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Windows 8を快適に使えるタブレットスタイルの「VAIO Tap 11」

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「VAIOTap 11」は、
9月4日のエレクトロニクスショー「IFA2013」で最初に姿を現して
その後、国内でもようやく発表。

その姿は、Xperia Tablet Zとそっくりなタブレットスタイルながら、
中身は、Windows 8が動作する、いわゆるWindows 8タブレットで、
液晶面を保護するカバーにもなるワイヤレスキーボードと一体型で持ち運べるのが特徴的。

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●Windows 8を快適に使えるタブレットスタイルの「VAIO Tap 11」

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本体デザインは、Xperia Z/Z1にみるオムニバランスデザインを採用、
フラットな側面に、外側の4つの角はなだらかなラウンド形状、
電源ボタンや音量調整の物理ボタンを見ると
そのまんまXperia Tablet Zじゃないかと思わせられる。

それと違うとわかるのは背面で、
そこにはしっかりとVAIOロゴが埋め込まれていて
本体を自立させるためのスタンドが備わっている。

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スタンドは、約115~135度の範囲で角度を無断階で調整して好みの角度にできる。
これは、実はXperia Tablet Zにはなかったし、
VAIO Duo 11やDuo 13のように固定式ではなくて
実際にタップするときに自由に角度が変えられるうえ、
そこでしっかり保持しているのでかなり使いやすく感じられる。

ディスプレイサイズは、「VAIOTap 11」という名のとおり
11.6インチ(1920×1080ドット)で、VAIO Duo 11と同等サイズで、
パネルには、広視野角のIPSパネルを採用。

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コントラストとタッチ精度を高めた「オプティコントラストパネル」に、
幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用、
そして、ソニー独自の超解像技術「X-Reality™ for mobile」を搭載して、
動画をリアリティー豊かに再現するというのが新しい。

本体サイズは幅304.6 × 高さ188 × 厚さ9.9mmで、
質量は約780g。

本体正面には、
有効92万画素”Exmor R for PC” CMOSの前面カメラ、とその横に照度センサー
下部中央にWindowsボタン、右下に見えるのはキーボードと接合した際の充電端子。

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本体の左側面に、
カバーを外したところに、USB 3.0 x1、Micro HDMI出力、
そしてその下にACアダプター用の電源がある。

右側面には、ヘッドホン出力、電源ボタン、電源ランプ、ボリューム+-ボタンと並ぶ。

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ACアダプターは、19.5VでUSB端子付きのタイプで、
非常にコンパクトに出来ているので一緒に持ち歩いたとしても
そこまで邪魔にならない。

VAIO Pro 11と共通かとおもいきや、本体と接続する端子の形状が異なるので
共用する事はできない。

本体のバッテリー駆動時間は公称値で約8時間で
充電時間は約2.5時間とされている。

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上部にもカバーを外してmicroSDカードスロットが現れる他、
赤外線ポート、充電ランプと、排熱ファンがある。

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背面には上部右側にASSISTボタンと、NFC、
有効799万画素”Exmor RS for PC” CMOSのカメラ、
左右にステレオスピーカーを搭載する。

これを見るとわかるとおり、いたるところに通気穴があって
さすがに防水仕様にはなっていないので、
お風呂でWindows!というわけにはいかないので注意。

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●手書きの紙のノートのように描けるペンタブレット

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(濁点が…)

ディスプレイは、
静電式のタッチパネルで、指でのタッチはもちろんのこと、
なんと「VAIO Duo 13/11」と同じく付属のペンでも直感的に操作したり
文字や絵を描いたりする事ができる。

デジタイザーペンを使うと、
「手のひら検出機能」があるおかげで、
液晶画面に手のひらをのせたままで、間違って手のひらで書いてしまったりとか
そのページの誤操作をしてしまうという事がない。

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それに絵を描くときには、アプリによっては筆圧を感知してるので、
強く書いたり弱くしたりとペンで細かいニュアンスで文字や絵を描ける。

デジタイザースタイラスの横にある2つのボタンを使うと
ちょうど右クリックとしても使えるし、すぐに消しゴムとしても切り替えられるので
ペン一本でサクサクと使える。

用件のメモをとりたい、思いついたアイデアをペンで書きとめておきたい
とかそういった時でも
例えば「OneNote」を使って残しておいて記入したデータは
「SkyDrive」で保存されているから、他のPCで共有したりだとか、
「Note Anytime」や「Fresh Paint」といアプリをつかって、
ものすっごい本気で絵を描く事だってできる。

抜き加工アプリ「Active Clip」をつかって
繰り抜きたい絵を繰り抜いたり、
カメラで書類とかを撮影して、ナナメになっていても台形補正して
明るさやコントラストも修正して画像として取り込んでくれる「CamScanner」
とか、「VAIO Duo 13/11」にある機能もまるまる使える。

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ペンフックもあるので、これを本体に付けておけば
ペンを付けたまま本体を持ち運ぶ事ができる。

ただし、ペンフックを装着する場所が、ちょうどUSB3.0ポートとMicroHDMI出力端子を覆う
カバーと重なるので、使えなくなるので注意。
(ちなみに、VAIO Duo 13にあるペンをはずすとスリープから復帰という機能はない。)

・お絵かきが楽しくて楽しくて仕方がない「VAIO Duo 11」
・広いキャンバスにペンで描ける「VAIO Duo 13」(前編)
・広いキャンバスにペンで描ける「VAIO Duo 13」(後編)

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●Windows PCとしてしっかりテキスト入力できるワイヤレスキーボード

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それから、単なるタブレットとしてではなく
ワイヤレスのキーボードが付属する。

本体とピッタリと合わせた大きさで、
マグネットを内蔵しているので、近づけるだけでピタっと綺麗に合わさるようになっている。

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キーボード自体は非常に薄くて、
本体とキーボードを重ねた状態でも14.15mmという薄さを維持していて
全てを合わせても重量は1.15kgになる。

キーボードは、ワイヤレス(2.4GHz帯)接続で
出荷時ですでに登録してあるので、他のPCに流用はできない。

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キーボード自体にバッテリーが内蔵されていて
本体に装着されているときに、本体から充電されるようになっている。
約3時間の充電で約2週間使用できるくらいの余力があるので
キーボードのほうが先にバッテリー切れになることはまずないはず。

キーボードを本体にくっつけるとスリープ、
キーボードを本体からはなすと復帰と連動してるので
この一連の動作で使えてしまうのは便利。

ちなみに、万が一キーボードを本体と逆さまにくっつけようとしても
埋め込まれているマグネットが反発するようになっていて
決してあわさってくっつかないので、単純な付け間違えはおきない配慮もされている。

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キーボード自体は、いわゆる一つ一つのキートップが独立している
アイソレーションキーボードで、
キーピッチは19×18.5mm、キーストロークは約1.1ミリ。

さすがにキーストロークは浅いものの
ある程度の打鍵感はあるので、沈まないキーボードよりははるかにマシに使える。

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タッチパッドもわりと広い面積(91.3×38.5mm)で、
左右のクリックボタンもある。
Duo 11はポインタだったり、Duo13でもタッチパッドの領域は狭いので
そういう意味では通常ノートPC的に扱えるのはいい。

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●十分な性能を発揮する超低電圧版Coreプロセッサー

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「VAIOTap 11」 SVT1121A1J
ソニーストア販売価格:109,800円(税込)~

プロセッサーは、
Intel製の第4世代Coreプロセッサー「Haswell」で、
YシリーズもしくはPentiumを採用。

「Core i7-4610Y(1.70GHz)」、「Core i5-4210Y(1.50GHz)」、
「Core i3-4020Y(1.50GHz)」、「Pentium 3560Y(1.20GHz)」
の4種類からチョイスできる。

GPUは、Core i Yシリーズが「インテルHDグラフィックス4200」、
Pentium が「インテルHDグラフィックス」となる。

メモリーは、オンボード仕様で
4GB、もしくは2GBからのチョイス。

ストレージは、「SSD 約512GB」、「SSD 約256GB」、 「SSD 約128GB」
から選択が可能。

カラーバリエーションは、
ブラックとホワイトの2色展開で、
ホワイトは、ソニーストアだけの限定カラーとなる。

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一番気になるのは、
Coreプロセッサーの超低電圧版とされるYシリーズが
どれほどまでのパフォーマンスを持っているのかという事。

最近Windows8タブレットに多く採用されるAtom Z搭載モデルよりも
間違いなく高いパフォーマンスだろけれども
どれほどまでなのか、以下の一モデルでわかるだけ計測してみた。

<スペック>
CPU:Core i5-4210Y(1.50GHz)
メモリー:4GB
グラフィック : Intel HD Graphics 4200
ストレージ : SSD 約128GB

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Windows 8にあるベンチマークの「Windows エクスペリエンス インデックス」。
大雑把ながらもだいたいの性能の評価がみてとれる。

プロセッサーの評価で、
Core i5-4210Y(1.50GHz)が6.1。

VAIO Proに搭載されるCPUで、
Core i7-4500U(1.80GHz)が7.1、
Core i5-4200U(1.80GHz)で6.9、
これくらいなのでかなり良好なパフォーマンスじゃないかと思える。

グラフィック性能も、5.5、6.2と
ある程度のゲームなら十分にできる評価かと。

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CrystalMark 2004R3では、
トータルスコア「133659」。

参考までに、VAIO Pro 13/11では、
スペックによるけれど、「170000~200000」をマークするので
7割程度のスコアとも考えられる。

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SSDだけのパフォーマンスも
CrystalDiskMark 3.0.2でチェック。

同じVAIO Pro 11に採用されている
「SSD(Serial ATA 6 Gb/s)」と比較すると、
シーケンシャルの書き込みスピードが半分くらいになっているけど
シーケンシャルの読み込みスピードでは500MB/sとかなり高速。
ランダムも速い。

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ゲームベンチもFINAL FANTASY XIを
1度だけ計測。

低解像度モードで、スコアは6850、
高解像度モードで、スコアは4011
だった。
いやこれ、タブレットのスタイルで十分にFFXIできる。

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「艦これ」、これは実際にやってみたけど、
それはそれはいたって快適に動く。

全画面にしてやってもいいし、11.6インチくらいの画面があると、
左右に分割して、攻略サイト見ながらでもツイートしながらでも
余裕で「艦これ」ができる。

もちろん縦持ちにして、上下画面にして使うって事もできるから
電車で立ちながらという場合にも重宝する。

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「VAIOTap 11」は、
見た目には、Xperia Tablet Zなのに、
薄さが9.9mmだとか質量が約780gというボディで
この中にはWindows8がはいっていて、そのままWindowsが快適に動作する。

それに、付属のキーボードも、
きちんと打鍵感のある物理キートップで、それがワイヤレスのまま使えるし
使わないときはピタっとマグネットでくっつけられる。

それから、強烈にツボなのは
やっぱり「VAIO Duo 13/11」と同じデジタイザーペンを付属して
そのまま手書きで文字や絵が描けてしまうという事で、
持ちだして普通PCとしても使えるし
思いついたらペンで書き込むとかそのまま紙のノートのごとく使えてしまう。

この薄い板のタブレットスタイルだからこそ
狭いテーブルでも難なく使えるし
手に持って立ったままでも寝っ転がっても使えて、
それが、Android OSじゃなくて
Core i Yシリーズの超低電圧版CPUで、Windows 8が快適に動いてくれるのだから
まず今までWindowsのノートPCでやってきたことで出来ないという事がない。

それに、Android端末だと出来ないと悩んでいたブラウザゲーム(いや、鑑これの事だけど)が
当たり前に出来るわけで、そう考えると今まで以上に利用シーンが思い浮かんできて、
手元に来たら、いろんなシチュエーションで使いまくってみたい。

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