Cinema Line新製品「FX30」と「ZV-E10」を比較。リーズナブルでお手軽なVLOGCAM「ZV-E10」、本格的に動画撮影に応える「FX30」。
ソニーから、「Ci
発売日は2022年10月14日(金)。
販売価格は、XLRハンドルユニット同梱タイプの「ILME-FX30」が、328,900円(税込)。
XLRハンドルユニット非同梱の「ILME-FX30B」が、273,900円(税込)。
ソニーストアでの予約開始は、2022年10月4日(火)10時から。
ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)では、2022年10月1日(土)より先行展示を開始。
また、ソニーストアチャンネルでは、クリエイターによる『FX30』に対するインプレッショントークをライブ配信する予定となっている。
・映像制作クリエイターに向けた新開発センサー搭載のスーパー35mmフォーマットCinema Lineカメラ『FX30』発売| プレスリリース | ソニー
・【特設ページ】FX30 | α Movie Special Contents |α Universe | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・FX30 | プロフェッショナルカムコーダー | ソニー
・プロフェッショナルカムコーダー | ソニー
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目次
●FX30と各カメラの比較。動画モデルとしてのトータルバランスは◎。静止画機能は△。
・FX30とZV-E10の比較
まず今回は、どちらもAPS-Cセンサーを搭載した「Ci
価格を比較すると、「FX30」が273,900円(税込)~、「ZV-E10」は、88,000円(税込)。
同じAPS-Cセンサー枠でありながら価格差19万円近くあって、「FX30」はαボディ最安の「ZV-E10」3台分という価格。
金額だけ見ると、「FX30」はかなり高く見えてしまうけれど、実際どこが違うのか?
<参考:VLOGCAM「ZV-E10」を、ソニーストアで触ってきたレビュー>
・(その1)APS-Cイメージセンサー搭載の一眼カメラαシリーズがコンパクトなVLOGCAMに変身。
・(その2)強烈な電子手ブレ補正「アクティブモード」と、画角を思いのままにできるレンズ交換ができるメリット。
「FX30」は、新開発の約2600万画素のAPS-Cセンサー、「ZV-E10」は、約2420万画素のAPS-Cセンサー。
「FX30」、「ZV-E10」ともに6K相当の豊富な情報量を凝縮して、高品位な4K映像が撮影できる。
ただし、新開発センサーと最新の画像処理エンジンBIONZ XRを搭載している「FX30」のほうがより高画質かつあらゆる処理において高速であり、根本的にカメラのステージが異なる。
どちらも動画撮影時の設定によって使用されるセンサーの領域に違いがあるものの、「FX30」は ほぼクロップなしに4K60p撮影が可能で、4K120p撮影についても38%クロップされるものの撮影可能。
「ZV-E10」は、4K60p/120p撮影には対応していないし、4K24p撮影では6Kオーバーサンプリングとなっているけれど、4K30p時には約1.6倍相当の画角になっている。
また、「FX30」は冷却ファンを搭載し、熱により撮影が停止することがほぼない。
この時点で、全く異なる性能だとはっきりとわかる。
「FX30」の撮影設定別センサー使用箇所は、上のイメージ図のようになる。
4K60p以下の撮影であれば、ほぼセンサー全域を利用することが可能な一方で、よりセンサーからデータ転送速度が必要になる条件では徐々にクロップされていく。
このあたり、高画素センサーを利用している故に発生する事象だと思われる。
このような制限は当然ながら「ZV-E10」にもあり、前述したとおり4K30p撮影で約1.6倍相当の画角となる。
E PZ 10-20mm F4 G「SELP1020G」 |
E 15mm F1.4 G「SEL15F14G」 |
E 11mm F1.8「SEL11F18」 |
どちらのモデルもAPS-Cレンズを含むEマウントレンズの豊富なレンズ資産を利用できるので、クロップを前提として気持ち広角寄りのレンズをチョイスすれば快適に使用できる。
最近発売されたAPS-Cの小型軽量の超広角レンズについては、まさに「FX30」や「ZV-E10」を想定して開発されたものだと思われる。
「FX30」では、2600万画素を活かして、[超解像ズーム]にも対応しているといった汎用性の高さもある。
機能的な面では、「FX30」は動画撮影時のリアルタイム瞳AFで動物や鳥といった対象にも対応。
「ZV-E10」は、動画撮影時のリアルタイム瞳AFについては、「人物」のみ対応。
ボディ側の物理的な手ぶれ補正は、「FX30」は搭載しているものの、廉価モデルの「ZV-E10」には搭載していないというのは実撮影においてかなりの差になると思われる。
「FX30」のアドバンテージとして「FX3」 と同様に、メモリーカードスロットの仕様が、デュアルスロットかつCFexpress Type A / SDカードという仕様になっていること。
「ZV-E10」は、スロットは1つのみで、しかもSDカードとメモリースティック兼用タイプと仕様としては古い。
「Ci
その代わりに、バリアングルタイプの液晶モニターを備えている。
「FX30」の液晶モニターの画素数は非常に高く約236万ドットとなっている。
実は、「FX30」の静止画撮影機能は、電子シャッターのみで物理的なシャッターがなく、連続撮影(連写)もできない。
一方で、「ZV-E10」には特に静止画撮影での制限は特にない。
そのぶん、手軽にレンズ交換式のミラーレスカメラを買って、動画も写真も気軽に撮りたいという需要には「ZV-E10」のほうが当てはまる。
とは言えフォローしておくと、制限はあったとしても、新しいセンサーとBIONZ XR の性能を備えていると考えると静止画撮影時の画質には期待してしまいがち。
連写が必要なシーンでなければ、たとえば風景撮りやスナップ撮影といった使い方であれば静止画撮影もかなり有効ではないかと前向きにとらえる事もできる。
また、動画撮影時のバッテリーの持続時間については、採用するバッテリーが異なるため大きく変わってくる。
「FX30」は、フルサイズボディに採用されている大容量バッテリーであるZバッテリーを採用しているため、長時間撮影向き。
そのぶんフルサイズクラスのボディとなった「FX30」の方が、「ZV-E10」よりも約300g 重い。
「FX30」と「ZV-E10」はともにUSBストリーミング機能を備えている。
ただし、USBストリーミング時のクオリティには大きな違いがある。
「FX30」は、4K(2160p) 15p、フルHD(1080p) 60p/30p、HD(720) 30pといった出力解像度/フレームレートを選べるのに対して、「ZV-E10」はHD(720) 30p のみ。
その他、「FX30」には、動画撮影時の被写界深度を可視化する「フォーカスマップ」や、対象レンズでフォーカスを合わせる時に発生する画角変動を補正する「ブリージング補正」も搭載。
「フォーカスマップ」は、フォーカス情報(深度マップ)を、リアルタイムにピントの合っている範囲と合っていない範囲を視覚的にわかりやすく表示してくれる機能。
ピントが合っている部分よりも後ろ部分(後ボケ)を青系、前部分(前ボケ)は赤系でドット表示する。
手軽にVLOG撮影をするのか?本格的なムービーを撮りたいのか?
「ZV-E10」と比較した時の「FX30」の長所短所は以下の通り。
長所
・6Kオーバーサンプリングによる4K60p撮影が可能。(ZV-E10は、6Kオーバーサンプリングによる4K24p撮影)
・4K120p撮影が可能。(38%クロップ)
・冷却ファンを搭載し、熱対策が万全。
・CFexpress Type A / SDカード対応のデュアルスロット。
・モニターが高解像度な約236万ドット。
・動画系の機能を多く採用。高解像度USBストリーミング、フォーカスマップ、ブリージング補正。
・物理的な手ぶれ補正機構を搭載。
・バッテリーが大容量となり、動画撮影時間が劇的に増える。
短所
・価格差は19万円近く、「FX30」は、αボディ最安の「ZV-E10」3台分という金額。
・静止画撮影機能が大幅に省かれているため、電子シャッターかつ単写で撮影する必要がある。
・300gほどシステムとして重くなる。
もともと「ZV-E10」は、レンズ交換式カメラとしてVLOGに特化しつつ一番リーズナブルでお手軽なカメラとして登場したもの。
そのため、APS-C レンズが利用できるカメラとは言いつつも、経験値を積んでクオリティの高い動画を撮りたいと思ったときには機能的な物足りなさはどうしても感じてしまう。
かと思えば、フルサイズセンサー搭載する「FX3」に目を向けると55万円という高額さに躊躇してしまう。
そこにズバリ当てはまるのが「FX30」。
これから本格的に動画撮影にのめり込みたいという人にはまさにうってつけの一台と言える。
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●<参考>映像クリエイターに向けた新商品群「Ci nema Line」、「FX30」を追加。
ソニーが長年デジタルシネマ制作で培ってきた映像表現のノウハウや、最先端のデジタルイメージング技術を生かし、幅広いクリエイターに向けて展開する新たに映像制作用カメラの商品群「Ci
月の初旬にCinemaLineカメラ「FR7」が発表されたばかりで、新たにAPS-Cサイズのセンサーを搭載した「FX30」が発表。
よりコンパクトで機動力を活かし、APS-Cレンズを含むEマウントレンズの豊富なレンズ資産が利用できるαシリーズの技術を融合したモデルが「FX30」となる。
クリエイターの表現要求に応えるフルサイズカメラ「FX30」
<「FX30」の主な特徴>
•新たに開発したAPS-Cサイズ(スーパー35mm)の動画時有効約2010万画素(静止画時有効約2600万画素)裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R™を搭載。
•最新の画像処理エンジンBIONZ XRを搭載し、センサーとともに高感度・低ノイズ性能を実現。
•低感度側100から32000の常用ISO感度に加えて、14+ストップ(S-Log3動画撮影時)のワイドラチチュードで、明暗差のあるシーンでも、白とびや黒つぶれの少ない階調豊かな映像が記録可能。
•ISO800とISO2500の2つの基準ISO感度を持ち、明るい場面と暗い場面で2種類の基準感度を使い分けることができる、独自のデュアル・ベースISO機能に対応。
•Long GOPおよびIntra方式の両方で4:2:2 10bit記録が可能
•互換性のあるアクセサリを簡単に取り付けるための複数の1 / 4-20UNCネジ式取り付けポイント。
•2つのXLR / TRSオーディオ入力と1つの3.5mmステレオジャックを備えた取り外し可能なフレキシブルなハンドヘルド撮影を実現するXLRハンドルユニット(同梱モデル)
※装着可能なXLRハンドルユニット「XLR-H1」の単品発売は、2023年初旬予定。
•CineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見を元に作られた「S-Cinetone」を搭載。
•内蔵の冷却ファンにより、効果的な熱放散が可能になり、中断のない4K60p録画をサポート。
•最大4K120pを記録。(38%クロップ)
•最新の像面位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用した、ファストハイブリッドAFシステムを搭載。
高密度かつ広範囲(最大495点、撮像エリアの水平方向 約93%、垂直方向 約97%をカバー)に像面位相差AFセンサーを配置。
•4K120p記録時を含む全記録モードにおいて、浅い被写界深度でも、動きの速い被写体に高精度かつ滑らかにフォーカスを合わせ続ける。
•「リアルタイムトラッキング」、「リアルタイム瞳AF」、「AF Assist」、「AFトランジション速度」、「AF乗り移り感度」の活用により、ユーザー自身が条件に合わせてきめ細やかにフォーカスを操作することが可能。
•動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング現象(動画撮影中にフォーカス位置の変更によって画角が変化する現象)を最小化するブリージング補正に対応。
•CFexpress Type AメモリーカードとSDXC/SDHCメモリーカードに対応したスロットを2基搭載。
•アスペクトマーカーが、縦動画撮影向けの新規アスペクトに対応。
•UVC(USB Video Class)/UAC(USB Audio Class)のUSBストリーミング対応。
現在判明しているスペックを、他のボディと比べたものが上の表となる。
動画機のため、静止画撮影は可能なものの、連続撮影速度など、詳細なスペックについては公式にも掲載されていない部分が存在する。
センサーサイズや画素の差はあれど、ほぼ「FX3」のAPS-Cモデルと言っても差し支えないスペックを持っている。
APS-Cのαカメラでは、初となる最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズエックスアール)を搭載。
APS-Cのαカメラは、内部的な進化がなかったけれど、ようやく最新技術を搭載したカメラの誕生となる。
それ以外にも、一般向けの「α7 IV」と比べた場合、メモリーカードの仕様( CFexpress Type A / SDカード (x2))、モニターのドット数、冷却ファン付きでありながら重量が軽いといった利点がある。
もちろんフルサイズセンサーと比べてなので、静止画撮影では後れを取る部分はある。
しかし、4K60p撮影を行なう上では、「α7 IV」はAPS-C Super 35mmにクロップされ熱対策が必須、「FX3」はセンサーの画素数の問題でAPS-Cのレンズが使用できない。
APS-Cレンズを含むEマウントレンズの豊富なレンズ資産が利用できる「FX30」は今までのαのなかで、最も汎用性の高い動画撮影機となっている。
「FX30」は、インターフェースなども妥協はなく、端子類はすべて「FX3」相当のものを搭載。
HDMI Type-A端子、音声入力端子、ヘッドホン端子、USB Type-C端子 (x1、SuperSpeed USB 10 Gbps (USB 3.2) )、マルチ/マイクロ USB端子を搭載。
本体上部には、マルチインターフェースシュー(デジタルオーディオインターフェース対応)が搭載されている。
XLRハンドルユニットの接続の他、マイクなどを直接接続することもできる。
重さ:本体のみ:562 g
バッテリー、SDカード含めて、646g。
XLRハンドル、バッテリー、SDカード含めて、951 kg。
サイズ:129.7 mm x 77.8 mm x 84.5 mm (突起部除く)
映像世界を、切り拓く。クリエイターの情熱に、確かな力を
「FX30」は、新たに開発したAPS-Cサイズ(スーパー35mm)の動画時有効約2010万画素(静止画時有効約2600万画素)裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R™を搭載。
標準のISO範囲はISO100-32000相当で、14+ストップのワイドラチチュード。
2つの基準ISO感度(ISO800とISO2500)に切り換えできるデュアル・ベースISOに対応。
ISO800とISO2500のノイズレベルがほぼ同等で、撮影環境の明るさに合わせて基準ISO感度を使い分けることで、ノイズを抑えたクリアな映像撮影が可能となる。
「FX6」および「FX3」で好評な、肌の色を美しく見せるスキントーンを中心としたルック「S-Cinetone」を搭載。
4:2:2 10bit記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)にも対応し、撮影した映像をHDR(HLG)対応テレビでHDMI接続し再生することで、カラーグレーディングをせずに黒つぶれと白とびを抑えた、肉眼に近いリアリティーのある映像が楽しめる。
ソニーのフラッグシップとなるCineAltaカメラ「VENICE」の開発を通じて得られた知見を元に作られた「S-Cinetone」は、自然な中間色に加えて、映画のような外観を作成するために不可欠な柔らかな色と滑らかなハイライトが可能。
最高120fps(4K)のハイフレームレート動画記録にも対応。
オートフォーカスを備えたQFHD(3840 x 2160)解像度での非常に滑らかなスローモーション画像(最大5倍)は、新しい表現機能が可能になる。
快適なソロ撮影用に適応した設計
「FX3」にかわり、「FX30」は、ソニーの最もコンパクトで軽量なCinemaLineカメラとなり、手持ち撮影、ジンバル、ドローン搭載の作業に最適。
重さはわずか646g、バッテリーとメモリカードを含み、本体は約129.7 mm x 77.8 mm x 84.5 mm (突起部除く)。
カメラグリップは、長時間の撮影に最適な柔軟性、安定性、快適さを提供するように配慮して設計。
「FX30」の本体は、機動性と効率性を考慮して設計されており、5つの1 / 4-20 UNCネジ式取り付けポイントを備える。
互換性のあるアクセサリを簡単に取り付けることができ、手持ち撮影に十分な軽量性を維持し、セットアップと持ち運びが簡単。
同梱モデルに付属されるXLRハンドルは、特別な工具を使わずにマルチインターフェースシューを介してボディにしっかりと取り付けられ、アクセサリー用の3つの追加のネジ式取り付けポイントを提供。
外部モニター、レコーダー、ワイヤレスマイク、その他のアドオンなどのオプションのアクセサリをしっかりと取り付けることができる。
同梱されているXLRハンドルユニット「XLR-H1」については、2023年初旬ごろに単品発売する予定。
同梱モデル付属のXLRハンドルには、2つのバランスXLR / TRSオーディオ入力と追加の3.5mmステレオ2チャンネルジャックを備え、4チャンネル24ビットオーディオ録音を可能。
オプションのXLRまたはTRSマイクが接続されている場合、ハンドルのXLRアダプターがA / D(アナログからデジタル)変換とDSP(デジタル信号処理)を処理し、デジタルオーディオデータをカメラに直接転送して優れたオーディオ品質を実現。
XLRアダプターはハンドルに統合され、追加のケーブルやバッテリーを必要としないため、セットアップが簡単。
ハンドルを使用していない場合でも、FX3にはカメラ本体に3.5mmステレオマイク入力を備えている。
「FX30」は、撮像エリアの水平方向 約93%、垂直方向 約97%をカバーする範囲に最大495点の像面位相差AFセンサーと、コントラストAFのファストハイブリッドAFシステムを搭載して、高精度なフォーカシングをサポート。
タッチトラッキング(リアルタイムトラッキング)により、モニター画面で目的の被写体に触れるだけで、オートフォーカスとその被写体のトラッキングを開始。
リアルタイム瞳AFでは目を正確にとらえ、正確でスムーズなフォーカスが可能。
動画撮影時の「リアルタイム瞳AF」は、人物や動物、鳥の瞳検出に対応する。
より角度のある横顔や下向き、上向きの顔でも、リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRで、高精度かつ自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者はピント位置を気にせず構図に集中できる。
どのような状況でも安定した柔軟で正確なフォーカスを確保し、ソロ撮影でも簡単に操作ができる。
光学式5軸ボディ内手ブレ補正ユニットを備えており、手持ち撮影に非常に効果的。
手ブレ補正ユニットとカメラに内蔵した高精度なジャイロセンサーにより、4Kを含む各フォーマットでの動画撮影専用の「アクティブモード」も搭載。
ボディ内手ぶれ補正により、手ぶれ補正を持たないレンズも含め、幅広いEマウントレンズで効果的な手ぶれ補正が可能。
「FX30」はCatalyst Browse(無償)/Prepare(有償)や、Adobe Premiere Pro用の新しいCatalyst Prepare Pluginで活用することで、撮影から編集までの効率的なワークフローを実現する。
今回初めて搭載するブリージング補正や高品位な映像制作につながる手ブレ補正に加え、編集中にお気に入りのシーンやテイクを見つけやすいよう撮影中や撮影後にマークをつけたり、撮影時のイメージ通りにカラーグレーディングできるようLUTやEIの情報を引き継いだりすることも可能。
コンテンツクリエーターのための拡張性と操作性
「FX30」は、プロフェッショナルな操作性を最適化するように設計。
ISO、アイリス、ホワイトバランス調整などの映画撮影で頻繁に使用されるコントロールは、簡単にアクセスできるようにグリップとボディの上部に配置。
グリップの上部にあるズームレバーは、互換性のある電動ズームレンズを制御するだけでなく、クリアイメージズームを非電動ズームレンズとプライムレンズで使用できる。
このレバーは、手動ズームリング制御では難しいスムーズなズームも可能。
カメラの上部、前面、背面に記録ランプ(タリー)が付いているので、オペレーターやタレントが簡単に記録を確認できる。
カメラのステータスを一覧表示し、タッチ操作で設定値の変更が可能な「メインメニュー」を新たに搭載。
動画、静止画それぞれの撮影モードにデザインが最適化されている。
「メインメニュー表示」をカスタムキーへアサインすることで、すばやくアクセスして設定値の事前確認や変更が可能。
タッチ操作によってレスポンスよくクイックなメニュー操作ができるようになっている。
撮影に耐えうるカメラとしての信頼性
クリエイターには、洗練された機能やパフォーマンス以上のものに加えて信頼性と耐久性も必要。
「FX30」は、「FX3」と同様にアクティブ冷却用のファンと効果的な熱放散を組み合わせて、サーマルシャットダウンなしで中断のない4K60p記録を実現。
小型ボディに最適化された冷却ファンは、ボトムパネルからカメラに空気を吸い込み、側面から排気することで高効率の冷却を実現するというもの。
トップカバー、フロントカバー、内部フレーム、リヤカバーに至るまで、軽量で高剛性のマグネシウム合金を採用、カメラの剛性と軽量性を維持しながら、ボディの耐久性をさらに高めている。
アクセサリー取り付け用ネジ穴・吊環には、高剛性のSUS(ステンレス素材)削り出し部品を使用し、高い堅牢性を実現。
マウントには固定用のネジを6本使用し、マウント部の剛性を高め、超望遠レンズなどさまざまなレンズの使用に配慮している。
また、バッテリーカバー、端子カバー、シャーシ内のすべての接合部に強化シーリングが施され耐湿性を向上。
メディア蓋をヒンジ軸から二重蓋構造のスライド機構とロックレバーの組み合わせにし、信頼性を向上している。
「FX30」の拡張性
「FX30」は、Cinema Line上位機種と共通したワークフローを実現する「Cine EI」、選択したExposure Index(EI)に連動してカメラが自動的に基準ISO感度を切り換える「Cine EI Quick」の2つのモードから選択可能。
さらに、ISO感度を調整して露出を設定する「Flexible ISO」も選択できる。
HDMIによる、4672 x 2628 (59.94p、29.97p、23.98p)、16 bitに対応するRAW外部出力が可能。
メモリーカードスロットは、SDカードとCFexpressタイプAカードに対応したデュアルスロット。
SDカードは、UHS-IIに対応。
CFexpress Type Aカードは、高速連続静止画撮影と高ビットレートでの4K動画記録の両方に適した高速書き込み/読み取り速度を備えた次世代のコンパクトストレージ。
同じデータを両方のカードに同時に記録してバックアップすることができ、記録中に最初のメディアカードがいっぱいになると、「リレー」モードが自動的に2番目のメディアカードに切り替わる。
高速ワイヤレスLAN機能(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)および互換性のあるUSB-イーサネットアダプターを介した有線LAN接続、USBテザリングなど、高度な接続機能を装備。
Wi-Fi経由の「ImagingEdgeDesktop™」アプリによる「リモート」機能、またはUSBType-C®端末を介した超高速USB 10Gbps接続を使用して、PCからリモート撮影することもできる。
詳細は書かれていないけれど、UVC(USB Video Class)/UAC(USB Audio Class)のUSBストリーミング対応。
USB接続により、高画質WebカメラとしてPCなどで利用できる。
細かな追加機能として、SNS向けの縦の画角などのアスペクトマーカーを多数用意。
また、「α7 IV」に搭載されていた、フォーカスマップに対応するなど、最新モデルならではの機能追加が図られている。
もちろん静止画撮影機能も搭載されている。
詳細な性能はスペック上では書かれていないものも多く、実際に触って確かめていこうと思う。
「FX30」の発売を記念して、「新Cinema Line カメラ発売記念クリエイター応援キャンペーン」が開催決定。
FX30と対象レンズを同時購入し、応募すると、最大20,000円をキャッシュバック。
FX30 購入期間
2022年10月14日(金)~2023年1月10日(火)
※この期間内に購入された対象商品が対象です。
※予約販売期間中の購入も対象となります。
対象レンズ購入期間
FX30購入日~2023年1月10日(火)
・新Cinema Line カメラ発売記念クリエイター応援キャンペーン | ソニー
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●映像クリエイターに向けたカムコーダー
Cinema-line FX30「ILME-FX30B」 メーカー希望小売価格: 発売日:2022年10月14日(金) 予約開始:2022年10月4日(火)10時~ |
Cinema-line FX30「ILME-FX30」 メーカー希望小売価格: 発売日:2022年10月14日(金) 予約開始:2022年10月4日(火)10時~ |
CFexpress Type A メモリーカード「 CEA-Gシリーズ」 640GB 「CEA-G640T」 メーカー希望小売価格: 発売日:2022年11月11日(金) 予約開始予定:2022年10月4日(火)10時~ |
CFexpress Type A メモリーカード「 CEA-Gシリーズ」 320GB 「CEA-G320T」 メーカー希望小売価格: 発売日:2022年10月14日(金) 予約開始予定:2022年10月4日(火)10時~ |
Cinema-line「FX3」ILME-FX3
ソニーストア販売価格:
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口より徒歩3分。
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。旧福岡市立中央児童会館
営業時間:11:00~19:00