コンパクトサイズでも撮るための道具としての究極の一眼クオリティーを、「NEX-7」
「いつでもどこでも、一眼クオリティーの高画質を」というキャッチフレーズとともに
ミラーレスのAPS-C搭載αシリーズとして登場したNEXシリーズに新たな展開。
そのコンパクトさはそのままに、
撮る喜びと持つ喜びを兼ね備えた「究極の小型一眼カメラ」として、
ここに「NEX-7」が誕生。
・有効約2430万画素のイメージセンサー(APS-Cサイズ)で高精細な画質を実現 3つのダイヤルによる快適な操作で意図した表現が可能なレンズ交換式一眼カメラ『NEX-7』発売
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●最高の画質のための妥協のない一眼クオリティー
デジタル一眼カメラ“α77”に搭載する
新開発有効約2430万画素“Exmor”APS HD CMOSセンサーと
進化した画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」をこのNEX-7にも搭載。
撮像素子はAPS-Cサイズで有効約2430万画素となった圧倒的な解像度を持った
“Exmor” APS HD CMOSセンサーから、
美しいぼけ味から、きめの細かい階調表現、
さらに、ソニー独自の「オンチップカラムAD変換技術」や「デュアルノイズリダクション」で
低ノイズのクリアな静止画や動画を記録する事ができる。
そして、ISO感度は100-16000という幅広い感度領域に対応して、
高感度での撮影時もエッジや輪郭部のシャープさを保ちながら圧倒的な低ノイズを実現する。
その高画素化した大量の情報を高速・高精度に処理するために
進化した新しい「BIONZ」を搭載して、
高速連写や画像の重ね合わせ処理といった作業をこなす事を可能にしている。
また、RAWの段階でノイズ低減処理を行う「RAWノイズリダクション」という
非常に負荷のかかる画像処理を高速で行い、低ノイズで高画質な画像を再現する。
そして、通常のデジタル一眼カメラと比べてNEXの弱さとなっていてレスポンスとフォーカスを高速化。
α77にも採用されている“電子先幕シャッター”の採用と、新制御システムによって
シャッターボタンを半押しして被写体にピントが合ったことを確認した後、
シャッターボタンを押しこんでから実際に露光開始するまでの時間、
いわゆるレリーズタイムラグを世界最短の約0.02秒にまで短縮、
速度優先連続撮影モードで約間10コマ/秒の連射性能を持つ。
イメージセンサーの読み出しを今まで(NEX-5比)の倍速(120fps)で行いながら
AFアルゴリズムと画像処理エンジンの性能向上も貢献して、
高速なAFを可能にした。
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●リアルに伝えるXGA有機ELファインダー
それから、NEXでは初となるファインダーを標準搭載、
それもここにおいてもα77にも搭載されている
有機ELを採用した「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を採用。
有機ELファインダーは、
まず235.9万画素という非常に決めの細かい解像度を持っていて
被写体の細部に至るまで確認する事ができ、精度の高いピント合わせが可能。
そして自発光する有機ELだからこその
忠実な黒を再現する高いコントラスト、広色域、優れた応答性により、
暗がりでの撮影時でも、
光学ファインダーでは見えないような部分でもしっかりと視認できたり
早い動きの被写体に対して、
通常の電子ビューファインダーだとブレたり残像が残ってしまうような状態でも
有機ELビューファインダーの圧倒的な応答性で、それが圧倒的に少ない。
見たままがそのまま画像となる100%の視野率は当然ながら、
33.1°という大きな視野角や約23mmというハイ・アイポイントといった
ビューファインダーを覗くと
見た時のその画像の広さや見やすさというのをヒシヒシと感じられる。
また、有機ELの高い解像力を生かして
ファインダー内に、カメラの情報を表示して確認したり
構図を決めるのに役立つ「水準器」の表示も可能で、
光学ビューファインダーに迫る表現力だけでなく
こうしたファインダーを覗いても様々な情報が得られるといった
利便性の両者を兼ね備えているのが有機ELビューファインダーだと言える。
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●革新の操作性 “Tri-Dial Navi”
今までのNEXでは、
本体背面の真ん中にあるコントロールホイールをクルクルまわして
UIメニューを操作するというシンプル操作がウリとなっていた。
けれど、簡単操作という面ではよかったのだけれど
細かな設定をしたいと思った場合には
その設定項目にたどりつくまでに手間取る部分もあった。
今回、NEX-7ではその背面のコントロールホイールに加えて
本体上面にも2つダイヤルを配置して、合計3つの
パラメーターをダイレクトに、素早く調整できる操作性を実現、これを“Tri-Dial Navi”と呼ぶ。
シャッターボタンの右側にある「ナビゲーションボタン」を押すことで
露出、フォーカス、ホワイトバランス、Dレンジ、クリエイティブスタイルといった
5つの機能を切り替えて、
そこからダイヤル操作で素早く設定の変更ができる。
他にも、ピクチャエフェクトやカスタム設定を
5つの項目のいずれかと入れ替えも可能で、
その順番や切り替えの数までも変更する事ができるので、
より使いやすい自分専用の設定を好みで作ることができる。
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●なめらかな60pフルHD動画や映画フィルムのような24p動画を。
新規格となるAVCHD Ver.2.0(Progressive)に対応して
イメージセンサーからの60fpsで読みだして
60i(インターレース)の記録はもちろん、60p(プログレッシブ)、24pの、
3つのフルHD動画の撮影が可能に。
本体背面にあるMOVIE(録画)ボタンを押すだけですぐに動画の撮影が始まり、
APS-Cサイズの撮像素子の大きさを利用して背景のボケた動画を撮ったり
P、A、S、Mモードで設定を自分の意図する設定に変えて
露出をいじったり、映画フィルムと同じフレームレートにした24pでの動画や
「クリエイティブスタイル」、「ピクチャーエフェクト」といった効果をかけて
撮影を撮影したりもでき、今までにない演出を施した動画撮影も楽しめる。
また、音声記録用のステレオマイクやスピーカーは
風切音を減らしたり、集音性をあげるなどして音質の向上もはかっている。
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●機能美を追求した道具としてのデザインと無限の拡張性
“Exmor”APS HD COMSセンサーや“XGA OLED Tru-Finder”、
といった高機能を詰め込みながらも小型ボディを貫き
かつその愛着のわく道具としての機能美を追求したデザインを採用。
本体の上面カバーと前カバーには、軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用、
シャッターボタンやナビゲーションボタン、2つのダイヤルキー、ソフトキーは
金属の塊から一つ一つを削りだしており、その高い質感と耐久性を両立させる。
グリップ部の素材には、肉厚のゴムを採用して
ホールド感はもちろん、耐久性を考慮している。
背面にある再生ボタンやフラッシュポップアップボタンは、
指標アイコンに色入れを施して、
使っていてはがれてしまうという事がないように処理がなされている。
背面の液晶モニターには視野率100%の
約92.1万ドット3.0型ワイド「エクストラファイン液晶」
と高コントラストで深みのある黒を再現する「TruBlack」を採用。
その液晶ディスプレイは、ボディ背面から上方向に約90度、
そして下方向に約45度チルトさせることができるようになっている。
フラッシュも別ユニットではなくポップアップ式のストロボを内蔵。
ガイドナンバーは6(ISO100・m)、照射角は18mmをカバー。
充電時間は約4秒で、フラッシュモードには
外部フラッシュ用のワイヤレスも備えている。
さらに、オートロックアクセサリーシューも搭載していて、Eマウントではなく
Aマウント用のストロボや外付け液晶モニター、マイクといったアクセサリーを
そのまま使用できるというのも一つの大きな特徴。
バッテリーとメモリーのスロットは、グリップ部の下部よりアクセス。
バッテリーは、従来どおりNEXで採用される小型なタイプ「NP-FW50」で、
撮影可能枚数は
ファインダー使用時で約350枚、液晶モニター使用時で約430枚
動画撮影可能時間は、約100分となる。
使用できるメモリーは、
“メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ”、
SD/SDHCメモリーカードに対応したマルチスロットを搭載。
USB端子やHDMI出力からBRAVIAと接続して
ブラビアリンクやブラビア プレミアムフォトにも対応していて
SONY製品ならではの連携もしっかりと搭載されている。
外形寸法は幅約119.9mm×奥行き約42.6mm×高さ約66.9mm。
本体のみの重量は約291gで、バッテリやメモステ含めた重量は約350gとなる。
それから、
この採用されているEマウントレンズは、さらに本腰を入れるようで、
2012年までに累計で10本を発売予定としている中で、
まず、「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」、「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」、
「E 50mm F1.8 OSS」の3本が市場に放たれる。
それに、
EマウントカメラでAマウントレンズを利用できるマウントアダプターに
新しく「LA-EA2」が登場して、なんとこのアダプターには
レンズモーターとトランスルーセントミラーテクノロジーを内蔵しているので、
Aマウントレンズを装着して、まるでα55のように位相差AFの超高速AFと高速連写が可能になる。
Aマウント用のオートロックアクセサリーシューも備えているから、
ここから、ストロボや外付け液晶モニター、マイクといったアクセサリーも付けられるわけで、
結果としてEマウントレンズもアダプター経由でAマウントレンズも使えて
ありとあらゆる拡張性を存分に楽しめるというのも、
実はこの「NEX-7」の魅力というか楽しさにもつながっていく。
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●メインを脅かす究極のサブカメラ「NEX-7」
このNEXというコンパクトな一眼カメラは、
もともとは、通常のデジタル一眼レフカメラにあった
大きい、重い、難しいといったハードルを払拭するために登場したモデルだったけれど、
今やその超小型ボディに、APS-Cサイズのイメージセンサーを載せた事によって
よりクオリティの高いモデルが出て欲しいというベクトルが生まれていた。
と、ちょうどそこに登場したのがこのNEX-7なわけで、
普通なら、いくら高性能とはいえ、ある程度の妥協する部分があってもおかしくないのに、
あの、びっくりするほどに高性能になったα77に搭載されている
有効約2430万画素“Exmor”APS HD CMOSセンサーと
進化した画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」を載せてくるわ、
脅威の再現性と利便性を兼ね備えた
有機ELを採用した「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載してくるわと
ありえないほどに最新の技術をフルに投入していて
むしろやり過ぎなんじゃないか?と思わせるほどのハイエンドっぷり。
そのα77の弟分のような性能を持ちながら
でも、本体サイズはきっちりとコンパクトだという事。
NEX-7に、Eマウントレンズをくっつければ
それはそれはα77とは比べ物にならないほどの体積の少なさと手軽さで高機能を持ち運べてしまう。
今までは、Eマウントレンズやアクセサリーのバリエーションも少ないし、
従来のマウントアダプタ「「LA-EA1」でようやくAマウントレンズは使えたものの
AFはあまりの遅さに使い物にならなくてMFでの扱いになるといった具合に
いまいちその拡張性を楽しめないでいたけれど、
このNEX-7に関しては、
新しいマウントアダプタ「LA-EA2」の登場を含め
ありとあらゆるAマウントの周辺機器を流用しまくれる。
実際にそんな巨大なものをてんこ盛り付けてたら
そもそものコンパクト性なんてなくなっちゃうじゃないか?と思えなくもないけれど、
この拡張できるという可能性が重要。
自分の持ち運ぶシチュエーションに応じて
自分の好みの仕様に変化させる。
それが、最も信頼のおける高性能なボディが中心にあればこそで
これほどワクワクするアイテムはない。
実用性からかけ離れていようとも
それをあえてやれてしまう、この合体機構はやっぱり男の浪漫だなと思うわけで。
話を元にもどすと、もちろんこのNEX-7では、
本来のデジタル一眼カメラには絶対的に及ばないところはあるけれど、
メインをも食ってしまいそうな究極のサブ機として、
これを導入してみるのもアリじゃないだろうか?
価格も後2万円足せばα77が買えてしまうというなかなかな高価な設定になっているけれど
それに見合うだけの性能もクオリティも兼ね備えている事には間違いない。
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<デジタル一眼カメラ「NEX-7」ラインアップ>
デジタル一眼カメラ「NEX-7K」ズームレンズキット
ソニーストア販売予定価格:144,800円(税込)
デジタル一眼カメラ「NEX-7」
ソニーストア販売予定価格:129,800円(税込)
・日常の一瞬をとらえるためのこだわりの性能を詰め込んだデジタル一眼カメラ”α77”
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