小型軽量なフルサイズEマウントレンズ FE 24mm F2.8 G 「SEL24F28G」、FE 40mm F2.5 G 「SEL40F25G」、FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G 」をソニーストアで触ってきたレビュー。（その２）
それぞれ焦点距離が異なるため、直接的な比較にはならないものの、好みのレンズが見つかる参考になれば。
・高画質と美しいぼけを小型軽量設計で実現 フルサイズ対応Gレンズ（TM）3本を発売 | プレスリリース | ソニー
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目次
●絞り開放で遠景撮影テスト。
F値：2.8
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
絞り値：開放F2.8
ソニーストア福岡天神の出入り口から少し出たところから、道路を挟んだ目の前にある建物を撮影。
開放絞りF2.8で撮影。
α7Cの撮影元データは約2420万画素（6000ｘ4000）ではあるけれど、便宜上縮小（2000ｘ1333）したもの。
※クリックすると別ウインドウで開きます。
焦点距離24mmは、広い画角で被写体を捉えて、遠近感を強調した風景・建築物の撮影や、背景を広く入れたポートレートや日常のスナップなど幅広い被写体に向いている。
こちらの画像を見る限り、エリア全体からよく解像している。
そして、画像の周辺部分右上部分をほぼ等倍でトリミング（1200ｘ800）したものがこちら。
広角レンズ特有の糸巻き型の歪曲収差があるものの、開放での周辺部は若干甘くなっているけれど、それでもまずまずの解像度。
F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
絞り値：開放F2.5
ソニー初の焦点距離40ｍｍの単焦点レンズ。
開放絞りF2.5で撮影。
35mmとほぼ近しい焦点距離で、日常のスナップから自然な遠近感のポートレート、風景、テーブルフォトなど、被写体を際立たせながら背景も描写するような撮影向き。
画像の周辺部分右上部分をほぼ等倍でトリミング（1200ｘ800）したものがこちら。
ナナメになっているのはそもそもの画像が傾いているからで、歪曲収差は感じられない。
開放での周辺部も解像感を保っている。
FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G」 F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
絞り値：F2.5
定番レンズとなる焦点距離50mm。
日常生活でのポートレートやスナップ撮影、動画など標準画角ならではの幅広い被写体やシーンに適している。
開放絞りF2.5で撮影。
画像の周辺部分右上部分をほぼ等倍でトリミング（1200ｘ800）したものがこちら。
これまた若干傾いているのは元画像が傾いているから。
歪曲収差もなく、開放での周辺部も解像感もとても良好に見える。
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●絞り開放で撮影したボケ味を確認。
の3つのレンズの絞り羽根は、7枚羽根の円形絞り。
さすがにG Masterレンズにある11枚羽根の円形絞りとはいかないため、絞ると多角形気味になる。
それを踏まえた上で、絞り開放で撮影した場合のボケ味と、焦点距離の違いによる手前の被写体と背景の見え方など。
F値：2.8
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
絞り値：開放F2.8
手前のチューリップにフォーカスをあわせたさいに見える背景に注目。
焦点距離24mmでは被写体によってもより背景をしっかりと映し出せるというのが特徴的。
周辺部では、レモン型の点光源、いわゆる口径食を確認。
広角レンズであり、絞り開放F2.8ということもあって、大きなボケ味は出せないため、そういった撮影がしたい場合はG Masterレンズの「SEL24F14GM」が得意とするところになる。
F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
絞り値：開放F2.5
焦点距離40mmとなると、開放F2.5という少し明るくなったことも手伝って、映る背景は狭まりよりとけるようなボケ味が演出できる。
天井にあるスポットライトは随分と柔らかい点光源になる。
周辺部では、レモン型の点光源いわゆる口径食や、光源の周囲に色がつくパープルフリンジは確認されるものの、写真として破綻するほどのクセの強いものではない。
FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G」 F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
絞り値：F2.5
焦点距離50mmと開放F2.5となると、40mmよりもさらに映る背景は狭まりボケ味もさらに柔らかくなる。
天井にあるスポットライトはさらに柔らかい点光源の玉ボケとなり、雰囲気のある撮影が楽しめる。
周辺部を見ると、レモン型の点光源いわゆる口径食を確認。
光源の周囲に色がつくパープルフリンジは多少なりとも発生しているものの、写真として破綻するほどのクセの強いものではない。
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●近接撮影テスト。
の3つのレンズの近接撮影と最大撮影倍率を比較。
AF（オートフォーカス）とMF（マニュアルフォーカス）で異なるためそれぞれ撮りわけてみる。
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
絞り値：開放F2.8
最短撮影距離：0.24m（AF時）
最大撮影倍率：0.13倍（AF時）
ワーキングディスタンス：約19.5cm
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
絞り値：開放F2.8
最短撮影距離：0.18m（MF時）
最大撮影倍率：0.19倍（MF時）
ワーキングディスタンス：約13.5cm
は、AF/MFともに最短撮影距離としては、3本中一番短く、被写体に近づけるものの、そもそも広角レンズということもあり撮影倍率は一番低く大き写すのはあまり得意ではない。
ただし、MFでは一段とよれることと、他2本のレンズと撮影倍率がかなり近づくので、で近接撮影するならMF一択。
F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
絞り値：開放F2.5
最短撮影距離：0.28m（AF時）
最大撮影倍率：0.20倍（AF時）
ワーキングディスタンス：約23.5cm
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
絞り値：開放F2.5
最短撮影距離：0.25m（MF時）
最大撮影倍率：0.23倍（MF時）
ワーキングディスタンス：約20.5cm
は、までよれるわけではないけれど、3本の中で撮影倍率は一番きく、最も被写体を大きく写すことができる。
MFでは一段と大きく撮れるけれど、AFでもさっとよって撮れると考えるとよれることと、時間のない飯テロ撮影でも非常にやりやすい。
FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G」 F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
絞り値：F2.5
最短撮影距離：0.35m（AF時）
最大撮影倍率：0.18倍（AF時）
ワーキングディスタンス：約30.5cm
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
絞り値：F2.5
最短撮影距離：0.31m（MF時）
最大撮影倍率：0.21倍（MF時）
ワーキングディスタンス：約26.5cm
は、AF/MFともに最短撮影距離としては、3本中一番長い。
あまり近づけないけれど焦点距離50mmということもあって、についで最大撮影倍率は大きい。
そして、最短撮影距離で撮影しても周辺部まで画質を維持できるのもこのレンズ。
ただし、ワーキングディスタンスはAFで35cmにもなるので、椅子に座ったままで飯テロ撮影するにはかなり厳しく、逆に近づけない被写体を撮影する場合には楽になる。
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●逆光での撮影テスト。
F値：2.8
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
レンズ構成 ： 7群8枚
絞り値 ： 開放F4
のレンズ構成は7群8枚。3枚の非球面レンズと、1枚のEDガラス。
建物からのぞく太陽光に向かって撮影するという悪条件で撮影したため、さすがにフレアやゴーストは発生。
広角のため基本逆光時は太陽光を捉えてしまうものの、どこを向けてもゴーストがつきまとうといったことはなく、意外と撮影しやすい印象だった。
F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
レンズ構成 ： 9群9枚
絞り値：開放F4
のレンズ構成は9群9枚。4枚の非球面レンズを採用、EDガラスは使われていない。
建物からのぞく太陽光に向かって撮影するという悪条件で撮影したため、さすがにフレアやゴーストは発生。
このレンズも、どこを向けてもゴーストがつきまとうといったことはなかった。
EDガラスが採用されていないことで、色収差が一番発生するのかも？と思ったけれど、3つのレンズの中では大きい差はないように思える。
FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G」 F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
レンズ構成 ： 9群9枚
絞り値：F4
のレンズ構成は9群9枚。2枚の非球面レンズ、1枚のEDガラスを採用。
建物からのぞく太陽光に向かって撮影するという悪条件で撮影したため、さすがにフレアやゴーストは発生。
このレンズも先の2本と大きく変わらないまでも、少しゴーストの発生率が多いような気がした。
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●24mm、40mm、50mm、どれを手にするか？
F値：2.8
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：24mm
絞り値 ： 開放F2.8
※撮影日時（天候）は40mm、50mmとは異なります。
F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：40mm
絞り値：開放F2.5
FE 50mm F2.5 G 「SEL50F25G」 F値：2.5
カメラ ： α7C
レンズ ： 焦点距離：50mm
絞り値：F2.5
は、24mmの画角を生かした風景や建造物の撮影、自撮も得意で、かつ動画撮影にもとても使いやすくい。
は、開放絞りF2.5と50mmという焦点距離もあって背景のボケ味もよくて、ポートレートやスナップにも向いている。
は、40mmというソニーでは初の焦点距離で、ほぼ35mmと同じくオールマイティにつかえて、かつ画角を変えて動画撮りしたいというときにも重宝しそう。
好みはそれぞれわかれるところだけれど、こんなにコンパクトで、Gレンズにもかかわらず予想外にリーズナブル。
レンズもフードもアルミの金属ボディで、パッとみてどれも同じサイズでありながら焦点距離が刻まれて判別できるなんて、お出かけ用に3本とも揃えたくなってしまう。
0:40:39 あたりから、をソニーストアで触ってきたレビューを行っています。
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● FE 24mm F2.8 G SEL24F28G
広い画角で被写体を捉えて、遠近感を強調した風景・建築物の撮影や、背景を広く入れたポートレートや日常のスナップなど幅広い被写体の静止画および動画撮影に適した焦点距離24mmの単焦点レンズ。
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● FE 40mm F2.5 G SEL40F25G
日常のスナップ、自然な遠近感のポートレート、風景、テーブルフォトなど、被写体を際立たせながら背景も描写するような静止画および動画撮影に適した焦点距離40ｍｍの単焦点レンズ。
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●FE 50mm F2.5 G SEL50F25G
日常生活でのポートレートやスナップ撮影、動画など標準画角ならではの幅広い被写体やシーンに適した焦点距離50mmの単焦点レンズ。
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●FE 24mm F2.8 G SEL24F28G 作例
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/10秒 絞り値：F2.8
露出補正：-0.7EV ISO：100 ホワイトバランス：Auto
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/250秒 絞り値：F2.8
露出補正：±0.0EV ISO：100 ホワイトバランス：Manual
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/1.6秒 絞り値：F2.8
露出補正：+1.3EV ISO：100 ホワイトバランス：Auto
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/100秒 絞り値：F2.8
露出補正：±0.0EV ISO：200 ホワイトバランス：Auto
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/400秒 絞り値：F2.8
ISO：200
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/1600秒 絞り値：F2.8
ISO：100
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：24mm シャッター速度：1/30秒 絞り値：F2.8
ISO：100
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●FE 40mm F2.5 G SEL40F25G 作例
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/80秒 絞り値：F2.5
露出補正：±0.0EV ISO：100 ホワイトバランス：Daylight
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/320秒 絞り値：F4
露出補正：±0.0EV ISO：100 ホワイトバランス：Manual
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/320秒 絞り値：F2.5
露出補正：±0.0EV ISO：400 ホワイトバランス：Manual
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/200秒 絞り値：F2.5
ISO：400
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/250秒 絞り値：F2.5
ISO：400
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/320秒 絞り値：F2.5
ISO：400
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/400秒 絞り値：F2.5
ISO：400
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：40mm シャッター速度：1/125秒 絞り値：F2.5
ISO：400
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●FE 50mm F2.5 G SEL50F25G 作例
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/250秒 絞り値：F2.5
露出補正：±0.0EV ISO：400 ホワイトバランス：Manual
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/160秒 絞り値：F2.5
露出補正：+0.7EV ISO：100 ホワイトバランス：Auto
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/15秒 絞り値：F8
露出補正：-1.3EV ISO：100 ホワイトバランス：Daylight
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/250秒 絞り値：F2.5
ISO：400
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/400秒 絞り値：F2.5
ISO：100
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/125秒 絞り値：F2.5
ISO：200
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/25秒 絞り値：F2.5
ISO：100
撮影サンプル
レンズ ：
焦点距離：50mm シャッター速度：1/60秒 絞り値：F2.5
ISO：200
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●ソニーストア 直営店舗（銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神）
※ソニーストア直営店（銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神）にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE（銀座プレイス）4階～6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間：11:00～19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間：11:00～19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間：11:00～19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅／梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間：11:00～20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡（天神）駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間：11:00～20:00
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海外で小型軽量なフルサイズEマウントレンズ FE 24mm F2.8 G SEL24F28G、FE 40mm F2.5 G SEL40F25G、FE 50mm F2.5 G SEL50F25G を発表。欧州で2021年4月、北米で2021年5月発売予定。（追記：国内発売決定）
FE 24mm F2.8 G SEL24F28G、FE 40mm F2.5 G SEL40F25G、FE 50mm F2.5 G SEL50F25G を3月30（火）10時より先行予約販売開始。ソニーストアでお得に購入する方法。
Eマウントレンズ用のレンズフードに SEL50F12GM、SEL24F28G、SEL40F25G、SEL50F25G 用として3種追加。全47種をソニーストアで取り扱い。