PCにもスマホにもWi-Fiでつないで、カンタンに紙媒体をデータ化できる「ScanSnap ix100」
以前に、身の回りの紙媒体をデータ化してしまえ!と気合を入れて買ったFUJITSUのドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」。とっても両面一挙に読み込んでくれてとっても使いやすいんだけど、人間、スキャニングする事にすらだんだんとめんどくさくなるもので(;・∀・)
・自分の手持ちの本をPDF化してSonyTabletを電子本として楽しむ。
裁断が大変なのもあるけど、たまにしか使わないからその時にわざわざドキュメントスキャナをだしてきたりセッティングするのがめんどくさいというダメ人間っぷり。
そんな時、モバイル用のやつが便利らしくて、「ScanSnap ix100」を使ってみた。
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●小さいボディとバッテリー駆動、Wi-Fi接続がイージーに使えるScanSnap「ix100」
本体の中身は、「ScanSnap ix100」とMicroUSBケーブル、セットアップDVD-ROM、取説と簡単なもの。
持ち運び用のソフトケース(FI-X10SCS)は別売。
「ScanSnap ix100」のサイズは、273mm×36mm×47.5mmととってもコンパクトなサイズ。
重さは400gで、本体内にバッテリーを内蔵していて、フル充電だと約260枚の読み取りできるし、Wi-Fiを搭載していてワイヤレスで使えるのがミソ。
「ScanSnap S1500」は、ものすっごい速く取り込みしてくれるのはいいんだけど、やっぱり電源必須である程度の大きさがあるから持ち運びには向かない。あたりまえだけど。
「VAIO Pro 13」と比べると横サイズは全然小さい。「VAIO Pro 11」とほぼ同じ長さで、しかもスティック形状だからカバンの隅っこに入れておけば極力邪魔にならないサイズ感。
MicroUSBケーブルでノートPCとつないで有線でスキャニングできるし、そのまま充電(給電)もできる。ポータブル電源でも充電できる。
自宅なら、 Wi-Fiで接続して自宅内のアクセスポイントを経由して、スキャニングしたデータをPCに送る事ができる。すでにこの場所とらない感と、直接ケーブルつないでなくても取り込めるというこの2つだけでも、めんどくさがり全開な自分としては相当に魅力的。
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●一枚挿し片面読み込だけど、わりとスムーズに使える使い勝手。
使い方も超かんたんで、フタをパコっと開けると「ScanSnap ix100」の電源がオン。
取り込みたい紙をセットして、「Scan/Stop」ボタンをポチっと押すとスキャン開始。
あくまでも「ScanSnap ix100」は、A4サイズの用紙を片面だけしか読まないので、裏面もスキャンしたい場合は、ひっくりかえしてまた読み込ませる必要がある。けどまぁ使ってみたら、1枚5.2秒くらいでスキャンが終わってて、いったん読み込みモードになってるとすぐに裏返してセットすればまたすぐにスキャンしてくれる。
さすがに本を自炊するように枚数が多いと厳しいけど、書類関係を取り込むくらいならこれでも十分。
A4じゃなくて、名刺サイズの小さいものの取り込みも余裕。2枚同時に流しても大丈夫だし、間隔さえある程度離れていれば、最大3枚くらいを隙間から通していっても、どんどん読み込んでくれる。ちょっぴりくらいナナメになってても修正してくれるから気にしない。
ちゃんと1枚1枚を認識して、1枚の情報として読み込めてて、これはただひたすら感心する。
さらに賢いのが「CardMinder」っていう名刺管理アプリで、スキャンした名刺を画像として保存するだけじゃなくてOCR機能でテキストデータをよみとって、名前、会社名、住所、電話番号、メールアドレスといったデータを振り分けてくれてる。
楽というだけじゃなくて、精度がかなり高くて修正もほとんどしなくていいってのが素晴らしい!
「紙媒体たちよ!データ化してしまえええ( ゚д゚ )クワッ!!」と妙なストレス解消にもなったりする。
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●スマホ/タブレットにダイレクトにつながる手軽さが楽ちん。
「ScanSnap ix100」の便利なところは、ノートPC(Windows /Mac)に限らず、スマホやタブレット(Android / iOS)でも利用できちゃうところ!
例えば、Xperia Z2 TabletやXperia Z Ultraに「ScanSnap Connect Application」アプリをダウンロードして 「ScanSnap ix100」とダイレクトにつなぐと、同じくスキャンしたデータをそのまま転送できる。
そうすると、カタログとかチラシとか、お気に入りで捨てられなくてどんどん貯まって結局見てない。という恐ろしいループにハマる前に、PDFデータ化していつでも見れちゃう。
“データ化したい”と思ったら即レスポンスでできるってことが重要。
もうね、後は本当に、いるかいらないかわからない書類物。
これがまた、国内通信キャリアで契約すると山盛り紙類を渡されたり、仕事で会議してるとみんなでプロジェクタに投影されたデータみてるのに手元の資料用とかで紙媒体を渡されたり。
もう迷惑極まりない物体たちは、もうとっととデータ化してしまえばいい。
PCをわざわざ引っ張り出すのもめんどくさいので、 「ScanSnap ix100」からいつも使ってるスマホに転送。
そこから、自分のよく使ってるクラウド(Dropbox、Evernote、OneDrive)に共有してしまえば、後からPCでもタブレットでも閲覧できる。
クラウドを使ってなくても、「nasne(ナスネ)」を持っていれば、「nasne ACCESS」アプリで自宅の「nasne(ナスネ)」に送る事もできから、このやり方のほうがわりと使いやすいかも。
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さすがにフラッグシップモデルの「ScanSnap ix500」みたいな一挙に取り込み性能にはまるで及ばないけれど、Scansnapシリーズの中ではわりと安いって事と、スキャニングを場所を選ばずにちょいちょいっと取り込める手軽さがいいかも。
・FUJITSU ScanSnap iX100 Wi-Fi・バッテリー搭載スキャナ FI-IX100:anazon