誰もが使いやすいモバイルノートへ「VAIO typeS」(前編)
持ち運びしやすいモバイル性を保ちながら
サクサクと動作してくれるのが
13.3インチクラスの画面の大きさを持っていた
VAIO typeS(SZシリーズ)。
外観のスパルタンなイメージを含め
ビジネス用にもプライベート用としても使えるPCとして
男性、特に30代40代からは圧倒的な支持を集めてた。
たぶん、その嗜好はあり続けるわけで
さらに究極を求めると、
typeZがまさにその欲求を満たしてくれるVAIOになる。
けれど、
誰もがそっち系ばかりを求めてるわけではないし、
同等のサイズのPCで、もう少し肩の力を抜いた
女性にも受け入れられやすいモデルは必要だったのだろう、
モバイルクラスでは
ビジネスにでもプライベートにでも活用できるモデルとして
新型のtypeSが投入。
といいながらも
まったく同じtypeSというネーミングを持ちながら
前モデルのSZシリーズの性能を上回る進化を遂げている。
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前置きはさておき、
新VAIO typeSには、店頭モデルにある“スターシルバー”に加えて
ソニースタイル限定カラーとして
“ナイトブラック”と“サクラピンク”の合計3色のカラバリで展開。
その限定カラーの一つ
“ナイトブラック”の実機をソニースタイルから借りたので
自分の持ってるSZシリーズと比較しつつレビューしてみる。
まずは
そのままの見た目をぐるぐるとチェック。
【VGN-SZ94S】 【VGN-SR90NS】
同じ13.3インチサイズのボディ、
ブラックカラー同士という事もあって非常に似ているけれど
SZシリーズのような鋭角的なデザインとは違う
全体的に丸みを帯びた形状に変化。
特にTZシリーズの流れを汲む
シルバーに塗装されたシリンダーフォルムが
大きなアクセントになっている。
実寸での大きさの比較。
SZシリーズ「プレミアムモデル」
高さ:最薄部21.8mm、最厚部33.0mm。
奥行:234.3mm
SZシリーズ「スタンダードモデル」
高さ:最薄部24.7mm、最厚部36.4mm。
奥行:234.3mm
VAIO typeSは
高さが、最薄部24.9mm、最厚部34.0mm。
奥行:233.8mm
横幅は全て共通で315mm。
もうほとんどの誤差程度しか差がなく
むしろ厚みが増してるようにも見えるけれど、
意図的に直覚的なデザインをやめて、
ラウンドボディにした事で比較的スッキリとしたデザインに見える。
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インターフェースは、
前面に、
ワイヤレスLANスイッチ、
メモリースティックとSDカードスロットが付く。
ワイヤレスLANのモジュールは
新型の「Intel WirelessWiFi Link 5100」で
802.11nのドラフトに対応、
最大通信速度は300Mbpsとなる。
右側面には、
DVDスーパーマルチドライブ、USBx2、
LAN端子(100BASE‐TX/10BASE‐T)、モデム端子、電源ボタン。
DVDドライブは、Optiarc製の「AD-7910S」。
Optiarcという会社は、正式にはソニーNECオプティアーク?で、
ソニーとNECの2社による合弁会社。
主にPCに搭載する光学ドライブを生産している会社で、
ノート用のDVDドライブがこれにあたる。
電源ボタンは、
エメラルドグリーンの光を強く放ち
シルバーのリングの外周にもグリーンのラインの入った
2重の輝く演出。
スタンバイ時には、オレンジ色にゆっくりと明滅する。
左側面には、
Expressカードスロット、i.Link、
D-sub15ピン出力、マイク、ヘッドホン端子、電源端子。
SZシリーズに唯一残っていたPCカードスロットは、
今回のtypeSでついになくなってしまった。
ACアダプターは、
SZシリーズ後期型と同様の小型化されたタイプで
「VGP-AC19V25」、電圧は19.5V。
電圧のワリに、A4サイズのVAIOノートに付属しているACアダプタよりも
持ち運びを考慮して小さくなっている。
本体との接続は、
ヒンジの円柱部分にズボっと差し込む。
本体裏面。
バッテリーはシリンダーではなく、通常の長方形タイプ。
標準バッテリーの型番はVGP-BPS13A/B。
容量は約4800mAhで、
VAIOカスタマイズ時のグラフィックが
ATI Mobility RadeonHD3470(128MB)の場合で約4時間、
インテル GMA 4500MHD(チップセット)で6時間。
裏面の手前側のフタをネジ2本をはずして開けると
そこにはメモリーが搭載されている。
メモリーは、DDR2のSDRAMで、
転送レートは800MHz。
最大の搭載量は4GB。
SZシリーズのメモリーの転送レートの667MHzよりも高速化。
アクセスが簡単なので
後からの増設も容易。
続いて、奥側左にあるフタも
2つのネジをはずすだけでとりはずす事ができて、
なんとすぐに2.5インチHDDと対面。
最初の2本のネジはフタとともにHDDを固定するネジでもあり、
残りの反対側にある2つのネジをはずすと
いとも簡単にHDDが取れる。
インターフェースはS-ATAになっていて
フレキ基盤がマザーにつながっている。
今回の7200回転/分のHDDをチェックすると
日立製の「HTS722020K9SA00」。
結構優秀なHDDで、
以前にSZシリーズのHDDをこのHDDに換装した覚えが。。
体感速度重視なら、
この7200回転/分の200GBをチョイスするのがベスト。
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いきなり
メモリー増設とHDD換装がものすごく簡単にできて
かなりメンテナンス性に優れたボディ。
気合を入れてバラす必要がないから、
比較的、工作が得意でない人でも
購入後にパフォーマンスアップをしたいと思ったら
それが出来るというのが非常にありがたい。
誰もが使いやすいモバイルノートへ「VAIO typeS」(後編)
へ続く。
・インテルCentrino2の秘密
・typeZ & typeS徹底比較
2件のコメント
HDDとこんなにすぐご対面ってどいういうこと?
なに、これ。舐めてる。
SZの時と比べたら・・・
いじりまくり可能ですな。
>deutchさん
typeSの裏にあるフタをはずすだけで
速攻HDDとご対面でしたw
一番交換頻度の高いメモリーに加えて
HDDもこれだけアクセスがしやすいとなるとかなり便利ですねw
たぶん
CPUは本体をバラさなきゃダメでしょうけど
あまりCPU交換はする事はないので
こっちのほうがいいですねw