「Nintendo Switch2」とソニー製ヘッドホンの相性を調べてみた。ワイヤレスヘッドセット「WH-1000XM6」、ゲーミングギア「INZONE Buds」、PS5用ヘッドセット「PS Link PULSE Elite」、有線接続「MDR-MV1」など。
ついに2025年6月5日(木)に発売された「Nintendo Switch2」を幸運にも発売日に「Nintendo Switch2」をゲット!(残念ながら自分のではない)。
せっかくならソニー製品といっしょに使いたいということで、一番利用頻度の高いであろうヘッドホンと接続してみた。
Nintendo Switch 2 がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
オレのじゃないけどーーーーwwwww
へーこんなふうになってるんだーへー(唇を噛み締めながら pic.twitter.com/YUd3nwnwBq— 君国泰将 (@kunkoku) June 5, 2025
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目次
●Nintendo Switch2とソニーヘッドホンの相性を調べてみた。
Bluetooth接続(WH-1000XM6):△
「Nintendo Switch2」は、Bluetoothオーディオに対応していてワイヤレスヘッドホンが利用できる。
対応プロファイルはA2DP・AVRCP、対応コーデックはSBC・AAC。
ただし、Bluetoothオーディオではマイク入力には対応していない。
まずは、ソニーのフラグシップワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」を接続してみる。
「WH-1000XM6」の電源ボタンを電源長押しすると簡単にペアリングできる。このあたりはスマートフォンと同じ流れ。
ワイヤレスヘッドホンが接続されていると、設定内に現在の出力として「Bluetooth(WH-1000XM6)」と表示されている。
早速ヘッドホンを装着して使ってみると、当たり前に音声も出ている、がしかしやはりBluetoothオーディオでは遅延がかなり気になる。
ホーム画面の操作音と実際の映像のズレが気になるくらいなので、ゲームとなると遅延が深刻。
正直なところbluetoothにヘッドホンを接続してゲームプレイするのは厳しい。
「WH-1000XM6」の場合、後述する有線接続で遊んだほうが幸せになれる。
オーディオジャック接続(MDR-MV1):◯
「Nintendo Switch2」は、携帯ゲーム機ということもあって本体にオーディオジャックが備わっている。
背面開放型スタジオモニターヘッドホン「MDR-MV1」と繋いでみたところ、接続端子がφ6.3mm標準プラグのため、付属する3.5mmプラグに変換するアダプターを使う必要があってかなりゴテゴテしてしまった。
さすがに持ち運び向きではない。
ただし、音については有線接続のため遅延もなく、音の定位もしっかりとしていて有線接続のメリットはゲームにおいては超重要。
しかも、サラウンド効果を付与して立体的な音響を出すことができることもあって、MDR-MV1でプレイする楽しさは倍増。
Nintendo Switch 2 Proコントローラーを使う場合であれば、コントローラーの底面にヘッドホンマイク端子を搭載していて、「Nintendo Switch2」をテーブルモードやTVモードにして有線ヘッドホンを使うこともできる。
このあたりPS5などのコントローラーでも同じ仕様。
Nintendo Switch 2 Proコントローラーを「Nintendo Switch2」と接続していると、音声の出力先は、”Nintendo Switch 2 Proコントローラー”と表示されている。
ドックから大画面テレビにつないでプレイするときにも、コントローラーとヘッドホンを手元で使えるので手軽に安定した音声を楽しめるのがイイ。
USBレシーバー接続①(INZONE Buds):◯
次にUSBレシーバーで接続できるゲーミングワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Budsを接続してみた。
INZONE BudsはBluetoothでの直接接続もできるけれど、対応コーデックは超低遅延な次世代コーデックLE Audio(LC3)のみという、かなり特殊な完全ワイヤレスイヤホン。
「Nintendo Switch2」はLE Audio(LC3)には対応していないのでここでのBluetooth接続はできない。
という前提がありつつ、INZONE Budsに付属しているUSBレシーバーを「Nintendo Switch2」に接続して使ってみる。
USBレシーバーはUSB Type-C端子のため、「Nintendo Switch2」にそのまま接続可能。
「Nintendo Switch2」はUSB Type-C端子が2つ備わっていることもあって、USBレシーバーでポートを1つ使ったとしても、もう一つのUSB端子から電源供給しながら利用することもできる。
USBレシーバーにあるモードは[PS5/MOBILE]として使ってみる。
実際に使ってみると、音の遅延はまず感じないほどの超低遅延でゲームプレイもスムーズ、音質もじつに良い。
使っていて気になったのが、「Nintendo Switch2」本体側と、INZONE Buds側のどちらも音声の調整ができてしまうこと。
操作によっては、妙に音が小さいな?と思ったら、本体側かイヤホン側どちらかの音量が極端に小さくなってたなんて事も起きるかも知れない。
イメージとしては、以下のような感じ。
本体側(音量100%) ✕ イヤホン側(音量100%)= 実際の音量100%
本体側(音量100%) ✕ イヤホン側(音量70%)= 実際の音量70%
本体側(音量50%) ✕ イヤホン側(音量50%)= 実際の音量25%
音量設定が2つに分かれていると調整が面倒なので、基本的にはどちらかの音量を最大にしておいて、片方だけで調節するといった使い方がわかりやすい。
じつはドックにはUSB Type-A端子しかない。
そのため、変換アダプターを別途用意してUSBレシーバーの端子を変換すれば利用できる。
「Nintendo Switch2」のドックには後方のサイド面に少し飛び出したかたちで接続。
この場合、ドックにUSBレシーバーを接続しているのでTVモード時しかINZONE Budsを利用できない点には注意。
TVモードで出力された画面を見てみると、INZONE Budsへの出力されていることがわかる。
さらに、マイクもそのまま利用できるのでとても相性がイイ。
音量設定は、コントローラーでもできるのでイヤホン側は最大にしておいて、「Nintendo Switch2」側で音量調整する使い方が楽。
INZONE Budsとの組み合わせはかなり良くて、USBレシーバーを使うヘッドホンであれば基本的に「Nintendo Switch2」との相性が良いと言える。
USBレシーバー接続②(PS Link):◯
最後に、PlayStationのアイテムとなるPULSE Elite ワイヤレスヘッドセットでも試してみた。
オーバーヘッドタイプのPULSE Eliteや完全ワイヤレスイヤホンのPULSE Exploreでは、Bluetooth接続の他に、PlayStation Link USB アダプターを使った超低遅延な接続がウリ。
PlayStation Link USB アダプターはUSB Type-A端子のため、本体に直接接続するのは諦めて、ドックに接続してみた。
仮にUSB Type-C端子に変換して本体に接続しても、飛び出しがかなりのもので使っていて端子が折れてしまわないか危険極まりないのでポータブルには不向きということで諦めた。
このあたりのシンプルさも良い。
音声は超低遅延のおかげで、ゲームをプレイしても全く違和感がない。
ちなみにヘッドセットのマイクも利用できて、本体側のマイクから離れていてもノイズの少ない通話もできるというメリットもある。
さすがゲーム用というべきか。
「Nintendo Switch2」の設定画面をみると、USB(PlayStation Link Adapter)と表示されていて認識されている。
ちなみにPS LinkもUSBオーディオのため、「Nintendo Switch2」側とPlayStation Link側で音量設定が分かれている。
先のINZONE Buds同様に、この接続でもどちらかの音量を固定して調整したほうが使いやすい。
●「Nintendo Switch2」と、PlayStationシ& INZONE シリーズのヘッドセットとの相性は良さげ。
PlayStationシリーズやソニーの INZONE シリーズのヘッドセットは、ゲーミング用ということもあって、「Nintendo Switch2」との相性はとても良い。
特にPULSE EliteとPULSE Explore、INZONEの対応オーバーヘッドホンについては、USBレシーバーとBluetoothの2台同時接続が可能。
ということは、Switch2のゲーム連携サービス「ZELDA NOTES」による音声ガイドや音声コンテンツをゲームの音を聴きながら同時に聴くことができる。
ゲーム音とガイド音声を同時に聴くことができれば、ゲームをより楽しむことができる。
ダイレクトなBluetooth接続については技術的な限界もあって厳しいといのが本音のところ。
今も昔もオーディオジャックの有線接続は、配線が邪魔に感じるけれど確実かつ遅延なしの無敵状態。
ひとまず自分の好みでヘッドホンを使ってみると良さそうである。
次回は、ソニーのテレビ・ディスプレイ製品との組み合わせを試してみる予定。
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●今回使用したヘッドホン
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
※Bluetooth・有線で接続可能
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Buds
WF-G700N
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
※USBレシーバーで接続可能
![]() PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット CFI-ZWH2J ソニーストア販売:22,980円(税込) ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
![]() PULSE Explore™ ワイヤレスイヤホン CFI-ZWE1J ソニーストア販売:34,980円(税込) ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
USBレシーバーをSwitch2に、Bluetoothをスマートフォンに接続して、同時に音声出力もできる
モニターヘッドホン「MDR-MV1」
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)
●長期保証3年ベーシック付属
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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