小型軽量なフルサイズEマウントレンズ FE 24mm F2.8 G 「SEL24F28G」、FE 40mm F2.5 G 「SEL40F25G」、FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G 」をソニーストアで触ってきたレビュー。(その1)
35mmと50mmのG Masterレンズという大口径レンズのラインナップが続いたかと思ったら、まさかのコンパクトで機動性の高いレンズを一挙に3本も投入してきた。
実機を、ソニーストア 直営店で触ってきたレビュー。
・高画質と美しいぼけを小型軽量設計で実現 フルサイズ対応Gレンズ(TM)3本を発売 | プレスリリース | ソニー
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目次
●意外とあるようでなかった小型軽量のフルサイズ対応単焦点レンズ
今回登場した単焦点レンズは、何しろ小さくて軽いというインパクトが凄い。
しかも無印レンズではなくて、上位となるGレンズというから驚き。
3本とも同じ外形寸法で統一されて、重さにしても最大8gの差で収まるほどほぼ同じ。
フィルター径も49mmと共通。
焦点距離イメージ:24 / 36 mm(APS-Cサイズ時)
開放絞り : F2.8
大きさ: 最大径φ68 mm、全長45 mm 質量:約162g
焦点距離イメージ:40 / 60 mm(APS-Cサイズ時)
開放絞り : F2.5
大きさ: 最大径φ68 mm、全長45 mm 質量:約173g
焦点距離イメージ:50 / 75 mm(APS-Cサイズ時)
開放絞り : F2.5
大きさ: 最大径φ68 mm、全長45 mm 質量:約174g
α7Cのキットレンズとして出てきたあのミニマムさが最高な と同等サイズで、全て全長は45mmで統一。
ということは、カメラバッグに入れる場合でも、レンズを取り替えて窮屈になるといった弊害がない。
そう考えると使い勝手はかなりよさそう。
焦点距離イメージ:28-60 / 42-90 mm(APS-Cサイズ時)
開放絞り : F4-F5.6
大きさ: 最大径φ66.6 mm、全長45 mm 質量:約167g
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その4)α7Cのコンパクトさを邪魔しない、小さくて軽いフルサイズ ズームレンズ「SEL2860」
あまりにもG Masterレンズばかりを目にして慣れてしまったせいか、その反動で、 のどのレンズともにまぁ小さい。
現実、本当に小さくて軽い。
これなら小さな手でも十分ホールドできるし取り扱いがじつに楽。
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●ソニー純正フルサイズ 単焦点レンズを比較。
具体的にどの程度の大きさなのか、焦点距離の近いフルサイズのEマウントレンズと比較してみた。
まずは焦点距離24mmの、G Masterレンズの「SEL24F14GM」。
と取り回しがしやすいと言っていたその「SEL24F14GM」がものすごく大きく思える。
焦点距離イメージ:24mm フィルター径:φ49mm
開放絞り : F2.8
レンズ構成 : 10群14枚
絞り羽根 : 7枚
大きさ: 最大径φ68 mm、全長45 mm 質量:約162g
FE 24mm F1.4 GM 「SEL24F14GM」
焦点距離イメージ:24mm フィルター径:φ67mm
開放絞り : F1.4
レンズ構成 : 10群13枚
絞り羽根 : 11枚
大きさ: 最大径φ75.4 mm、全長92.4 mm 質量:約445g
そして、焦点距離50mm(1本のみ55mm)のレンズをズラーっと並べてみる。
左から順番に 「SEL50F18F」、「SEL50M28」、「SEL55F18Z」、「SEL50F14Z」、 。
、なんと純正レンズだけで6本をラインナップ。
もカウントすれば7本から選べるということになる。
大きさ :最大径φ68 mm、全長45 mm
質量 :約174g
フィルター径:φ49mm
FE 50mm F1.8「SEL50F18F」
大きさ :最大径φ68.6mm、全長59.5mm
質量 :約186g
フィルター径:φ49mm
FE 50mm F2.8 Macro「SEL50M28」
大きさ :最大径φ70.8mm、全長71mm
質量 :約236g
フィルター径:φ55mm
FE 55mm F1.8 ZA「SEL55F18Z」
大きさ :最大径φ64.4mm、全長70.5mm
質量 :約281g
フィルター径:φ49mm
FE 50mm F1.4 ZA「SEL50F14Z」
大きさ :最大径φ83.5 mm、全長108 mm
質量 :約778g
フィルター径:φ72mm
大きさ :最大径φ87 mm、全長108 mm
質量 :約778g
フィルター径:φ72mm
こうしてみると、「SEL50F18F」がGレンズでありながらいかにコンパクトかということがよくわかる。
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●ハード周りをチェック。
このレンズたち、外装とレンズフードはすべてアルミニウムを採用。
当然ながら強度や耐久性といった堅牢性も兼ね備えているのだけれど、手で触れたときの金属の質感がなんともたまらない。
よくみると、上部に刻まれる焦点距離の文字。
ただ塗装されているだけではなくて、きちんと彫り込まれたうえにそこにホワイトの塗料が流しこまれている。
このミニマムかつ高い質感による所有感の高さようなものは触ってみてはじめて気づいた。
そしてなんといってもただ小さいだけではくて、最新Gレンズならではの「絞りリング」と「フォーカスホールドボタン」を備えているのがポイント。
右手でグリップしながら、レンズにそえた左手で「絞りリング」を意のままに操れてとても有用。
絞りリングは金属パーツで出来ていて、かつカチカチとF値を変えたかを実感できて直感的に操作できる。
動画撮影時にクリック音が邪魔になるようであれば、物理スイッチでOFFにすることもできる。
その手間の「フォーカスリング」はマニュアルフォーカス時の繊細なリング操作もレスポンスよく反応するリニア・レスポンスMFを採用。
リング回転角度にリニアなフォーカス移動ができ、撮影者の意図をダイレクトに反映した精緻なピント合わせができる。
このフォーカスリングも金属パーツ。
レンズ自体が小さいがために「フォーカスリング」と「絞りリング」が近すぎて誤操作してしまうんじゃないか?と思ったけれど、刻みの深さと幅だ異なるため、触った瞬間にどちらを回しているかということが手元を見なくてもわかる。
AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)の切り替える「フォーカスモードスイッチ」に加えて、コンティニュアスAF時にピント位置を固定できる「フォーカスホールドボタン」。
「フォーカスホールドボタン」は、カメラ本体のメニューからカスタマイズして、好みの機能を割り当てて使うことができる。
(例:構図確認のためのグリッドライン表示や、天候や表現に合わせて色調を調整できるホワイトバランスなどを割り振ることが可能。)
レンズを構えた左手で操作できるボタンになるだけに、使い勝手がとても良い。
ボタンやリングまわりはしっかり密閉されていてアウトドアでも気軽に撮影が楽しめる防塵・防滴に配慮した設計。
とは言いながら、あくまでも”配慮”なので無茶は禁物。
一見変わった形状に見えるけれど、役割としては遮光性を高くして、収納時でもコンパクトさを維持できるタイプ。
フードの前方の直径も49mmとなっていて、レンズ前面でもフード前面どちらにも同じフィルターを装着できる。
参考までに、
に装着を試してみるとアッサリと取り付けできた。このあたりも特に共通の様子。
どうしても気に入らないとかがあれば、市販のサードパーティ製のフードを探してみてもいいかもしれない。
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●ジンバル「DJI RSC2」とシネマカメラ「FX3」に装着する動画レンズの最適解。
そして、もうほぼコレのために存在すると言っても良い、「Ci
レンズをあわせてのトータル重量が大きくなると、長時間ボディとレンズを支えるのは苦しいのでなるべくコンパクトかつ軽量さというのは必須事項。
取り回しがものすごく楽で、アクティブな撮影にも十分耐えられる。
それから最も気になっていたジンバル DJI RSC 2に、「FX3」+今回のGレンズを装着してみた感じ。
まず、ジンバルを使いだす一番最初の前準備として、カメラをのせてバランスを調整するという手間がなんと楽なことか。
カメラ+レンズの重量が増すと、そのぶんバランス調整に時間がかかってしまうのだけど、全長が短いとこと中心に重心があることもあってなんとも調整がしやすい。
しかも、 の3本とも、外形寸法が最大径68mm×長さ45mmという同じサイズで、質量も近い。
ということは、ジンバルに装着した状態でレンズ交換をしても、大きく重心は変わらないし、毎回バランスを取り直ししなくていい。
総重量を出来る限り抑えられて、かつフォーカシングも静かで全長変化がないインターナルフォーカシング機構ということもあわせて、ジンバル撮影の最適解ではないかと思える。
・ソニーストアでシネマカメラ「FX3」を触ってきたレビュー。動画機として特化した操作系、冷却ファンやタリーランプを装備。コンパクトかつ拡張性あるボディの吸引力が凄い。
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●コンパクトさことが写欲が上がるはじめの一歩。
α7Cは、そのコンパクトさがウリなだけに、できるだけ小さいレンズを付けて使いたい衝動に駆られる。
コンパクトで軽くおさまるということがイコール写欲につながる。
SIGMAやタムロンには、Eマウントレンズとしてコンパクトなレンズが多かったけれど、なぜか純正ではそのラインナップがぽっかり開いていた。
そこに、
が投入されたという感じ。これほどまでにイージーに撮れるレンズは他にないというくらいに、持ち運びの苦痛を吹き飛ばしてくれる。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その5)いろいろなEマウントレンズをα7Cに装着してみた。ボディ+レンズの総重量もチェックしておこう。
当然ながら、上位のフルサイズモデルにつけても余裕のコンパクトさ。
単独で使うもより、他にヘビー級のレンズを持って出かけるとして、その中に追加で持っていってもいいかな感が凄い。
ほぼ追加しているという感覚が抜け落ちるくらいに、オトモレンズとして連れて行ける。
次回、作例は少ないけれど、
と撮り比べた画像を比較してみる。
0:40:39 あたりから、 をソニーストアで触ってきたレビューを行っています。
・新商品 発売前体験・展示について | ソニーストアについて | ソニー
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● FE 24mm F2.8 G SEL24F28G
広い画角で被写体を捉えて、遠近感を強調した風景・建築物の撮影や、背景を広く入れたポートレートや日常のスナップなど幅広い被写体の静止画および動画撮影に適した焦点距離24mmの単焦点レンズ。
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● FE 40mm F2.5 G SEL40F25G
日常のスナップ、自然な遠近感のポートレート、風景、テーブルフォトなど、被写体を際立たせながら背景も描写するような静止画および動画撮影に適した焦点距離40mmの単焦点レンズ。
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●FE 50mm F2.5 G SEL50F25G
日常生活でのポートレートやスナップ撮影、動画など標準画角ならではの幅広い被写体やシーンに適した焦点距離50mmの単焦点レンズ。
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●FE 24mm F2.8 G SEL24F28G 作例
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/10秒 絞り値:F2.8
露出補正:-0.7EV ISO:100 ホワイトバランス:Auto
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/250秒 絞り値:F2.8
露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:Manual
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/1.6秒 絞り値:F2.8
露出補正:+1.3EV ISO:100 ホワイトバランス:Auto
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/100秒 絞り値:F2.8
露出補正:±0.0EV ISO:200 ホワイトバランス:Auto
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/400秒 絞り値:F2.8
ISO:200
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/1600秒 絞り値:F2.8
ISO:100
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:24mm シャッター速度:1/30秒 絞り値:F2.8
ISO:100
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●FE 40mm F2.5 G SEL40F25G 作例
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/80秒 絞り値:F2.5
露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:Daylight
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/320秒 絞り値:F4
露出補正:±0.0EV ISO:100 ホワイトバランス:Manual
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/320秒 絞り値:F2.5
露出補正:±0.0EV ISO:400 ホワイトバランス:Manual
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/200秒 絞り値:F2.5
ISO:400
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/250秒 絞り値:F2.5
ISO:400
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/320秒 絞り値:F2.5
ISO:400
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/400秒 絞り値:F2.5
ISO:400
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:40mm シャッター速度:1/125秒 絞り値:F2.5
ISO:400
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●FE 50mm F2.5 G SEL50F25G 作例
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/250秒 絞り値:F2.5
露出補正:±0.0EV ISO:400 ホワイトバランス:Manual
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/160秒 絞り値:F2.5
露出補正:+0.7EV ISO:100 ホワイトバランス:Auto
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/15秒 絞り値:F8
露出補正:-1.3EV ISO:100 ホワイトバランス:Daylight
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/250秒 絞り値:F2.5
ISO:400
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/400秒 絞り値:F2.5
ISO:100
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/125秒 絞り値:F2.5
ISO:200
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/25秒 絞り値:F2.5
ISO:100
撮影サンプル
レンズ :
焦点距離:50mm シャッター速度:1/60秒 絞り値:F2.5
ISO:200
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00