはこれで
ハイエンドマシンを組みたいという
闘争本能に火をつけられちゃう人達もいるとおもうけどｗ

実際に本ゲームをやるかどうかはおいといても
数値的にVAIOに搭載されたGPUの性能を測る上で
このベンチマークソフトとしては興味アリアリ。

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