ソニー、メガネに装着してウェアラブル端末になる片眼用ディスプレイモジュールを開発、CES2015でお披露目。
ソニーは、いろいろなアイウェアに装着することでウェアラブル端末になるアイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュールを開発。
・高画質な有機ELを用いた小型・軽量の片眼用ディスプレイモジュールを開発~アイウェアに装着することで、画像情報表示ができるウェアラブル端末に~
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このモジュールは、”超小型高精細カラー有機ELディスプレイ”と”超小型光学ユニット”に加えて、スマートフォン並みの処理能力を持ちながら小型化した制御基板を搭載。
メガネやゴーグル、サングラスといったアイウェアに装着して、日常に便利な情報や、スポーツや業務の際の支援となる情報を表示して、視界を妨げないサブウィンドウとして活用する。
装着型で簡単に付け外しができるため、使いたい時だけアイウェアに装着するといった事ができる。
モジュールには、世界最小クラスの0.23型超小型高精細カラー有機ELディスプレイを搭載。0.23型という超小型でありながら640×400ピクセルの解像度と10000:1以上の高コントラスト、sRGB色域を100%カバーする美しい映像の表示が可能。
新開発パネルでは、配列を最適化することで遮光部を最小化し、画素サイズを小さくすると同時に開口率を向上して、屋外使用でも輝度を保ちつつパネル外形の超小型化(10.2mm×7.9mm)との両立を実現。
超小型専用光学ユニットは、外光に左右されず有機ELディスプレイの映像を投影し、2メートル先に16インチのディスプレイを見ている感覚でサブウィンドウとして見えるサイズに設計。
スマートフォン相当の処理能力を持つプロセッサーと無線機能、各種センサーを持つ制御基板を、小型かつ約40g(ディスプレイ表示部:約22g、その他:約18g)という軽量化を実現した、アイウェアに装着できるほどの小型デザインを可能にする。
また、アイウェア型ウェアラブル端末ソリューションを提供するためのアプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)を用意。
開発キットから専用アプリを開発して、アプリを搭載して単独で使用したり、無線接続したスマートフォンのアプリから動作させることができ、クラウド連携やインフラ連携したアプリなどアイウェア型のウェアラブル端末の新しい用途の開拓を目指す。
例えば、モジュールをスポーツ用サングラスに装着してスマートフォンと接続、コースマップや距離情報といった屋外スポーツに有益な情報を表示して、サイクリングやゴルフなどで手が塞がっていても情報を得ることが出来たり、画面の遠隔表示ができるアクションカメラとモジュールを連携して、アイウェアのディスプレイで画角や撮影映像を確認するといった使い方も可能。
作業支援では、工場などで社内インフラシステムと接続して、遠隔から指示や支援を受けながらフリーハンドで作業をするといった活用法も考えられる。
2015年1月6日からラスベガスで開催される「2015 International CES」のソニーブースでは、スポーツ向けのアイウェアでの活用例を提案するコンセプトモデル「SmartEyeglass Attach!」を参考展示する予定。
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少し前に、SONYは透過式メガネ型端末「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を開発をしていて、こちらは単色のテキストデータをメガネの中に表示するというものだったけれど、今回のアイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュールは、ユニットだけをメガネに装着して、四角い小さなディスプレイの中にカラー表示させるよというシロモノ。
「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」は、先日実際にかけてみて、これはこれで面白かったけど、どうせならカラー表示でもっといろんな情報が出てくるほうがいいなーとは思っていたけれども、早々にこんなものが出てくるとは驚き!
使用用途によってサブディスプレイにどれだけ有用な情報が出せるかというアイデアにかかってるところもありつつも、ウェアラブルなおもしろ端末がいろいろ出てくる可能性があるってのはなかなか楽しみだ。
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・VAIO.com
・パーソナルコンピューターVAIO(VAIO株式会社製)