新ロケーションフリーTVをレビュー(画質&レスポンス編)
1.新ロケーションフリーTVをレビュー(開梱&外観編)
2.新ロケーションフリーTVをレビュー(ワイヤレス設定編)
3.新ロケーションフリーTVをレビュー(ロケフリプレーヤー設定編)
の続き。
ロケーションフリープレイヤーPC用「LFA-PC20」で
いろいろとレート変更が出来るようになったのでいじってみた。
設定は、
画面下の左から3番目のレートアイコンを押す。
通常は、状況によってレート変更をしてくれる【自動】になっていて、
今現在の映像と音声のレートも表示されてる。
デフォルトでは「AVCを利用する」にチェックが入ってる。
【プリセット】を選ぶと、
転送レートを低い順から1~6の段階で手動で切り替える事も出来る。
そしてもう一つは、【カスタム】設定で、
映像のビットレート、フレームレート、キャプチャーサイズ、
音声のビットレート、サンプリングレートを細かく設定まで出来るようにもなった。
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参考までに【プリセット】を1から6まで変化させてみて
VAIO typeTの11.1型にフル画面表示したものを撮影してみた。
(レートはその際に出ていた数値の参考値)
1.
映像レート:85~143kbps
音声レート:42~53kbps
2.
映像レート:184~236kbps
音声レート:41~57kbps
3.
映像レート:266~388kbps
音声レート:42~57kbps
4.
映像レート:476~573kbps
音声レート:42~70kbps
5.
映像レート:829~971kbps
音声レート:39~62kbps
6.
映像レート:2585~3304kbps
音声レート:115~141kbps
1は見れたもんじゃない。
文字はおろかヒトの判別もつかないほど粗い。
2になるとある程度見えるようになってきて
文字もどうにか読める。
3.4.5と上がるにつれて少しづつ画質がよくなるのがわかる。
6になると、くっきり感が増して非常に見やすい。
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次は、ソフトウェアの違いを比べるために、
別のVAIO typeTに、
前のロケーションフリープレーヤーPC用「LFA-PC1」をインストールして
ロケーションフリーベースステーション「LF-PK20」に接続して
比べてみた。
前回触れたように、
「LFA-PC1」では画面のタテヨコ比が変えられないため、
ハイビジョンスゴ録のように16:9で出力したままだとタテに画像がのびてしまう。
そこで、ハイビジョンスゴ録側の出力設定を4:3に変更すれば、
PCに映し出される画像のタテヨコ比は正常になるものの
上下に黒帯が入る上、VAIO typeTのようなワイド画面に全画面で出そうとすると
左右にまで黒い画面が出来てしまって、全くフル画面にはならない。
それと画質の比較。
どちらも手動で最高レートの6を選んだ場合での比較。
【左がLFA-PC1 右がLFA-PC20】
実際には、全く同じ画面の大きさからの撮影じゃないので
ココまで極端に違うかどうか?というと疑問もあるけど、
見比べてジーっと見てると
LFA-PC1のMPEG4の画質と比べて
LFA-PC20のAVCでの画質向上効果が現れてるのが
結構ハッキリとわかる。
最後にもうひとつはリモコン操作をしてから
反応が画面に現れるまでのタイムラグの差をチェック。
ボタンを押してからメニューが出てくるまでの時間を
一応、ストップウォッチで5~6回テストしてみた値の平均。
【LFA-PC1:約4.5秒 LFA-PC20:約2.3秒】
タイムラグは約2倍の差。
この差は操作する際には全然違ってくる。
今まで(LFA-PC1)だと、ボタンを押してからあまりにも待たされるから
ついつい予測して、何回も先押しするようになるんだけど、
これがまたしくじると余計ドツボにハマってしまったり。。
本当にコレがストレスになって使わなくなる一番の原因だった。
その時間が半分に縮まった事で
決してイライラしないワケじゃないけど、
今までよりは全然違った操作感を味わえる。
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VAIO typeTほどの画面に全画面で映し出しても
充分視聴できるキレイさと、
半分に縮まったレスポンスの良さは
以前から使ってる人ほど違いを感じ取れる。
最初は画期的だという事だけがクローズアップされていたけど、
今回のモデルチェンジで、
本格的に使える実用的なモデルになったんじゃないかなと。
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