ソニーが基本的に好き!

コンパクトに持ち運んでオールマイティに使える「DSC-RX100M3」(その2)


・コンパクトに持ち運んでオールマイティに使える「DSC-RX100M3」(その1)
の続き。

使い勝手の部分をもう少しチェック。

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●コントロールリングやNDフィルター、フラッシュ、
 コンパクトながら凝縮されたオペレーション性能。


操作系は、上部に、モードタイヤル、電源ボタン、
ズームレバーの中にシャッターボタン。

それから、背面右に、MOVIE(動画)ボタン、
Fnボタン、MENUボタン、コントロールホイール、
再生ボタン、C(カスタム)/削除ボタンといった配列。

本体の右側面には、
MicroUSB端子を兼用する「マルチ端子」と、MicroHDMI出力。


バッテリーとメモリースロットは底面にあって、
バッテリーは「NP-BX1」に、
メモリースロットは、メモリースティックPRO Duo、SD(SDHC)カードを挿入する。

Wi-Fiも内蔵して、撮った静止画を、スマートフォンやタブレット、
PCやテレビに転送して視聴したり共有が出来る。

スマートフォン/タブレットに、アプリ“PlayMemories Mobile”“をインストールしておけば
カメラ内の画像を転送できるので、
転送した画像をその現場で確認したり、メールに添付したり、
TwitterやFacebookといったSNSに綺麗な画像をアップロードできる。

NFCもあるので、NFCを搭載したスマートフォンであれば
めんどくさい設定もなしに自動的につなげられるのは楽。



「RX100M2」にあったマルチインターフェースシューがなくなって、
天面中央に、ストロボを内蔵。

使わない時はかさばらない平面に、
そこから[フラッシュ」スイッチをスライドするとシャコンと飛び出す。

ポップアップ構造もシンプルになっていて飛び出しも少なめ。

フラッシュモードは、「自動発光」以外に
「スローシンクロ」、「後幕シンクロ」、「強制発光」「発光禁止」と選択できるので
いざという時にはお役立ち。


レンズ外周の直径は一回り小さく
コントロールリングも少し小さくなっている。

そのためか、本体の底面とレンズリングの間が少し余力ができたおかげで
三脚を取り付けても、締めすぎてコントロールリングが回らないなんて自体には陥らない。

それと、リングを回す抵抗が軽くなっていて
従来よりもスムーズに回しやすい。


RX100M2以降お気に入りなのが、
コントロールリングを回してズームをする際の「ステップズーム」。

光学ズーム時の倍率を5段階(24mm/28mm/35mm/50mm/70mm相当)に固定して
コントロールリングを回すと、一段階づつ焦点距離が変化していく。

これって、デジタル一眼カメラでよくつかう単焦点レンズの焦点距離と同じで
すっかり馴染みがあるから、画角をイメージして撮影できるのでなかなか便利。


レンズ系が小さくなったので、RX100/RX100M2で使えていた
フィルターアダプター(VFA-49R1)は取り付けられなくなってしまった。

けれど、なんとRX100M3の本体内に「NDフィルター」を内蔵していて、
日差しが強くて眩しいほどに明るいシーンで
シャッタースピードを長くしたいとか、絞りを開いてボケ味を活かした撮影がしたい
という場合、フィルターを付けられなくても
本体内でサポートしてくれるのは、実はかなりありがたい。

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●自由度がかなり高い液晶モニターと
 屋外の撮影には強い味方のファインダー。



RX100M3からの大きな武器となるのがポップアップするファインダー。

本体の側面にある[FINDER]と書いてあるスイッチをスライドすると
ファインダーが上に向かってピョンと跳ね上がって、それと同時に電源が入る。

そして、接眼部を手前にひっぱってやると
ファインダーの中が映し出されて使用可能になる。

こんなに小さいのに、視度調整もついているし、
周囲の映り込みを抑えるためにファインダーのレンズ部分にはZEISS T*コーティングを施してある。

そのT*コーティングの証として
正面部分に、T*のロゴを印刷でなくきちんと刻印しているこだわりっぷり。


ファインダーを覗くと、
この小さい中でも物凄くハッキリと映しだされてる映像が見える。

しかも電子ビューファインダーの利点として、
光学ファインダーは撮影する前の状態だけど、
電子ビューファインダーなら、設定を反映させた後の映像を確認できる。

特に、日差しの強い場所での撮影ともなると
液晶に映し出される映像がしっかり確認できなくて
明るすぎたり暗すぎたり、ピントがあってなかったりという事がおきやすいけれど
ファインダーなら確実な映像を確認しながら撮れる。


もちろん、
シャッタースピード、F値、露出、ISO感度といった情報も一緒に確認できるし、
ヒストグラムとか、水準器もファインダー内に表示できるので、
液晶ディスプレイと同じ条件で使えるから
これほど便利なものはない。

しつこいけど、ファインダーを閉じたときに
連動して電源がOFFになるのだけは改善して欲しい。
(メニューで設定のオンオフができて欲しい。)



それからチルト範囲がものすごく広がった2軸の可動式液晶モニター。

RX100は、そもそも液晶モニターは固定で、
RX100M2になって、チルト液晶モニターになっただけでも随分と便利になったものだけど、
RX100M3は、稼働範囲が広がって、上方向に180度まで広がった。


広角24mmで撮影できるから手を伸ばして撮っても背景もバッチリ入る。

下方向に約45度は同じものの
液晶モニターがぐるっと反対方向まで向くから
自分撮りとか友達とのツーショット撮影にも使える。


液晶ディスプレイの回転軸が中央から上部に移動した事もあって、
ちょっと向きを変えたいときも簡単にチルトできたり、
ローアングル時でも本体からギチギチだったRX100M2とくらべても
手元側に倒しこむことができるだけでも、
撮影する時の姿勢がもっと自由になった感じで何しろ楽ができる。

楽すぎて、頼り過ぎないように
外光が強い時はファインダーを使うようにしないといけない。
(自分への戒め。)

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●デジタル一眼カメラαと同じ感覚で使える操作性。


<左:RX100M3のメニュー画面 右:RX100M2のメニュー画面>

RX100M3のメニュー画面は、
いわゆる最近のデジタル一眼カメラαシリーズと共通となっていて、
大まかなカテゴリー(カメラ、設定、Wi-Fi、アプリ、再生etc)と
その一段下に小さく分類(1,2,3,4,5etc)と2段階にわかれているので、
素早く目的の項目に移動できる。


 
撮影時に重宝するのが、[Fn]キーから呼び出せる「クイックナビプロ」。

このあたりもデジタル一眼カメラαシリーズと同じ感覚で
視覚的に設定を確認、
さらに変更したい場合は、十字キーでいじれる。

いざ変更したいと思ったときにメニューを開かなくてもここで事が済む。

ここの上下それぞれ6つ、合計12コの項目は、
メニューの「ファンクションメニュー設定」でよく使うものに変更できるから
意図的に使いやすい。



操作性面としては、もうひとつ踏み込んで便利なのが
直接ボタンを押して設定を呼び出せるカスタムキーの自由度も高い。

本体背面右下は、名称が[C(カスタム)]ボタンに変わって
背面にある「コントロールホイール」の中央、左、右ボタンやC(カスタム)ボタンには、
40コ以上の機能から好みの設定を割り当てられる。

どこに何をわりあてたかを覚えてしまえば、
撮影してる時にワンボタンで設定呼び出しができる。

トータル的な設定を覚えさせられるダイヤルモードにある「MR(メモリーリコール)」も合わせると
かなり自分仕様にしてしまって使えるので
コンパクトデジタルカメラとはいえ、かなり思い通りに撮影ができる。

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●新しく搭載された機能も充実。


主にデジタル一眼カメラαシリーズで使えるアプリ
「PlayMemories Camera Apps」が、
このRX100M3でも使えるようになったのもひとつの進化点。

自分のIDで、他のαに一度でもダウンロードしていれば、
改めてRX100M3でダウンロードできる。
(一度有料アプリを購入していれば、以降追加料金はかからない。)

そうすると、αのサブ機としてRZ100M3を買った場合にも
アプリをわけ合えて使えるのは何気においしい。


動画撮影は、フルHD(1920×1080)60i/60p、AVCHDに加えてXAVC Sも選べる。

XAVC Sは、HD 50Mbpsというハイフレームレート撮影が選べるおかげで
動きの多いシーンでも圧縮ノイズの少ない高解像な映像を残す事もできる。

フルHD動画とMP4動画も同時に記録することもできる。

音声記録用として、ステレオマイクも搭載しているし、
動画撮影時でも、オート撮影以外にも
絞り優先(A)やシャッタースピード優先(S)、マニュアル露出(M)といった
個別の設定をして演出を活かした撮影もできたりと、
じつは動画撮影にも強みのあるカメラになっている。

長時間撮影はコンデジには向かないものの
ある程度の短いムービーを残すには、今までとは違ったクオリティの動画が残せて
おもしろそう。

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あくまでもコンパクトデジカメというサイズ感を変えずして
この中で極限までデジタル一眼カメラ的なクオリティに近づけて
それを気軽に持ち歩ける手軽さ。

ポケットに、カバンに持って行けて
それでいていい写真を残せるならこれほど好都合なカメラはないので、
これからもうちょっといろいろ持ち歩いて撮ってみよう。

・銀座ソニービルにカメラを体験しに行ってみた。(RX100III編)
・もういらないかも?と思っていたコンデジが激しく欲しくなるカメラ「RX100III」!

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