ソニーが基本的に好き!

普段使いに良さげなヘッドホン「MDR-EX650」と「MDR-XB70」を使ってみた。


密閉型インナーイヤーレシーバーは、好んで「MDR-EX1000」を使ってるけれど、
耳にひっかけるギミックで取り回しが大きくなりがちだったり
いちおう買った金額が高かっただけに常時使いにするにはもったいないので、
汎用で気にせず使えるくらいのヤツが欲しいなーと思ってたら、
ちょうど良さげなのが出てきたので、使ってみる事に。

モニタータイプのMETALEX 「EXシリーズ」と
重低音を重視したEXTRABASS「XBシリーズ」、2種類出してきて、
どっちがいいかなーと思ったら両方買っとけって事で、
「MDR-EX650」「MDR-XB70」

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●モニタータイプのMETALEX 「MDR-EX650」

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もともとモニタータイプのヘッドホンが好みで、
元をたどると、「MDR-EXQ1」とか、「MDR-EX90SP」あたりから
ちょっと良いイヤホンにハマってしまって歴代買い換えてるような気がする。

なのでほぼ反射的に欲しくなった「MDR-EX650」
カラーは、ブラスブラウンをチョイス。
(もう一つのカラーは、ブラスブラック。)

ハウジングの素材に”真鍮”を採用して、共振を抑える役割を、
それから、最終的な音を伝える音導管の素材にも”真鍮”を採用して
しっかりした強度を保ちつつ、内径を15%広げていて
拔けの良い高音域再生に貢献しているというのが大きな特徴。

小さくても適度な重さ(約9g)があって、金属のヘアラインがみえつつ
ハウジングにはSONYの文字が入っていて見た目の質感も良い。

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密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-EX650」
希望小売価格 9,975円(税抜価格 9,500円)
ソニーストア販売価格:7,980円(税込)

インナーイヤーレシーバー本体以外には、
ハイブリッドイヤーピースの予備、クリップ、キャリングポーチが付属。

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16mmドライバーユニットと同じサイズのドーム面積を確保しながら
エッジ部分を最小幅に抑えて、振動板の有効面積を大きくしたため
ドライバーユニットのサイズは12mmと小型ながら、確かにサイズは小さい。

内部は、360kJ/m3の高磁力ネオジウムマグネットと、
今までよりも長いロングボイスコイルを採用して
高感度で低歪な音響特性を持つとされている。

ハウジング上にポート(通気孔)を開けることで、
低域の音が出る時の通気をさせてリズムを整える役割をさせている。

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ドライバーが小さい事もあって耳の奥にすっぽりと入るので装着しやすい。
この小ささはなかなか便利で、プレーヤーと一緒に持ち運ぶ時にも
最小サイズで携行できるのがいい。

イヤーピースは、
2種類の硬度のシリコンを組み合わせたハイブリッドイヤーピースで、
L(水色)、M(緑)、S(橙)、SS(赤)と全部で4種類のサイズのものが付属。

耳の中でのホールド性が聞いてる音に随分と影響もするし
長時間つけていて痛くならない丁度いいサイズを最初に選ぶのが肝心。

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プラグ部分は、L字型の金メッキになったステレオミニプラグ。
プラグの反対部分にハウジングと同色のメタルをあしらっていて
このあたりの質感の演出がなかなかいい感じ。

コードの長さは1.2mのOFCリッツ線で、
細かい溝のあるセレーションコードになっていて
これだと確かに絡みにくいし、タッチノイズもほぼない。

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それから、付属のアジャスターに巻きつけて
コードの長さを調整して、邪魔な時には短くできる。

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●重低音を重視したEXTRABASS「XBシリーズ」

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重低音に特化したEXTRABASSシリーズ。

出た当初に買って、確かに低音に特化しまくっていて
それはそういうものだとわかってはいたものの、どうもしっくり来なくてしばらく敬遠していたけれど、
1コ前のモデルくらいから、低音重視ながらも、中高域も過不足なくでるようになって
かなり自分的には聞きやすくなったなーと思ったので、
今回はこっちも買って聴いてみる事にした。

カラーは、ゴールドをチョイス。
(もう一つのカラーは、ブラック。)

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密閉型インナーイヤーレシーバー「MDR-XB70」
希望小売価格 8,715円(税抜価格 8,300円)
ソニーストア販売価格:6,980円(税込)

インナーイヤーレシーバー本体以外には、
ハイブリッドイヤーピースの予備、クリップ、キャリングポーチが付属。

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ドライバーユニットは、「MDR-EX650」と同じ12mmのタイプで
振動板の有効面積を大きくすることで、16mmドライバーユニットと
同じサイズのドーム面積を確保。

360kJ/m3の高磁力ネオジウムマグネットと、
従来よりも長いロングボイスコイルを採用しているという点も同じで
基本部分は「MDR-EX650」と同じ。

特徴的なのはハウジング部のデザインで、
切削したアルミニウム製のハウジングで容量を大きめに、
ドライバーユニットから鼓膜までの気密を高めつつ
ハウジング上にあるダクトを設けて、
そのダクトから通気抵抗をコントロールして低域の振動板の動作を最適化。

この構造で、量感のあるしっかりとした低音を持ち上げながら
中広域もきちんと保たせている。

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ハウジング部分が特徴的かつ大きいので、
ここは外に逃がしつつ、イヤーピース部分をしっかりと耳に装着する。

イヤーピースは、
2種類の硬度のシリコンを組み合わせたハイブリッドイヤーピースで、
L(水色)、M(緑)、S(橙)、SS(赤)と全部で4種類のサイズのものが付属。

ハウジングは明るめのゴールドで、ここにはアルミヘアラインが入る。
ドライバーとダクト周辺の部分が光沢のあるブラックになっているので
ここが若干ちゃちく見えるのがもったいない。

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プラグ部分は、L字型の金メッキになったステレオミニプラグ。

コードの長さは1.2mのリッツ線で、
タテに細かい溝のあるセレーションコードでひらべったいきしめん状になっている。

Y型になったコードは、コードスライダーで調整もできるので
からみ防止にもなる。

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付属しているのは、クリップで、
コードをひっかけておいて衣類などどこかに固定する場合に使える。

うーむ、手にしている時の質感は「MDR-EX650」のほうが良い。
音には関係ないけど。

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●それぞれをとっかえひっかえしながら使ってみた雑感。


「MDR-EX650」「MDR-XB70」をそれぞれとっかえひっかえしながら
いろいろと音楽を聴いてみた雑感。

まずは普通に、ウォークマン「NW-ZX1」「NW-M505」で、
手持ちの音楽(WAV、FLAC、MP3)を試聴。

「MDR-EX650」は、
モニタータイプというだけあって、高音が強くしっかりと聴こえてくるのが特徴で
全体的にこもった感じもなくクリアでスーッと入ってくるし
聴いている限りでは、低音も出てきているので心地よく聴ける感じ。

ただし、「MDR-EX1000」に慣れてしまってる状態で切り替えると
音の厚みの物足りなさを感じてしまって、ついつい比べてしまって、
やっぱり元に戻したい衝動に駆られる。

おそらくコレ単体を使ってたら十分で、日常使いにはもってこい。

ハイブリッドイヤーピースを耳に合わせてしまえばしっかりと装着できて保持も良いし
何しろこのボディの小ささは取り回し含めていろいろ楽だし、
見た目オシャレなわりに、乱雑にプレーヤー本体にぐるぐるっと巻いて持っていける感もいい。

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それから、「MDR-XB70」は、聴いてみたらもう間違いなく重低音がズンズンと攻めてくる。
けれど、やっぱりEXTRABASSが出た当初の、低音ボコボコばっかりで音楽としてどうなんだ?
という極端すぎるレベルじゃなくて、きちんと中高音もキレイに奏でていて
躍動する音楽を楽しんでる感じで、これはこれでなかなか新鮮。

クリアとか繊細さという部分からすると、そこは「MDR-EX650」のほうが聴き取れるけれど、
よくよく考えたら、それこそ電車とか飛行機とか移動中に聴く環境って全然よくなくて
もはや邪魔されることが多かったりして、
だったら、こうしてそこそこバランスとりながら重低音を聴けるのは楽しいじゃないか。

そういえば、シンプルに音楽を聴くだけじゃなくて、
例えば、XPERIAで動画を見るときに使うとか、PS Vitaでゲームする時用に使うとか、
爆風ドカーン!ズズズーン!とかこういった音が展開されると、
「MDR-XB70」のほうが聞こえてくる音としては余裕で楽しい。
これはアリだなと再認識。

と、ひとまずさらっと使ってみただけの感想だけど、
それぞれに特性がしっかりでていて、
どっちも、エイヤーっ!と持ちだして使えるから両方あってもいいか。

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