ソニー Signatureシリーズ ウォークマン 最高峰モデル「NW-WM1ZM2 / NW-WM1AM2」レビュー(その1)。5年ぶりに刷新されたWM1シリーズの外観と基本性能。
2016年に登場したSignature Series ウォークマン最高峰モデル「NW-WM1Z / NW-WM1A」から5年ぶりのモデルチェンジ。
ストリーミングウォークマンのフラグシップ、WM1シリーズ 「NW-WM1AM2」と無酸素銅切削筐体モデル「NW-WM1ZM2」を発表。
ハイレゾ音源対応のソニー独自開発のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を備え最大11.2MHzのDSDネイティブ再生というハイエンドオーディオ性能をさらに進化させながら、Android OSを搭載しストリーミングサービスに対応。
・アナログとデジタルの高音質技術を結集した“Signature Series”『NW-WM1ZM2』などウォークマン(R)2機種発売 | ニュースリリース | ソニー
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目次
●フラッグシップウォークマン「NW-WM1ZM2」、「NW-WM1AM2」の外観
Signature Series ウォークマンは、先代同様に、「NW-WM1AM2」はブラック、「NW-WM1ZM2」はゴールドカラー。
すでにストリーミングWALKMANとして販売されている「NW-A100」や「NW-ZX500」のAndroid 9.0からAndroid 11へと進化。
ソニー独自のOSでオペレーションが限られいた「NW-WM1シリーズ」とは違い、Android OSをベースにしたことで内蔵コンテンツにとどまらず、ストリーミングサービスアプリなどをインストールして楽しむこともできる。
「NW-WM1ZM2」の本体サイズは、約75.6mm x 約141.4mm x 約20.8mm(幅×高さ×奥行)、質量は約490g(WM1Zは約455g)。
「NW-WM1AM2」の本体サイズは、約75.6mm x 約141.4mm x 約20.8mm(幅×高さ×奥行)、質量は約299g(WM1Aは約267g)。
「NW-WM1シリーズ」と比べて、一回り大きくなり、質量についてはどちらのモデルも約30g強増加。
持ってみた感覚としては、「NW-WM1AM2」は大型化したわりに意外と軽く思える一方、「NW-WM1ZM2」は500gに迫る質量とゴールドというカラーもあいまって重く感じる。
ディスプレイは、5.0型、HD(1280×720ドット)のタッチパネル液晶。
「WM1シリーズ」の4.0型(解像度:800×480)からかなり大きくなっており、より高精細に。
ウォークマン「NW-A100シリーズ」のようなミニマム感はないものの、画面占有率も大きくなりボディを持て余すことなくジャケ写もテキストもとても視認性が良くなった。
「NW-WM1AM2」は、大幅な低インピーダンス化のためにアルミブロックから削り出したシャーシを採用。
全体的に金属の塊のような剛性の高さを感じられる。
背面には、ラバーを広く採用してグリップの良さを保ちつつ、一部をアルミリアカバーとなりここにWALKMANのロゴが刻印されている。
「NW-A100」、「NW-ZX500」にあったNFCは、搭載されていないためNFCロゴもない。
従来モデル(WM1)の、シャーシに押し出しの樹脂とコルソン銅の2分割リアカバーという構成からすると、一体型アルミになっていることで剛性はより上がっている。
「NW-WM1ZM2」では、総削り出しの無酸素銅金メッキシャーシを採用。
しかも無酸素銅の純度は、99.96%以上よりもさらに高い99.99%となり不純物は1/4に減少し、音質効果と高剛性を両立。
切削加工はとても難しく、アルミの約1.5倍もの加工時間がかかることも踏まえても、本体価格のほとんどがこれに持っていかれているんじゃないか?と思えるほど。
ほか、金メッキの下地には、非磁性体の三元合金メッキを採用。
無酸素銅を採用することで大幅な抵抗値の低減。
金メッキにより接触抵抗低減と酸化防止。非磁性メッキにより磁気による影響を抑えている。
背面についても、下部はラバーを採用しつつも、上部分に削り出しのアルミシャーシを使用し高剛性化。
本体裏面は、「NW-WM1AM2」とまるで印象が異なり、ここもまた象徴的なプレミアムデザイン造形といえる。
PCとの接続インターフェイスとして、底面にあったWM-Portは、USB type-Cへと変更。
ようやく専用ケーブルの呪縛から解き放たれた。
しかも、単純にUSB type-CなっただけではなくUSB 3.2 Gen1対応となったことで、今までUSB 2.0(480Mbps)だった転送速度も最大5Gbpsと高速化。
また充電時のワット数を確認すると、約10W(USB PDでの充電ではない)となっていて、充電時間も改善。
「NW-WM1シリーズ」では、約7時間(満充電)、約6時間(約80%まで充電)かかっていたものが、「NW-WM1AM2」、「NW-WM1ZM2」では、約4.5時間(満充電)、約3時間(約80%まで充電)と大幅に短縮。
楽曲のデータ転送や充電時間が早くなることで、通常使っているさいのストレスも減らせる。
本体右サイドに、電源ボタン、ボリュームのプラスマイナスボタン、再生/一時停止ボタン、送り、戻るボタン。
それぞれのボタン形状の大きさや手触りが異なるため、押しやすさに加えて、ウォークマン本体を直接見ることなく直感的に操作できる。
電源ボタンの配置についても、ジャック部分の膨らんだ箇所にあるため他のボタンと間違えてしまうこともない。
引き出すトレイ式のmicroSDスロットがある。
どちらもストレージは大容量ではあるけれど、より多くの楽曲を持ち歩きたい時にはMicroSDカードで増設できる。
ただし、まかり間違ってもSIMカードがささったりはしない。
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●音質を追求するためだけに注力されたフラッグシップウォークマンの性能(うんちく)
本体上部に、φ3.5mmステレオミニプラグに加えて、φ4.4mmのヘッドホンジャック(5極)を搭載。
クロストークが発生せず、左右の独立したよりクリアな音の定位のあるバランス接続は、スマートフォンでは絶対にできない芸当。
ヘッドホンプラグ1本で接続できる手軽さとガッチリと固定される安定感も抜群に良い。
ヘッドホン出力はアンバランス出力(ステレオミニプラグ)は60mW+60mW(16Ω)、バランス出力(バランス標準ジャック)からは、250mW+250mW(Ω)というハイパワー出力。
「WM1シリーズ」に備わっているフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載して、DSD(11.2MHz)のネイティブ再生が可能(バランス出力再生時のみ)で、WAV再生(最大384kHz/32bit(float/integer))にも対応。
さらに、MQA ( .mqa.flac)の最新のハイレゾ対応のファイル形式や、圧縮率に優れたAPE ( .ape)にも対応する。
対応フォーマットは、 MP3 ・WMA・FLAC・WAV・AAC・ HE-AAC・Apple Lossless・AIFF・DSD・APE・MQA。
「NW-WM1AM2」 |
さすがに中身は見えないけれど、この筐体の中はモリモリ高音質のための設計構造。
筐体と基盤のあいだに、「NW-WM1ZM2」は金メッキを施した金属の中でも抵抗値が低い無酸素銅(純度 99.99%)切削筐体をはじめ、無酸素銅切削ブロック(純度約99.96%)やさまざまな高音質パーツを吟味して搭載。
「NW-WM1AM2」でも、アルミ切削筐体と内部には無酸素銅切削ブロック(純度約99.96%)を採用し、どちらも手付はんだ部、リフローはんだ部に金を添加した高音質はんだを使用。
そして、特にAndroidを搭載したモデルとなって注力されているのが、ノイズの発生源となりうるSocの物理的な遮断と電源の強化。
オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てにFTCAP3を採用。
そのFTCAP3ではコンデンサ内部構造の更なるチューニングし、ホーム用据え置きオーディオ機での開発ノウハウを生かして、耐振動性を向上させることで音質向上に寄与している。
そして、大元電源に大容量かつ低ESRの新開発固体高分子コンデンサーを採用。
デジタル電源ブロックには新たに巻き線コイルを採用していて、電源インピーダンスを「NW-WM1Z」、「NW-WM1A」比で約1/10まで低減している。
どちらのモデルも、電池パックのケーブルにOFCケーブル、金を添加した「高音質はんだ」を使用。
金を添加することで高音質化。マイスターが試聴を繰り返し添加量をチューニングして、広がりや定位感の向上といった音への影響に配慮している。
「NW-WM1AM2」 |
「NW-WM1ZM2」は、内部のバランス出力用ヘッドホンケーブルには、WM1Zで採用しているインイヤー用のキンバーケーブルから更にグレードアップ。
アンプからヘッドホンジャックまで、DMP-Z1にも使用されているKIMBER KABLE社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造のオーバーバンド用大口径ケーブル(MUC-B20SB1と同仕様)を採用。
外部ノイズを遮断して、高品位なオーディオ信号を伝達する。
「NW-WM1AM2」には、低抵抗の無酸素銅ケーブル(OFCケーブル)を採用している。
基盤レイアウトの最適化によるS/N感の向上と、低誘電率基盤を新たに採用。
新開発「金蒸着・超低位相ノイズ水晶発振器」を搭載して、クロックの最適化を実現。
低位相ノイズ品の発振器において、水晶片の電極を金蒸着で形成して、かつ従来モデル(WM1)よりサイズアップ。(DMP-Z1と同サイズ)
楽器の分離感や低音の量感が向上し、ベールを一枚剥がしたかのようなクリアな高音質を実現している。
「大型コイル」 |
「機械式リレー」 |
バランス出力のLCフィルターに「大型コイル」と、バランス出力のミュート回路に大型の「機械式リレー」を採用。
低歪みと低抵抗化を実現し、全周波数帯域に渡って音の解像度の向上や、半導体デバイス固有のノイズを排除し、高域の歪み感が少なく抜けの良いニュートラルなサウンドを再生する。
そのほか、銅メッキを施した大型高音質抵抗、アンプ部の電源に「超低ノイズLDOレギュレータ」を3個採用など、音質向上を図っている。
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●Android OS版「W.ミュージック」アプリのUI。
「NW-WM1ZM2」、「NW-WM1AM2」の音楽を再生するメインアプリは、「W.ミュージック」アプリ。
音楽再生用のウィジェットも設定できる。
「NW-A100」や「NW-ZX500」で触っていた操作感とほぼ共通。
操作体系は変わらないので、慣れている人にとっては買い替えても違和感なく使えるはず。
「アプリ起動動画」
あえて言えば、「W.ミュージック」アプリをタップして起動した瞬間にウォークマンロゴのアニメーションが追加されてる演出が追加されている。
再生画面は、大きくジャケ写を映し出しつつ、フォーマット、楽曲タイトル、アーティスト名、アルバム名を表示。
タイムライン、再生・一時停止・送り戻し、シャッフルがならぶスタンダードなもの。
このあたりも今までのウォークマンと変わらないものの、背景はジャケ写のカラーを反映するようになっていた。
音楽再生画面を中心に上下左右にスライドすると、「ライブラリートップ(上)」、「各種音質設定(下)」、「再生リスト(左)」、「お気に入り(右)」へとページが切り替わるUI。
全くといっていいほど使い勝手は変わらないものの、その挙動や複数のアルバムや再生リストのスクロールなどはある程度はスムーズ。
とはいえ、インストールしている楽曲数が少ない状態での操作でもあり、大量の音楽データを入れても最新のハイエンドスマホのようなサクサク感までを期待すると厳しい。
また、「W.ミュージック」アプリの設定からは、シャッフルやリピート、再生範囲の指定や、音楽再生時にカセットテープのスクリーンセーバーのオンオフが可能。
DSDについても、USB出力やフィルター、再生時のゲインといった調整もできる。
注目なのが再生時間のカウンターが実装されているところ。
ステレオミニと、バランス標準の再生時間をそれぞれカウントできるため、エージングを行なう場合にはとても有効。
専用のオーディオプレーヤーのキモとなる「音声設定」アプリには、「音声設定」アプリの機能には、「イコライザー」、「DSEE Ultimate」、「DCフェーズリニアライザー」、「ダイナミックノーマライザー」、「バイナルプロセッサー」、「ソースダイレクト機能」と、新たに「DSDリマスタリング」を搭載。
「イコライザー」は、ブライト、エキサイティング、メロウ、リラックス、ボーカルの5種類に加えて、お好みの音質を細かく設定できるカスタムイコライザーを2種類保存可能。
AI技術を用いることで、曲のタイプを自動で判別し、高音域に加えて微細な音の再現性を向上し、圧縮音源をハイレゾ相当に補完する「DSEE Ultimate」は、「NW-A100」や「NW-ZX500」に搭載されていたものよりもさらに進化。
ビットの拡張やサンプリング周波数を高めて、最大192kHz/32bit相当まで拡張するうえ、CD相当のロスレスコーデック(Flac 44.1kHz/48kHz)における、アップスケーリング技術が進化。
加えて「DSEE Ultimate」が、今までは「W.ミュージック」アプリのみにしか適用されなかったものから、全てのアプリに対応。
さらに有線だけでなく無線時でも適用されるようになっている。
低域の位相をコントロールすることで、アナログアンプの位相特性を再現する「DCフェーズリニアライザー」。
曲同士の音量レベルを揃える「ダイナミックノーマライザー」。
アナログレコードの豊かな音源を再現するという「バイナルプロセッサー」。
すべての音質設定を無効にしてダイレクトな音を再生する「ソースダイレクト機能」も備える。
そして「DMP-Z1」にも実装されていた、入力されたすべてのPCM音源をDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」を搭載。
ソニー独自のアルゴリズムにより元のデータの情報量を損なわず、DSD信号に変換。
これもまた、今までは入力されたすべてのPCM音源を5.6MHz相当のDSD信号へ変更していたものが、「NW-WM1ZM2」、「NW-WM1AM2」では11.2MHzに進化している。
一般のAndroid端末の場合、「メディアの音量」で、かなり大まかに段階的にしか音量を調節できない。
対してAndroidウォークマンは「Master Volume」というボリュームの仕組みを採用して、120段階の細かな音量調節ができる。
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●気になる「NW-WM1ZM2」、「NW-WM1AM2」に採用されたSocとその挙動。
※上記画像は、「NW-ZX500シリーズ」のデータです。
Androidを搭載するスマートフォンとしての動作も気になるところで、そのスペックも気になるところ。
「CPU-Z」アプリで調べてみたところSocは「ARM Cortex-A53 1.80 Ghz」。
このあたり、オペレーションを動作させるパフォーマンスは「NW-A100」や「NW-ZX500」と変わっていなかった。
その理由は、音質を考慮しての事ということらしい。
正直なところ「ARM Coerwx-A53」は、スマートフォンのハイエンドモデルに採用されるSocとは異なり、スマホアプリを何でも快適に動作させるほどのパフォーマンスは持ち合わせていない。
以前、ウォークマン「NW-A100シリーズ」で、ゲームアプリ「Fate/Grand Order」をインストールしてプレイしてみたところキャラクター表示されないことがあった。
今回、「NW-WM1AM2」、「NW-WM1ZM2」では「Fate/Grand Order」の挙動としては、背景キャラクターも表示されるようになっているという違いがあった。
ただし、動作は非常に重く、快適プレイとからはほど遠いレベル。
「ウマ娘 プリティーダービー」を試してみたところ,動作はするものの実用するには辛い動作だった。
そう考えると、やはりスマホゲームをプレイするには向いていないことはわかる。
とはいえ、音楽を聴くほかに、動画アプリ/サービスで動画を視聴したり、ラジオや語学学習アプリといったものであれば、負荷を感じることなく利用できるので、用途を外さなければ腹立たしさも回避できる。
音質を重視したという理由はわからなくはないけれど、言っても「NW-A100」や「NW-ZX500」が発売されてからも随分と年月が経過している。
ゲームをプレイするために作られているわけではないとはいえ、操作のより快適さについても体験に大きく関わってくる部分であるし、もう少し高性能なSocを積んでほしかった。
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●最新のAndroid 11 を搭載。
デフォルトでインストールされているアプリは、Google謹製アプリをのぞくと、「W.ミュージック」、「音声設定」「mora」となる。
ウォークマン「NW-A100シリーズ」にプリインストールされている「NC/外音取り込み」、「音声レコーダー」は入っていない。
画面上部から下にスワイプするクイック設定には、デフォルトとしてWi-Fi、Bluetooth、音量、自動回転、機内モード、スクリーンレコードの6つが並ぶ。
ネットワークについては、Wi-Fi(2.4/5 GHz 帯、IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)のみで、当然ながらモバイルネットワークは持たない。
そのため、ネットワークを利用したい場合はWi-Fiのある環境で利用、外出時にはWi-Fiルーターやテザリングといった力を借りる必要がある。
オフラインでの利用であれば無論必要なし。
その他、ニアバイシェア、位置情報、色反転、ダークテーマ、フォーカスモード、おやすみ時間モードがある。
スクリーンレコードはAndroid 11から標準搭載された機能。
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●Android OS の自由度を最大限に活かして、高音質を堪能する。
先代の「NW-WM1シリーズ」と根本的に異なるのは、OSの変化による音楽の視聴スタイル。
PCにダウンロードしてウォークマンへ転送することはもちろん、直接楽曲を購入してダウンロードできる。
PC内の音楽コンテンツをまとめて管理するWindows向けPCアプリは「Music Center for PC」を利用もできるので、バックアップとして利用可能。
※Macの場合は「Android File Transfer」。
Android OSになったことのメリットはアプリの自由度があること。
SpotifyやPlay Music、Apple Music、Amazon Prime Music といったストリーミングサービスなどインストールして楽しめる。
ネットワーク環境を利用して聴けないシチュエーションに備えて、前もってストレージにダウンロードしてオフライン再生を活用すればどこでも大量の楽曲を楽しめる。
それらは全てスマホで聴くよりも、高音質技術がたっぷり投入されてしかもバランス接続までできるためはるかに良い音で聴ける。
もちろんYou Tubeにはじまり、ラジオや動画サービス、語学学習といった好みをアプリをインストールすることもできるし、いずれも高音質再生されると考えるとウォークマンも持つ価値が増える。
しかも新モデルから「DSEE Ultimate」が、「W.ミュージック」アプリに限定されることなく、全てのアプリに対応しているし、有線や無線どちらでも適用される。
「W.ミュージック」アプリ以外のアプリでストリーミングした音楽は、以下の品質で再生される。
[高解像度ストリーミングを使用]をオフ: 48 kHz / 16ビットでダウンコンバートされた再生
[高解像度ストリーミングを使用]をオン: 192 kHz / 32ビットでアップコンバートされた再生
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●スマホ全盛期にあえて投入されたシグネーチャーシリーズ ウォークマン。
「NW-WM1シリーズ」は、シグネーチャーシリーズ いわゆる最高峰のポータブルオーディオプレーヤーとして登場して、今での音質の良さは健在。
とはいえ時代の流れとともに、音楽を購入して聴くというスタイルにとどまるのはとてももったいない。
そう考えるとAndroid OS を採用して、アプリから楽曲を直接ダウンロードという導線や、サブスクを聴けるのは必然の流れといえる。
最近のソニーはアグレッシブな製品を出しているけれど、ことオーディオ関連については一向に新モデルが出てこなかった不安のようなものがあった。
けれど、こうしてシグネーチャーシリーズ ウォークマンに新モデルが、しかもフラッグシップモデルが投入されたという事は、中の人たちは大真面目に開発費を投入して高音質を追求したモデルを出すぞという意思が汲み取れる。
個人的には高尚な耳を持ち合わせていないとはいえ、さすがに聴くとバランス接続のセパレーションの良さや、音の奥行き感や厚みといったものなど、音楽視聴体験が持ち上がる良さが伝わってくる。
ただ、スマートフォンで気軽に聴ける世の中になってしまって、そこに音楽専用プレーヤーを持ち出したいという需要がどれだけあるのか?
メーカーの売上だけを考えれば、スマートフォンで音楽が聴ける部分を効率化したほうがはるかに手っ取り早いとしても、頂点を目指す開発がなければそこが育つわけもない。
究極があるからこそ、それに続く魅力的な製品がでてくると考えれば、不要な部分を削り落として突き詰めたフラッグシップモデルが登場した意味は大きいのかなと。
Socについては最低限動かすためのもので、ゲームアプリをグリグリ動かせるパフォーマンスはなく、音楽コンテンツ(+動画コンテンツ)を楽しもう的に考えるととても気が楽かもしれない。
USB DAC機能を利用して、オペレーションをスマホやPCにまかせて、超高音質なシステムとして使うのも究極の使いみちとしてはアリ。
ぶっとんだ投資をして極めることが最高に楽しい。
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ウォークマンWM1シリーズ「NW-WM1ZM2」
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