「Xperia Z2(D6503)」をいじりながら進化したところをチェック。
・グローバルモデル「Xperia Z2(D6503)」の外観ファーストインプレ!
の続き。
台湾で発売された「Xperia Z2」のグローバルモデル(D6503)の
セットアップと、Android 4.4(KitKat)、
従来モデル(Xperia Z/Z1)との違いをみてみる。
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●Xperia Z2のセットアップとアップデート。
「Xperia Z2」の電源を投入して出てくるセットアップ画面は2枚。
言語設定して(日本語を選択)、
保証事項と安全情報を確認、チェックをいれれば完了。
購入初期のビルド番号は、「17.1.A.1.2」で、
しばらくして「17.1.A.2.55」の更新アップデートが。
(2014年4月5日)
この差分で、
カメラの起動時間の短縮やAFスピードの向上
通話音の最適化、FMラジオの機能改善、安定性の強化があった模様。
今まではXperia専用の壁紙は動きそうで動かない静止画のみだったけれど
ライブ壁紙にもXperiaのテーマが追加されて
ディスプレイをスクロールすると帯状のデザインが動きながら色が変化していく。
5.2インチ(1920x1080)と少し大きくなったホーム画面は、
今までどおりと変わらず4X4グリッド。
Xperia Z UltraがKitKatにアップデートして
「ホーム画面のグリッド」の変更が出来るようになったからちょっと期待したけど
Xperia Z2には、現時点ではまだそういったカスタマイズは実装されていなかった。
ホームアプリも4×5グリッドとXperia Z/Z1と変わらず。
フォントサイズを「小」にしても、
いたるところのインフォメーションが大きすぎて
(というか、すっかりXperia Z Ultraの文字に慣れてしまったからが正しい)
0.2インチ分画面が大きくなったのだから
もうちょい解像度を活かしてアイコン小さくして広々使いたい気が。
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●Xperia Z2の鮮やかなディスプレイ。
「Xperia Z2」のディスプレイは、Xperia Z/Z1から
ディスプレイサイズが5.2インチと少し大型化したというだけではなくて
液晶パネルがIPSとなって、
バックライトに”Live Color LED”バックライトを採用。
明るさ自体は、室内で見る限りは
Xperia Z/Z1/Z2どれも輝度さえあげればかなり明るく見えるので差はわかりづらいけれど、
屋外にもっていくとXperia Z2は一段明るく見やすい印象。
色合いに関しては、
まず正面から見比べてもXperia Z2が
より色濃くしっかりと色がのっかっていて鮮やか。
そして、ナナメの角度からディスプレイを見た場合、
Xperia Z/Z1は早い段階でだんだんと白飛びしていくのに対して、
Xperia Z2では、かなり角度を変えて見ても色の変化が少ないのはIPSパネルのおかげかも。
まずはこの発色の良さが「Xperia Z2」のアドバンテージ。
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●Xperia Z2の中身をみてみる。
「Xperia Z2」のAndroid 4.4(KitKat)を含む内容をみてみる。
ディスプレイの上から下に指1本でプルダウンすると、
「通知」が表示されていて、
タブを切り替えて「クイック設定ツール」を表示する。
指二本でプルダウンすると、
最初から「クイック設定ツール」が現れる。
「クイック設定ツール」は、タブれ区切られた分
それぞれのアイコンが大きく表示。
ここに表示したい設定はカスタマイズ可能で、
「編集」をタップすると、
最大で16コある全てを表示する事もできるし
もちろん必要なければ減らす事もできる。
この「Xperia Z2」はSIMフリー端末ではあるものの
docomo SIMカードをさしても
SP modeでは通信できないので、mopera契約が必要。
また、「Xperia接続設定」にある
「Windowsテザリング接続」は、
Windows8.1以降のPCとXperiaをBluetoothでペアリングしたら
Xperia側の設定はしなくても
そのままPCからモバイルネットワークに接続できるというもの。
新規に加わった「ワンタッチ設定」は、
2台のXperia(Android 4.4以降)を持っていた場合、
それらとタッチで連動させられる設定。
「ワンタッチ設定」で連動させられるのは、
Bluetoothで接続、
スクリーンミラーリングで、Xperiaタブレットに画面をミラーリング、
Xperia Linkで、モバイルネットワークを共有、
Wi-Fi経由でメディアを共有するメディアサーバーの4つを利用する事ができる。
例えば、「Xperia Z2」と「Xperia Z2 tablet」の2台(Android 4.4以降)を揃えて、
ワンタッチするだけで、
テレビに限らず、スマホからタブレットへの「スクリーンミラーリング」ができる。
「Xperia Z2」の画面がそのまま「Xperia Z2 tablet」に映っていて
ちょっとした遠隔操作で遊ぶ事ができる。
試した限りでは、動画関連もミラーリングで再生できたけれど、
「TV Side show」で、BDレコーダーの動画を再生しようとするとエラーとなったので
全てのものが映し出せるわけではない点には注意。
「画面設定」を確認すると、
Xperia Z1fにしか備わっていなかった「手ぶくろモード」や
“Xperia Tablet Z”にのみ備わっていた「タップして起動」などが、
この「Xperia Z2」には実装されていた。
「音設定」には、
新たに、ハイレゾに対応となったので、
「USB経由のハイレゾオーディオ」のチェックボタンが追加。
ハイレゾ音源をダイレクトにイヤホンで聴く事はできないものの
ワイヤレススピーカー「SRS-X9」などに接続すれば、
ハイレゾ音源を聴く事ができるというもの。
それから、
ノイズキャンセリングに対応のもひとつの進化で、
オーディオアクセサリーの選択として
「Xperia用ノイズキャンセリングヘッドセット(MDR-NE31EM)」と
ステレオ・マイク「STM10」、「その他」からの選択画面がある。
それから、設定に「ホーム」という項目が加わっていて、
「Xperiaホーム」とは別に「シンプルホーム」なるものがあって
こっちを選ぶと、利用頻度の高いアプリに厳選された
とってもシンプルなホーム画面になる。
アイコンも文字サイズも大きくて、
さらに、短縮ダイヤルが3つ割り当ててあって、
スマートフォンを躊躇してしまいがちなシニア層向けのカスタム設定。
ストレージ容量は16GBで、
機器として見えている容量は11.57GB。
国内キャリアのように余計なアプリがインストールされてないから
スッキリしてるのは嬉しい反面、
ハイレゾ音源や4K動画を記録するには圧倒的に足りないので、
外部メモリーとしてmicroSDXC 64GBくらいは用意したほうがよさそう。
それから、今までのグローバルモデルでは
何故か省かれていた、「全アプリ終了」がようやく標準搭載!
やっぱりこれがあるとないとでは楽さが全然違う。
キー入力のIMEとして新たに「PO Box Plus」が入っている。
キーボード上にあるカスタマイズアイコンが楽で、
「キーボード一覧設定」から
かな、英字、数字の入力時に、「PCキーボード」と「テンキー」の状態を固定したり
「PCキーボード」と「テンキー」を即座に切り替えたりができる。
右上のオプションをタップすると
ユーザー辞書、手書き入力、Google音声入力、設定といった切り替えができる。
それから、「片手キーボード」を使うと、
キーが右側、もしくは左側によって、すこし小さく表示。
片手で持ったままタップしたい場合に便利機能で、
今までは、自由な形と場所に置けるよという設定だったけれど、
そこまでしなくても、一瞬でサッと変わるので使う頻度としては増えそう。
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そして、「Xperia Z2」の大きい進化のひとつが、4K動画撮影。
スマホで4K動画ってどうなんだ?という気持ちもあったけど
使ってみると、これはこれでナカナカ楽しめる。
という事で、
4K動画撮影&4K動画再生を次にやってみよう。
<Xperia Z2グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z2(D6503)」の外観ファーストインプレ!
・「Xperia Z2(D6503)」をいじりながら進化したところをチェック。
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