ソニーが基本的に好き!

Ustream配信機器「Live Shell」と、ソニー製カメラをつないで配信テストをしてみた。

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・USTREAM配信が物凄く楽しくなりそうなCerevo製「Live Shell」!
にも書いたけど、
USTREAM配信に超便利な配信機器として
CerevoというメーカーからLiveShellが発表されて
ものすごく楽しみにしてたのだけど、2011年内発売予定が早まって
11月16日に発売開始されて、そのブツが手元にやって来た。

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ブリスターパッケージを開けると、
同梱されているものは、LiveShell本体と
ACアダプタ、アクセリシュー取り付け金具、AVケーブル、
Wi-Fiアダプタ、HDMIケーブル(HDMI to HDMI-mini)、設定用ケーブル、
そして取扱説明書。

配信に必要とされるものは一式揃っていて
特に別売で買わなきゃいけない物はない。

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本体を見回すと、
左側面に、有線LAN端子と拡張コネクタ、
右側面に、USB端子(既にWi-Fiアダプタが装着済)、AV端子、マイク端子、
後ろ側に、HDMI入力端子と電源用のUSB mini-B端子が備わっている。

底面には三脚穴もあって
オマケでアクセサリーシューの取付金具もあるので結構便利。

拡張コネクタは一体何に使うんだろ?と思っていたけど
近い将来、ローランドのAVミキサー「VR-5」なんかと連携できるようになるらしい。

・CerevoのUst配信機「LiveShell」とローランドのAVミキサー「VR-5」を連携:Internet Watch

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セットアップの話はLiveShell オンラインマニュアルを見たほうが早いけど、
初期設定で、「有線LAN」と「無線LAN」それぞれを使う場合に
それぞれやり方が違うのに少々面食らってしまった。

個人的には、状況に応じて
有線LANと無線LANのどちらも使いたいのだけど
ひとまずは屋内で高画質配信がしたいので有線LAN設定を優先してみた。

やる手続きとしては、
Ustreamのアカウントが必要(なければ取得)で、
コントロールするwebアプリの「Dashboard」に登録をしておく必要がある。

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初期登録自体はそこまでややこしくないので
マニュアルの手順どおり進んでいけば簡単に終了。

後は、カメラを接続するだけ。
コンポジット入力も使えるけれど、
これを買った最大の理由の一つとしてHDMI出力から配信出来るって事なので、
当然画質の綺麗なHDMIで接続する。

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ちなみに、
自分の場合屋内での利用を前提としてるので、
有線LANケーブルやLiveShell用の電源コードといった
配線類がニョロニョロとつながってる。

けれど、
「LiveShell」は単3電池でも駆動できちゃうので、
HDMIケーブルとカメラをつなぐだけで
後は、Wi-Fiルーターさえあれば、それだけで屋外でライブ配信ができてしまう。

もちろんスマートフォン単体でもライブ配信できるけど、
より高画質に配信したいと思った時にPCを持って行かなくていいのは強烈に楽。

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さーて早速どんな具合に配信されるんだろう?
という事で、PCもしくはスマートフォンから
http://s.cerevo.com/にアクセスしてログインする。

オペレーションは、すべてここから行う事になっていて、
配信の開始や停止、一時停止、録画、
音量調整から、配信画質の変更、HDMIかAV-INかの入力切替、
テロップの挿入までが操作できる。

とすると、超便利じゃないか!と思っていたのだけれど
いろいろやってみて把握した事としては、
あくまでも母体は「LiveShell」本体にあって
それをwebアプリで操作して、さらにそれがUstream上で配信されるという流れになるるので、
多少のタイムラグがあるという事。

操作をして、それが反映されて返ってくるまでに
タイムラグがあることを考慮しておかないと
実際のタイムラインとのやり取りしてる時には結構戸惑うかもしれない。

初日はかなり悩みまくったけれど、1日使ってみると
だんだんと慣れてきたせいか、少しづつ思うように使えるようになってきた。

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それから、一番気になるのが、
どのカメラのHDMI出力と繋いでもうまく配信できるのか?という事。
ひとまず、現状で試せたソニー製のカメラ群の挙動だけをザっと並べてみる。

●デジタル一眼カメラ「NEX-5N」
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まずは、「NEX-5N」(もしくは、「NEX-C3」)。

これをHDMIケーブルで接続して配信してみると、
どうやら、NEXの背面液晶に映るそのままが出力されてしまっているようで
配信されている映像にもモロにインフォメーションが映ってしまっていたり、
さらにはアスペクト比もうまくあっていないようで
というよりもデフォルトで左側に黒帯が出てしまっている。

ある程度設定をいじって消せないものかと格闘したものの
どうやらインフォメーションは完全には消すことができない様子。

それと、HDMIケーブルを接続した事によって
NEX側の背面液晶が消えてしまうので、
配信された画像でしか確認ができないため
配信のタイムラグがあったりしてかなり使いにくかった。

現状のままだと、「LiveShell」との組み合わせには向いていないっぽい。

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●デジタル一眼カメラ“α77”
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“α77”も試してみたけれど、
NEXシリーズと同じような状態で
HDMIで出力された映像に、インフォメーションの全てを消せない、
アスペクト比が正確に合わない(これは改善の余地あり)、
そして、α77の背面液晶がHDMI出力時に消画されてしまう。

レンズを変更して楽しみたいと思っていたけれど、
NEXやαからのHDMI出力をライブ配信用として使うのは厳しいみたいで、
やっぱりここは、HDMI出力を考慮して作られたという「NEX-VG20」に期待したほうがいいかもしれない。
(これは次回試す予定。)

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●サイバーショット「DSC-HX9V」

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サイバーショットから出力した場合、
背面液晶が消える、インフォメーションが表示されるというのは同じ。

ただし、表示をオフにしていくと
唯一「フラッシュ」のマークだけが出ていた以外は
ほとんど消えてくれて、見た目にはスッキリしてくれた。

けれどズームをすると、ズーム倍率の表示がニョキっと現れたりもするので
全く出したくないという場合には向いてない。

ひとつの魅力としては、16:9ではなく4:3で出力されるので
Ustreamの配信される画面が大きく見えるというところも捨てがたい部分ではある。

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●ハンディカム「HDR-TD10、HDR-PJ20」
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ハンディカムからのHDMI出力は超安定!

HDMI出力の画像には、余計な情報は一切表示されず
ただ映したスルー画像が配信されていて
ズームや録画ボタンを押しても、邪魔するインフォメーションは出てこない。

もちろんアスペクト比も綺麗な16:9で
HDMI出力をしている状態でも、
ハンディカム側の液晶画面は見えているので操作もリアルタイムにできる。

ちなみに、3Dハンディカム「HDR-TD10」で映したとしても
片側のカメラからの2D映像として出力されていて、3Dとしては出力はされない。

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●ハンディカム「HDR-HC9」

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ハンディカムでもHDV方式の「HDR-HC9」。
いままで、i.Link端子でPCとつないで高画質配信をがんばってきたハンディカム。

このハンディカムは、HDMI出力端子が標準タイプなので別に用意して接続、
問題なくこれもイケるだろうと思っていたら、
なんと、液晶画面は消えないものの
その画面に映る表示が全てHDMIから出力されてしまっていて、
さらにはアスペクト比を上手くあわせることができないという状態だった。

ハンディカムの世代によっては、
こうしてHDMI出力の内容に差があるので注意が必要。

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●デジタル双眼鏡「DEV-3」

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最後は、Twitterでもうネタっぽくなってるデジタル双眼鏡「DEV-3」

内部構造が3Dハンディカムと同じ事もあって
HDMI出力の画像には、余計な情報は一切表示される事もなく
アスペクト比16:9を保ち、
そしてHDMI出力をしている状態でも双眼鏡を除けばきちんと映像を確認できる。

3Dハンディカムと同じくHDMI出力から「LiveShell」につないだ場合は
片側のカメラからの2D映像として出力されている。

さらに、このデジタル双眼鏡には、
本体の上部にアクセサリーシューが装備されていて、
「LiveShell」をそのまま固定できるというのも利点。

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近年のハンディカムは、アクセサリーシューを取り付けしようとすると
別売のアームを買わなければいけないのだけれど、ダイレクトにセットして
まさに「DEV-3」と「LiveShell」で速やかに行動できるので、
屋外でのライブ配信にはピッタリかもしれない。

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ひとまずザっと試してみた限りでは、
ハンディカムとの相性が良いようで非常に使いやすかった。

デジタル一眼関連は、HDMI出力に表示されてしまうというところが
非常に惜しいのだけど、
交換レンズが使えるビデオカメラとしては、次回「NEX-VG20」が来たらどうなるか試してみたい。

それと、LiveShellは、
画質としては最大値で4CIF(704*528ピクセル)までの配信ができるので
実際のUstream配信画面を見てもとても綺麗なんだけれど、
配信していると、いわゆるタイムラグ(遅延)がたまに起きていて、
非常に激しい時は1分を超えるくらいまでのズレが生じる事があった。

けれど、それはどうやら高画質にしようとクオリティを上げ過ぎると、
回線との状況によってそういった現象が起きてしまうらしく、
そういった場合には配信のクオリティを落としてあげたほうがいいらしい。
(このあたりは都度現場や状況に応じて変更すればいいかも。)

まだ完全に触り慣れてないけれど、
テロップが簡単に入れられるだとか
スマートフォンからでもオペレーションできたりするので
今までよりは自由度が増えそうで、
週末のUstream配信にはさっそくこのLiveShellを導入して使ってみたいなと。

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