PlayStation5 発売から5年間の販売価格の推移を追ってみた。「PS5デジタルエディション日本語専用」に加えて、ディスクドライブを搭載した「PS5通常モデル 日本語専用」は発売されるのか?

日本語・日本アカウント限定という仕様となる「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」(CFI-2200B01)が、11月21日(金)に55,000円(税込)で発売。
今までグローバル市場とバランスをとった販売価格となっていたPlayStation製品としては、為替や物価高を無視した希望小売価格で発売される事となった。
そこで、これまでのPlayStation 5の販売価格の推移のほか、今後発売される「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」とは別に、ディスクドライブを搭載する通常モデルがどのような仕様・価格で販売されるのか?を考察してみる。
・PlayStation 5 | PlayStation(R) | ソニー
PS5 デジタル・エディション 日本語専用(CFI-2200B01)を、ソニーストアで最大限安く購入する。ディスクドライブ(CFI-ZDD1J)も合わせるといくらになる?
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目次
●PlayStation 5の変遷
初代PS5(CFI-1000 CFI-1100 CFI-1200シリーズ)販売価格

初代PlayStation 5となるCFI-1000シリーズは、2020年11月12日(木)に発売。
CFI-1000シリーズ
通常モデル:49,980円+税(54,978円)
デジタルエディション:39,980円+税(43,978円)
通常モデルは約55,000円、デジタルエディションは約44,000円で販売されていた。
2020年当時は物価高騰前ということもあって、今では考えられない価格。
CFI-1000、CFI-1100、CFI-1200については、デジタルエディションにディスクドライブを後から追加することはができなかった。
発売当初は、入手性が著しく厳しく、しばらくの期間は購入することが難しい状況だった。
※2020年11月当時 為替(ドル円)1ドル約105円

約1年後の2021年9月頃、型番を変更したCFI-1100シリーズを販売。
このとき販売価格の変更は行われておらず、内部設計の変更で軽量化された。
CFI-1100シリーズが発売された時期も相変わらずPS5は入手しづらい状況が続いていた。
※2021年9月当時 為替(ドル円)1ドル約110円

さらに約1年後の2022年9月15日(木)に、CFI-1200シリーズの販売が開始。
このとき、初めてPS5が値上げされる事となった。
CFI-1200シリーズ
通常モデル:60,478円(税込)
デジタルエディション: 49,478円(税込)
とは言え値上げ幅は約5,500円程度であり、まだ許容範囲のレベルだった。
※2022年9月当時 為替(ドル円)1ドル約140円

この頃からゲーム同梱版の販売なども始まり、ようやく市場では入手しやすい状況に変わりつつあった。
2023年にPS5スリムが登場する以前は、1度の値上げはあったもののそれでも海外に比べて日本での販売価格は安く、価格よりも入手性の悪さが話題になっていた。
この海外との価格差が日本のPS5が転売される原因となり、結果として入手しづらい状況となっていた可能性はある。

CFI-1200の終盤には、『FINAL FANTASY XVI』との同梱版など限定仕様の本体なども発売されていた。
※2023年6月当時 為替(ドル円)1ドル約140円
PS5 スリム(CFI-2000 CFI-2100 CFI-2200シリーズ)販売価格

2023年11月10日(金)には、現行のPS5となるPlayStation 5 slim(CFI-2000シリーズ)の販売を開始。
大幅な軽量化に加えて、本体設計を共通化することでデジタルエディションでもディスクドライブを後から追加できるようになった。
ストレージ容量も825GBから1TBに増量されている。
CFI-2000シリーズ
通常モデル:66,980円(税込)
デジタルエディション: 59,980円(税込)
一方で、販売価格はさらに上昇して、通常モデルは+約6,500円、デジタルエディションは+約10,500円の値上げとなっている。
ストレージの容量をアップを理由とした価格改定ともとれる。
販売価格の上昇にともなって、海外を含めた転売も沈静化して購入しやすい状態にはなっていた。
※2023年11月当時 為替(ドル円)1ドル約149円
そして、2024年9月2日(月)についに型番の変更なく大幅な値上げが行われた。
CFI-2000シリーズ
通常モデル:66,980円(税込)⇒79,980円(税込み)
デジタルエディション: 59,980円(税込)⇒72,980円(税込み)
値上げ幅は一挙に+13,000円となり、初代PS5 CFI-1000の発売当初の価格と比べると約25,000円もの価格差が生じている。
このとき、「昨今の世界的な経済情勢の変動などの厳しい外部環境を受け、当社ビジネスへの影響を踏まえ、このたびの決断にいたりました。」と理由を発表していて、かなり苦渋の決断ということがうかがえる。
振り返ると、2020年11月当時の為替(ドル円)は1ドル約105円だったのに対して、2024年9月には1ドル約147円まで円安となっている。
PS5の大幅な値上げは、原材料の高騰や物価上昇によるためいかんともしがたい。
※2024年9月当時 為替(ドル円)1ドル約147円
・ PlayStation5本体、周辺機器の値上げ!2024年9月2日(月)より開始。PS5本体は1.3万円の大幅値上げに。

日本とは関係ないけれど、これまで値上げしてこなかった北米でも2025年8月には50ドルの値上げとなり大きなニュースとなった。
物価高騰の他にも、トランプ関税などの影響も含まれていそうだが、以前からヨーロッパなどでの値上げも行われており、日本に限らず海外でも値上げする流れとなっていた。
・米国でのPlayStation 5 の価格変更が決定!PS5Pro含めて一律50ドルの値上げ。日本での値上げは?

2025年10月頃には、海外でPS5 Slimシリーズの新型番「CFI-2100」の販売を開始。
価格は据え置き、北米では通常モデル約550ドル、デジタルエディション約500ドルで販売されている。
デジタルエディションのみ、ストレージ容量が1TBから初期型と同じ825GBに減少。
日本でも、CFI-2100シリーズが発売されるかと思われたが、このたび11月12日に日本語専用モデルとなる「CFI-2200B01」が登場となった。
・PS5 Slim新型番「CFI-2100」が、海外PS公式通販サイトPlayStationDirectで販売開始。通常モデルは1TB、デジタルエディションは825GB、本体は非光沢化。

今回の2025年11月21日(金)発売となる「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」(CFI-2200B01)。
ストレージ容量が825GBに、本体デザインがマットに統一。
販売価格は55,000円(税込)であり、現行モデルのデジタルエディション(72,980円)よりも17,980円も安くなっている。
PlayStation 5 デジタル・エディション
CFI-2200B01:55,000円(税込)
CFI-2000B01:72,980円(税込)
※2025年11月時点 為替(ドル円)1ドル約154円
ここまでの値下げできた理由は、ストレージ容量削減の他に、日本語専用モデルとして発売している点が大きい。
PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用(CFI-2200B01)の制限
・利用できる本体言語は日本語のみ
・「国/地域」が「日本」のPlayStationのアカウントのみ
・日本のPlayStation Storeで入手したダウンロード版のPS5・対応PS4ゲームのみ
※ディスクドライブを購入することで、ディスク版、映像作品を楽しむことが可能
これまでのPS5とは異なり、日本で使用することを前提としたモデル。
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![]() |
| Nintendo Switch 2(日本語・国内専用モデル) 希望小売価格:49,980円(税込) |
Nintendo Switch 2(多言語対応モデル) 希望小売価格:69,980円(税込) |
記憶に新しいところとして、任天堂が販売している「Nintendo Switch2」と同じく日本国内ユーザーへの優遇措置をPS5に導入したかたち。
日本国内でプレイする分には、海外アカウントの使用や言語設定が日本語以外にする必要はない。
初期費用を55,000円(税込)まで抑えたことで、日本国内でPS5を少しでも買いやすくしたものだとわかる。
PS5販売価格推移
・CFI-1000シリーズ(2020年11月12日)
PS5 通常モデル :54,978円(税込)
デジタルエディション:43,978円(税込)
・CFI-1200シリーズ(2022年9月15日)
PS5 通常モデル :60,478円(税込)(+5,500円)
デジタルエディション: 49,478円(税込)(+5,500円)
・CFI-2000シリーズ(2023年11月10日)
PS5 通常モデル :66,980円(税込)(+6,502円)
デジタルエディション: 59,980円(税込)(+10,502円)
・CFI-2000シリーズ(2024年9月2日)
PS5 通常モデル :79,980円(税込み)(+13,000円)
デジタルエディション:72,980円(税込み)(+13,000円)
・今後発売されるPS5 CFI-2100・CFI-2200
CFI-2100A01:海外発売済み ※日本発売される?
CFI-2100B01:海外発売済み ※発売の可能性は低い?
CFI-2200A01:日本後専用ディスクドライブ搭載モデル ※発売される?
CFI-2200B01:55,000円(税込)(-17,980円) ※日本語専用
PS5の販売価格の推移を振り返ると、初代発売当初から価格が上昇してきた中で、「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」(CFI-2200B01)の登場により久々に安く購入できるチャンスがやってきた。
PS5通常モデル(ディスクドライブ搭載)は、CFI-2100A01、CFI-2200A01のどちらを発売する?

今後気になる事と言えば、今回発表された日本語専用のディスクドライブを搭載したPS5通常モデル。
現時点では、海外ではCFI-2100シリーズを販売し、国内では日本語専用となったCFI-2200シリーズを販売する。
今後、日本で発売される新しいPS5通常モデル(ディスクドライブ搭載)は2つの可能性が考えられる。
海外モデルと同様のストレージ1TBを搭載するCFI-2100A01と、日本語専用モデルとしてストレージ容量825GBのCFI-2200A01の2つ。

CFI-2100A01:79,980円前後 ※予想価格
CFI-2200A01:62,000円前後 ※予想価格 日本語専用
CFI-2200B01:55,000円(税込)日本語専用
海外モデルと同じ仕様となると、海外アカウントやグローバルの言語を使用できる本体の価格は他の販売国とのバランスを考えて割高となることは間違いない。
一方で日本語専用モデルであれば大幅に価格が安くなるかもしれない。
しかし、仮に日本語専用のPS5通常版が出てくるとなると、今後日本で海外アカウント・多言語を使用したいユーザーは、PlayStation 5 Proの選択肢しかなくなる可能性もある。
とは言え、日本語専用モデルとしてPS5がリーズナブルに手に入れられる事は、発表以降すでに多くのユーザーに好意的に受け止められている様子。
PS5をたくさんの人に触れてもらえる事を大前提に考えれば、より低価格となる通常モデルがあるに越したことはない。
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●PlayStation 5本体ラインナップ

PlayStation 5 Pro CFI-7000B01
ソニーストア販売価格:119,980円(税込)
![]() PlayStation(R)5 CFI-2000A01 ソニーストア販売価格:79,980円(税込) ●提携カード決済で3%OFF |
![]() PlayStation(R)5 デジタル・エディション CFI-2000B01 ソニーストア販売価格:72,980円(税込) ●提携カード決済で3%OFF |
![]() PlayStation(R)5 DualSense(R)ワイヤレスコントローラーダブルパック CFIJ-10018 ソニーストア販売価格:89,980円(税込) ●提携カード決済で3%OFF |
![]() PlayStation(R)5 デジタル・エディション DualSense(R)ワイヤレスコントローラーダブルパック CFIJ-10019 ソニーストア販売価格:82,980円(税込) ●提携カード決済で3%OFF |
![]() 縦置きスタンド CFI-ZVS1P ソニーストア販売価格:3,980円(税込) ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
![]() ディスクドライブ CFI-ZDD1J ソニーストア販売価格:11,980円(税込) ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
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直接購入ページ
・PlayStation(R)5 CFI-2000A01
・PlayStation(R)5 デジタル・エディション CFI-2000B01
・PlayStation(R)5 DualSense(R)ワイヤレスコントローラーダブルパック CFIJ-10018
・PlayStation(R)5 デジタル・エディション DualSense(R)ワイヤレスコントローラーダブルパック CFIJ-10019
・縦置きスタンド CFI-ZVS1P
・ディスクドライブ CFI-ZDD1J

PlayStation Portal リモートプレーヤーCFIJ-18000
ソニーストア販売価格:34,980円(税込)
●提携カード決済で3%OFF
付属品
・PlayStation Portal リモートプレーヤー ×1
・USBケーブル ×1
・印刷物一式 ×1
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