ソニーが基本的に好き!

新CPU「Core i7 640M」、新デザイン「インフィニートストライプス」をまとったVAIO Zシリーズを触る。

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・VAIO Zシリーズiconの2010年秋冬モデル「VPCZ13AHJ」icon
少しだけ触る事ができたので、
Z11、Z12との若干の違いを含めて軽くチェック。

【VPCZ11/Z12の共通性能】
・VAIO Zシリーズの中身が全部変わってパフォーマンスはどこまで上がったのか?
・新旧VAIO ZシリーズのGPUパフォーマンスをベンチマークで比較する。
・FF14のベンチマークテストを片っ端からVAIOで計測してみる!

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Z11/Z12からZ13への変更点とは言っても
ハード的な大きな変化はなく、
最新CPUが搭載されるのが一つの変化点。

32ナノメートルプロセスルールの
Core iシリーズ(Arrandale)を採用。

ハイパースレッディングで4スレッドもの同時処理が可能
単独作業では一つの動作周波数を上げて
Core i7/i5では高速処理させるターボブーストが可能で
その時々の状況に分けて最良のパフォーマンスが発揮できる。

プロセッサー  キャッシュ 周波数  最大周波数 TDP コア/スレッド数
Core i7 640M  4MB  2.80GHz  3.46GHz  35W  2/4
Core i5 580M  3MB  2.66GHz  3.33GHz  35W  2/4   
Core i5 460M  3MB  2.53GHz  2.93GHz  35W  2/4   
Core i3 370M  3MB  2.40GHz  非対応   35W  2/4   

最上位のCPUで見ると「Core i7-640M (HTテクノロジー対応)」の
動作周波数は2.80 GHzで、
ターボ・ブースト時は最大3.46GHz。
2次キャッシュは256KB×2で、3次キャッシュが4MB。
TDPは35W。

今までのモデルの最大CPUはCore i7 620M(2.66GHz)だったので
単純に周波数が引き上がっている。

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ハイブリッドグラフィクスという
2つのグラフィックを切り替える事ができる機能は健在で
搭載されるGPUに変化はない。

[SPEEDモード:NVIDIA GeForce GT 330M GPU]
GPU Clock  :575hz
Memory Clock :1066Mhz(128bit)
Shader Clock :1265 MHz

専用のビデオメモリーは1024 MB、
メインメモリーからは8GBを搭載している場合
3582MBの割り当てが可能で最大のグラフィックスメモリは4606MBとなる。

[STAMINAモード:Intel HD グラフィックス]
GPU Clock  :500Mhz
ビデオメモリー:128MB
プロセッサーに内蔵。


ストレージに関しても同様で
Zシリーズ最大の処理速度と大容量を兼ね備えるのが
SSD2つを1枚の板にしたものを2枚採用して
RAID 0という構成にしたクアッドSSDとなる。

ここでは、
約256GB(64GBx4)なので
64GBのSSDが4つ使用されている事になる。

総容量としては、約238.5GBで、
リカバリー領域に13.52GBを割り当て。


システムドライブとしては、
224GBのうち
約37GBをOSやその他のアプリが占有していて、
空き容量としては、約187GBになっている。

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簡単なベンチマークテストも掲載。

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●Windows エクスペリエンス インデックス
Windows 7の「パフォーマンスの評価」

プロセッサ:6.9
メモリ:6.9
グラフィックス:6.3         (4.3)
ゲーム用グラフィックス:6.3   (5.1)
プライマリハードディスク:7.9
(カッコ内はSTAMINAモード時)

「Windows エクスペリエンス インデックス」を見ると
CPUは、
Core i7-620M(2.66 GHz)と
Core i7-640M(2.80 GHz)とではどちらも6.9という評価で
数値的な差としては表現されていなかった。

やはり特筆すべきは
プライマリハードディスク評価で、
クアッドSSDになると最高評価の7.9となっている。

グラフィックは
「SPEEDモード」時では6.3、6.3という評価。

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●CrystalDiskMark3.0(x64 Beta3)

ストレージの速さに関しては飛び抜けていて
シーケンシャルの最大読み書きスピードは驚異的、
ランダムアクセスも高速で
クアッドコアSSDの驚異のアクセスパフォーマンスが見てとれる。

実際、ここのスピードが
PC全体のレスポンスを底上げしている事もあって
体感速度は非常に速くより快適に感じられる。

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●CINEBENCH R11.5
CPUの演算能力とグラフィック性能を計測するベンチマークソフト。

「Z13:Core i7-640M(2.80GHz)/NVIDIA GeForce GT 330M GPU」icon
Open GL 13.25 fps
CPU 2.42pts

「Z11:Core i7-620M(2.66GHz)/NVIDIA GeForce GT 330M GPU」icon
Open GL 13.73 fps
CPU 2.35pts

CPUは何度か計測した上での結果なので
Core i7-640Mが若干の高い性能を発揮しているようにも見える。

GPUに関しては、全く同じものなので
数値は誤差と考えるしかない。

簡単なベンチマークテストからの判断になるけれど
総じて見るとCPUだけの性能差というのは全体からみれば
それほど大きなものになっていないので
ハード的にはZ11、Z12と大差ないと取れるけれど、
元々モバイルPCとしての性能バランスがとても高い事もあるし
最新のソフトウェアがプリインストールされているという点を含めて
Z13となっている。

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Zシリーズの魅力は
モバイルにそぐわぬ性能だけではなくて
その製品作りにある。

13.1型ワイド液晶を基準とした
極限まで削られたフットプリントからくる
全体的に非常にコンパクトにまとめられたデザイン。

そしてそのディスプレイには、
1920×1080という緻密な解像度と
忠実な色を再現できるAdobe RGBカバー率96%の広色域ディスプレイ、
光を分散して反射しにくくしてくれるアンチグレア・低反射コート、
傷のつきにくいハードコーティングといった
まさに自宅の作業環境をまるごと外に持ち出せる快適度を持ち合わせる。

照度センサーを搭載しているので
周囲の明るさに応じて画面輝度を自動調整したり、
暗い場所ではキーが光るバックライト付きのキーボードも搭載できる。

また、他のモバイルPCでは省かれてしまう点にも妥協しない。
高音質エンジン「Sound Reality」を搭載、
Dolby Home Theater V3にも対応、
さらには、ノイズキャンセリング機能やマイク指向性機能といった
音についても非常に高いこだわりを持っている。

WiMAXやWWANも搭載可能で、
インターフェース部分も「i.LinkとUSBx2」か「USBx3」か
といった選択もできたりと
こだわり抜いた自分仕様の1台をカスタマイズできる。

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デザイン面でも液晶天板には、
軽量化と堅牢性を兼ね備えたハイブリッドカーボンを使用、
パームレスト部分は1枚のアルミ板を切削する工法を使って
不要な部分を削るというレーシングカー並のダイエットを行い、
光学ドライブにも強度を残しつつも軽量化を図るなどした軽量化など
一つ一つの削減の積み重ねで、
本体重量は最軽量値では1.36Kgという軽さになる。

そのカーボンを採用した液晶天板には
デザインを施す事もできて、
今回触れたモデルはVAIO 2010年秋冬モデルに加わった
新デザインの一つとなる「インフィニートストライプス」。

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「インフィニートストライプス」は、
天板の右側中央あたりから放射状に
ストライプラインが流れるパターンで、
そのライン一つ一つは実際に凹凸がある。

この独特な凹凸のある立体的なデザインは
極端に主張するほどのインパクトはあえてないものの
光の加減で見え隠れするラインだとか
Zシリーズを手にて触れた時のそのラインの凹凸感を
感じられたりするのがとても心地良い。

ビジネスシーン利用にも違和感なく利用できて
それでいて、本来のVAIO Zシリーズのもつ鋭角的で
鋭いボディラインと合わさって
画一的な他のPCとは明らかに異なる個性を発揮してくれる。

性能とモビリティ、
それから持ち運びたいと思えるそのデザイン
その3つが非常に高いところでバランスを保っているのが
このVAIO Zシリーズiconと言える。

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