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「Nintendo Switch2」とソニー製テレビ・ゲーミングモニターの相性を調べてみた。4K テレビ BRAVIA、ゲーミングモニター INZONE M10S / M9II、HDMI2.0対応モニターなど。


「Nintendo Switch2」とソニー製ヘッドホンの相性を調べてみた。ワイヤレスヘッドセット「WH-1000XM6」、ゲーミングギア「INZONE Buds」、PS5用ヘッドセット「PS Link PULSE Elite」、有線接続「MDR-MV1」など。

Nintendo Switch専用ドックを使ってHDMI出力して大画面テレビに映し出して遊べるのが特徴。

新しいNintendo Switch2は、最大3840×2160ピクセル 60fpsまたは2560×1440ピクセル120fps、HDR10の出力できるようになった。

付属するケーブルにはHDMI2.1対応ケーブルなのに、本体ならVRRに対応しているのに映像出力すると非対応といったHDMIの仕様がよくわからない。

Nintendo Switch2の映像出力の実力を検証することも含めて、ソニーのテレビ・ゲーミングモニターと接続してみた。

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●「Nintendo Switch2」の映像出力を検証

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」【55型】の場合


最初にもっともポピュラーかつスタンダードな接続先となるテレビとの接続。

今回使ったテレビは、ソニーの4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」

性能としては、HDMI2.1【4K(3840×2160)120Hz HDR】に対応しているので、Nintendo Switch2用としては十分。

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」Nintendo Switch2を接続して、ドックの出力情報を見てみる。

すると、すべて自動設定のままで、4K(3840×2160)HDR出力できている事を確認。

このとき出力できる周波数は60Hzに固定。

仕様のとおり、4K 120HzやVRRには対応していない。

BRAVIA 7では、「Nintendo Switch2」のフルスペックの映像出力ができていることがわかる。

HDR出力時には、Nintendo Switch2の画面にHDR(ハイダイナミックレンジ)の調整を促すウィザードが現れる。

任天堂はテレビ・モニターを販売しているわけではないため、ソニーのテレビとPS5のような自動調整機能はない。


ここで、解像度をフルHD(1920×1080)に変更してみる。

Nintendo Switch2の設定からテレビの解像度を1080p(FHD)に変更すれば、テレビ側の解像度もフルHDになる。

1440p(WQHD)がグレーアウトして選択できないのは、一般市販のテレビがそうであるようにBRAVIA 7がこの解像度(WQHD)に対応していないため。


ドックの出力情報を確認すると、フルHD(1920×1080)60Hz HDRで出力されている。

ここで、[出力できる周波数]を見てみると、60Hzだけでなく、120Hzにも対応している事がわかる。

これは、120Hzは対応しているゲームをプレイするときに有効になるという事。

4Kの場合は60Hzとなるものの、フルHDの場合は120Hzまで出力できるという事になる。

ちなみに、映像出力についてはテレビ側のHDMI信号フォーマットの設定も重要になる。

BRAVIA 7Nintendo Switch2」を接続したさいに、設定ではよりデータ量の多いHDMI信号に対応する[拡張フォーマット]を選択している。

この設定がもしも[標準フォーマット]だったらどうなるのか?

こちらも試してみる。

Nintendo Switch2の映像出力を確認。

4K出力時のドック出力情報を見てみると、4K(3840×2160)の出力が出来ているものの、HDRは[-]と表示されていて有効になっていない。


さらに、解像度をフルHD(1920×1080)に変更してみる。

するとフルHD(1920×1080)では、HDRは出力できているものの、出力できる周波数が60Hzのみで120Hzには非対応となっている。

テレビ側のHDMI信号設定を適切に設定していないと、せっかくの性能を出しきれない(HDRや120Hzが出力できない)場合がある。

Nintendo Switch2をテレビに接続するさいは、テレビ側のHDMIの設定も必ずチェックしておこう。

ゲーミングモニター(QHD 480Hz)INZONE M10Sの場合

 
さて、ここからはいわゆるゲーミングディズプレイをいくつか試してみる。

まず最初に、ソニーの27インチQHD(2560×1440)480Hzの有機ELゲーミングモニターINZONE M10S(SDM-27Q10S)Nintendo Switch2に接続。

INZONE M10Sは、HDMI2.1に対応するゲーミングモニターで、最大480Hzというリフレッシュレートに対応する。

INZONE M10Sでは、WQHD(2560×1440)60Hz HDRで出力されていることを確認。

出力できる周波数は60Hzだけでなく、120Hzにも対応していて、Nintendo Switch2のフルスペックを出力できている。


INZONE M10Sの仕様として、設定できる解像度は、最大1440p(WQHD)まで。

INZONE M10Sでは、内部的に4K映像を受け取って表示する機能を備えていないため、「Nintendo Switch2」では、4Kを選ぶことはできない。

INZONE M10S側の映像出力情報を見てみると、WQHD(2560×1440)60Hz HDR(HDR10)で出力されていることが確認できる。

ここで、INZONE M10Sに備わっている機能の一つである、画面を小さく表示する機能[24.5インチモード]を試してみる。

あえて画面を小さくすることで視線移動が減り集中できるというモード。


すると出力される映像がフルHD(1920×1080)60Hz HDRに変更。(120Hzには対応)

INZONE M10Sの24.5インチモードでは、解像度は2368×1332となる。

Nintendo Switch2」の映像出力は特殊な解像度には対応しておらず、フルHD(1920×1080)で出力となっている。

そのため結果としてドットバイドットで表示ができない(出力される解像度よりも多いピクセル数で表示)しているため若干画面がぼやけてしまう。

もしも、INZONE M10Sが4KやWQHD出力を受けて、低いピクセル表示できる機能があればより綺麗に出せたのだけど、この[24.5インチモード]が特段重要というわけでもない。

あくまでも検証の結果でわかった事のひとつ。

それよりもINZONE M10Sの有機ELディスプレイでの映像が恐ろしく綺麗なことは間違いない。

これでゲームをするに値するほどの感動がある。

Nintendo Switch2」のディスプレイが液晶ディスプレイなのかーと残念に思っていた人にとっては、有機ELテレビや有機ELゲーミングモニターを組み合わせるのはめちゃくちゃアリかもしれない。

ゲーミングモニター(4K 160Hz)INZONE M9IIの場合

次は、ゲーミングモニター(4K 160Hz)INZONE M9IINintendo Switch2」に接続。

INZONE M9IIは、27インチ4K(3840×2160)160Hz直下型LED部分駆動液晶を搭載するゲーミングモニター。

HDMI2.1に対応するゲーミングモニターで、HDMI接続時には最大144Hzというリフレッシュレートに対応する。

そのため、4K(3840×2160)60Hz HDRの映像出力が出来る。


4Kテレビと異なる点として、1440p(WQHD)出力も選択できる。

そのため、120Hzで表示したいときにも解像度をフルHDまで落とすことなく、高解像度と高リフレッシュレートを両立できるというのはおおきなメリット。


INZONE M9IIは、WQHD(2560×1440)60Hz HDRにも対応。

出力できる周波数も60Hzのみならず120Hzに対応している。

120Hzに対応しているゲームのときに、あえて解像度をフルHDまで落とすことなく1440p(WQHD)のままプレイできるという選択肢が取れるのは魅力。

HDMI2.0 ゲーミングモニター(WQHD 170Hz)TUF Gaming VG27AQGL1A ZAKU II EDITIONの場合


これまで検証したテレビ・モニターはHDMI2.1に対応するディスプレイ。

そこで、HDMI2.0のゲーミングモニターASUS TUF Gaming とNintendo Switch2を接続してみた。

性能としては、WQHD(2560×1440)170Hz HDRに対応するモニターで、HDMIの場合は144Hzに対応する。

このモニターはHDMI2.0対応になるため、HDMI2.1に対応しているNintendo Switch2とは相性が良くないのでは?と当初思っていた。


接続してみると、4K(3840×2160)60Hz HDRで映像出力されている。

WQHD(2560×1440)モニターではあるものの、4Kの映像信号にも対応してて4K映像をWQHDに縮小して出力してくれる機能がある様子。


Nintendo Switch2側の解像度設定を1440p(WQHD)に変更してみると、WQHD(2560×1440)60Hz HDRで出力されていることを確認。

出力できる周波数は120Hzにも対応していて、Nintendo Switch2の映像をフルスペックを出力できている。

どうやら「Nintendo Switch2」の持つ4K60Hz HDR、WQHD 120Hz HDRは、HDMI2.0の帯域で十分にサポートできてしまっている。

では、Nintendo Switch2がHDMI2.1に対応しているうえで寄与しているところはあるのか?

設定画面を見ていると、[自動低遅延モード(ALLM)]で対応しているテレビと接続したときに、テレビ側の映像モードを自動的にゲーム向けの低遅延モードに変更してくれるという機能を発見。

これは確かにHDMI2.1に対応したディスプレイでのみ利用できる機能ではあるものの、これだけのためにわざわざHDMI2.1のディスプレイを用意しなくても良いんじゃないかとも思える。

正直なところ、例えばすでに持っているモニターがHDMI2.0対応であっても十分活用できるし、もちろんこれから購入するのであればHDMI2.1対応のモニターを買おうくらいのスタンスで良いのかもしれない。

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●Nintendo Switch2にはHDMI2.1は必須ではないものの今から買うなら最良のモニターを。


Nintendo Switch2と接続したときの対応状況
・4K液晶テレビBRAVIA 7(3840×2160)
     4K 60Hz HDR:◯
 WQHD 120Hz HDR:-
   フルHD 120Hz HDR:◯
備考:自動低遅延モード(ALLM)対応、WQHD出力に未対応

・有機ELゲーミングモニターINZONE M10S(2560×1440)
     4K 60Hz HDR:-
 WQHD 120Hz HDR:◯
備考:有機ELの発色・視野角が良く、WQHD 120Hz用にはかなりおすすめかも。

・4K液晶ゲーミングモニターINZONE M9II(2560×1440)
     4K 60Hz HDR:◯
 WQHD 120Hz HDR:◯
備考:4K60Hz、WQHD 120Hzどちらにも対応

・HDMI2.0 ゲーミングモニターTUF Gaming VG27AQGL1A(2560×1440)
     4K 60Hz HDR:◯※(WQHDに縮小して表示)
 WQHD 120Hz HDR:◯
備考:4K60Hz、WQHD 120Hzどちらにも対応

検証結果としては以上のとおりだった。

確認した限りNintendo Switch2は、それほど上位の規格に対応していなくても問題なさそうだった。

もしかすると情報として出ていないだけで色深度などが若干異なっているかもしれないものの、それよりもディスプレイ発色などの影響のほうが大きい。

実際必要になるのは4K60Hz HDR出力に対応しているかどうかが重要で、[自動低遅延モード(ALLM)]についてはそこまで気にする必要はないかもしれない。

そう考えると、Nintendo Switch2をプレイするだけなら、比較的安価なモニターでも十分とも言える。

とはいえ、他のソースを接続することも含めて、実際に出力される映像の美麗さをどこまで追い求めるのか。

PS5やXboxなども接続してプレイするのであれば、より高品位なゲーミングモニターを選ぶ価値がある。

せっかくなら、INZONEゲーミングモニター(INZONE M10SINZONE M9II)で超絶美麗な映像を堪能するのも良いかもしれない。

 

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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」モニターラインナップ


ゲーミングモニター(QHD 480Hz)INZONE M10S
SDM-27Q10S
ソニーストア販売価格:174,900円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


ゲーミングモニター(4K 160Hz)INZONE M9II
SDM-27U9M2

ソニーストア販売価格:132,000円(税込)
●長期保証<5年ベーシック/5年ワイド>加入可能
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

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●BRAVIA ラインナップ


4K液晶テレビBRAVIA 5「XR50シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 5「K-98XR50」【98型】 2025年6月28日(土)発売
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 5「K-75XR50」【75型】 2025年6月7日(土)発売
ソニーストア販売価格:429,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 5「K-65XR50」【65型】 2025年6月7日(土)発売
ソニーストア販売価格:330,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 5「K-55XR50」【55型】 2025年6月7日(土)発売
ソニーストア販売価格:253,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

・BRAVIA 5「XR50シリーズ」(Mini LED)製品ページ

4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 9「K-85XR90」【85型】
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-75XR90」【75型】
ソニーストア販売価格:825,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-65XR90」【65型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF


4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 7「K-85XR70」【85型】
ソニーストア販売価格:715,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-75XR70」【75型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-65XR70」【65型】
ソニーストア販売価格:440,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」【55型】
ソニーストア販売価格:352,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」(QD-OLED)
4K有機ELテレビ「XRJ-65A95L」【65型】
ソニーストア販売価格770,000円(税込)

4K有機ELテレビ「XRJ-55A95L」【55型】
ソニーストア販売価格:605,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF


4K有機ELテレビBRAVIA 8「XR80シリーズ」(WOLED)
4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-77XR80」【77型】
ソニーストア販売価格935,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-65XR80」【65型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-55XR80」【55型】
ソニーストア販売価格:418,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

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