Xperia PLAYに搭載されている“テザリング”機能を試してみる。

以前、GALAXY Tab（SC-01C）で
“テザリング”が使えてたので実験した事があったけど、
その後のアップデートで“テザリング”の機能は塞がれてしまった。
（アップデートしなければ大丈夫なはず。）

GALAXY Tab（SC-01C）を扱うdocomoとして、
“テザリング”を推奨してないための措置だとされている。

Android 2.2以降になると、もともと“テザリング”機能があるので、
新しく出てきたXperia arcならAndroid 2.3だからそれが出来てもおかしくないはずなのに
やはり国内で発売されたXperia arc(SO-01C）には
その機能はカットされているし、アプリを利用しても使えないようになっていた。

で、
ふと、そういや海外で手に入れたSIMフリーのXperia PLAYだったらどうなんだろ？
と思って設定を見てみたら、モロに
「テザリングとポータブルアクセス」という項目があったので
使えるかどうかを試してみた。

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＜前置きのXperia PLAYでモバイルネットワーク設定＞

まずは、ちょっとさかのぼって、モバイルネットワーク設定から。
Xperia PLAYには、「docomo定額データプラン」の契約をしたSIMカードを挿入。

設定メニューから、「無線とネットワーク」を開く。
と、まぁそこにXperia arc(SO-01C）にはない「テザリングとポータブルアクセス」
という項目があるかれそりゃコレ見たら誰でもピンと来るのだけど、
今はちょっとお預け。

初期状態では、通信できない状態なので、
モバイルネットワークの設定をまずしておかなきゃいけない。

「モバイルネットワーク設定」を開く。

一応「携帯電話事業者」をひらいてみると
SIMカードから、NTT DOCOMOと認識されている事がわかる。

で、設定しておかなきゃいけないのは、アクセスポイント。
「アクセスポイント名」をタップしてAPNの一覧を見ると
Xperia arc(SO-01C）であれば、
「mopera U(ｽﾏｰﾄﾌｫﾝ定額」、「mopera U 設定」、「spモード」
という3項目があらかじめ作られているのだけど、
このXperia PLAYには全く何も無いので、
自分の持っているSIMカードに対してのAPN設定を作る作業から。

APN画面で、メニューボタンから「新しいAPN」をタップして
たとえば自分の場合は、moperaの定額データプランの設定を入力。

名前は任意。「例：U定額HIGH-SPEED」、
APNに、「mopera.flat.foma.ne.jp」と入力、
もう1回メニューボタンを押して保存をすればOK。

ちなみに、Xperia arc(SO-01C)の「mopera U(ｽﾏｰﾄﾌｫﾝ定額」にある
「mpr2.bizho.net」といったAPNは、Xperiaなどの専用設定なので
SIMフリー端末では接続はできない。

最後に、作ったAPN設定を選択しておくと、
docomo回線で通信が可能になる。

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＜Xperia PLAYでのテザリングの設定＞

で、ここからがテザリングの設定。

設定メニューから、「無線とネットワーク」を開いて、
「テザリングとポータブルアクセスポイント」をタップする。

すると、
USBケーブルを接続してテザリングをする『USBテザリング』と、
Wi-Fiを経由してテザリングをする『ポータブルWi-Fiアクセスポイント』の
2種類の接続方法があるのがわかる。

まずやる事としては、
Xperia PLAY をポータブルWi-Fiのアクセスポイントとして接続する際の
アクセスポイントの設定。

別の機器からアクセスする際の
アクセスポイントとしての個別設定。

ネットワークSSIDと、セキュリティの有り無し、パスワードといった設定を
任意に入力。

あらかじめネットワークSSIDには
XperiaPLAYの型番である「R800i」ってのが入ってたのでこのまんまでいいや。

セキュリティは、「なし」か「WPA2 PSK」のどちらかの2択。

WEPキーしか使えない機器からアクセスしたい場合は「なし」にするしかないのだけど、
さすがにフリーなんてのは恐いので、「WPA2 PSK」を選択、
パスワードを任意に設定して保存する。

これで設定は終わり。
超簡単。

ちなみに、「テザリングとポータブルアクセスポイント」には
親切な事に、日本語のヘルプもあって、
USB接続とポータブルWi-Fiホットスポットの
それぞれの解説まで見られるというオマケ付き。

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＜実際にXperia PLAYでテザリングできるか？＞

実際に出来るかどうかの実験。

まずは、
Xperia PLAYの「ワイヤレスとネットワークの設定」から
「テザリングとポータブルアクセスポイント」をひらいて、
『ポータブルWi-Fiアクセスポイント』のチェックをタップ。

すると、通知エリアにWi-Fiの青いアイコンが現れて
通信が可能になった事がわかる。

そして、VAIO Pシリーズのワイヤレスネットワークから検索すると、
「R800i」というSSIDのアクセスポイントが見つかるので
自分の設定したパスワードを入力すると
ワイヤレスでXperia PLAYとVAIO Pシリーズがつながって、
Xperia PLAYを経由してインターネットが利用できるようになった。

ついでにもう一つの接続方法として「USBテザリング」。

これはまず、USBケーブルでXperia PLAYとVAIO Pシリーズを物理的に接続する。

それから、
Xperia PLAYの「ワイヤレスとネットワークの設定」から
「テザリングとポータブルアクセスポイント」をひらいて、
『USBテザリング』のチェックをタップすると、
今度は、通知エリアにUSB接続を示す青いアイコンが現れて
テザリングが可能になる。

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まぁなんて簡単！

テザリングは、ひとまずその環境だけで、
自分の身の回りにある複数の通信系ガジェットが同時に使えたり
Wi-Fiルーターを別に持っていかなくていい。
反面、そもそも単独で使うスマートフォンのバッテリーを消費してまで
やるメリットがあるかどうかというと微妙で、
各局は専用のWi-Fiルーターのほうが便利だったりする。

あくまでも出来るよという事がわかればよかったのでこれで終了ー。

それにまだdocomoはテザリングに対してオープンにしてないし
何かがきっかけで上限を超えてとんでもない請求が来る可能性がないわけでもないし
すっきりおもいっきり使えるという状態でないので、
自己責任レベルを脱しないし扱いは充分に注意が必要。

ふと通信キャリアとしては、
docomoのMVNOとしてフレキシブルに対応している日本通信であれば
通信速度があまり出なくても低コストで利用できる「b-mobileSIM U300」とか、
必要な時にだけ高速に使いたい用途向けの「b-mobile Fair」とかあたりを
利用してみるのも効率的で良いかもしれなーと思ったりもした。

・Xperia PLAYで、プレステとかモロモロのゲームを遊んでみる。
・Xperia PLAYのホワイトがついにやって来たのでまずは外観レビュー。

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