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ソニーストア大阪で、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」を触ってきた雑感(前編)

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ハイレゾ音源対応の新しいウォークマン「NW-ZX2」が、今日(1月16日)からソニーストアで展示されてるって事なので、速攻ソニーストア大阪に行って実機を触ってみた。

おそらく2台くらいはいつも新製品の実機って置いてあるからわりとじっくり触れるよねと思ってたら、予想はおもいっきり外れて、展示実機は1つしかないわ、平日の真っ昼間なのに見に来る人たちも多くて、まぁ落ち着いて触れないったらありゃしない。

ちょっぴり触っては背後に誰か来たら離れるヒット・アンド・アウェイ方式で、時間をかけていじってみたレビューを。

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●外観からしてZX1よりもかなりインパクトがでかかったZX2

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ひとまず持ってきた「NW-ZX1」。しかも、今まで勿体無くて室内から出した事なかったガンダム仕様を意を決して持ちだして、「NW-ZX2」と比較してみる。

ディスプレイサイズは、4.0型(854×480ドット)と同じだというのに、何たるボディのデカさ。

しかも、「NW-ZX1」ってアルミの削りだしで剛性高いよねと思ってたのに、「NW-ZX2」のこのガッチリしたボディの剛性感が半端ない。

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側面の、再生/停止、曲の送り/戻し、音量±の物理ボタンは、ボディよりも少し内側にあって誤動作しないようになっていて、外骨格のボディフレームの硬さから出来る作り。

「NW-ZX1」を使ってて、極稀に間違えてボタンをポチっと押して曲を止めちゃったり、送っちゃたりして、せっかくどっぷり聴き入ってたのにーっ!なんて事があったので、これいいな。

ボタンサイズを変えていたり、突起があったりして、見えない上程でも操作できる工夫がされているのは同じ。

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背面の下の部分が膨らんでいる形状と、ラバーグリップを採用したスタイルは、「NW-ZX1」と同じようでありながら、その隆起はなだらかで底面を下にして置いても大きくは傾かない。

ポータブルアンプに装着する場合には平行にするためのラバー製のスペーサーが付いている。

Walkmanロゴの部分は、ゴールドのプレートが埋め込まれてあって光に綺羅びやかに反射していいアクセントになっている。ここでふと、あ、「NW-ZX1」には内蔵のモノラルスピーカーが入ってたけれど、「NW-ZX2」ではより音質を重視するために外されたのねと。

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より大きく目立つのは、ヘッドホンジャックの大きさ。

本体の厚みを超えて本体全面まで盛り上がる径の大きさで、内部でアンプからヘッドホンジャックへ信号を出力する分厚いOFCケーブルが1本増えて4本になったので、それで大型化してしまってる必然だそうでなかなかインパクトが強い。

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本体下部には、外部メモリーとしてMicroSDカード(最大128GB)も使えるようになって。内蔵メモリーとあわせて最大で256GBの運用ができるのは嬉しい。

ただ、このポコンとはずすキャップがいただけないというか、カチッカチッとたためるハードなフタにして欲しかったと思うのだけど、これは防塵か何かに配慮する必要があってこうしたタイプにしたのだろうか?

それと、今回もハイレゾシールがディスプレイのガラス面にぺったり貼ってあって、液晶保護フィルムを貼ると必ず膨らんでしまうから、別の所にするかプレートを本体のフレームに埋め込んで欲しいのだけど。

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●ZX2の中身の構造を見てみる。

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ちょうど、「NW-ZX2」 の分解見本もあって、アルミからの削りだしと聞いてもイメージが湧きにくいけれど、その過程のアルミ見本があって、思いっきり分厚い一枚のアルミ合金が加工されて、フレームの形状に変化しているのがよくわかる。

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そして、ツルツルのアルミの状態からショットブラスト加工を施して、粒子感のある少しザラザラとして鉄の塊っぽいブラックのボディに変化している。

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「NW-ZX1」も同じアルミの削りだしボディだったけれど、「NW-ZX2」にはさらにアルミよりもさらに電気抵抗率が低く、質量も大きい銅を金メッキ処理して組み合わせて、音質に貢献させている構造。

そもそも、基板サイズからスタートして出来上がったわけじゃなくて、オーディオ回路のパターンから作られた基板サイズという事もあって、この大きさが出来上がったという事もあって内部パーツも大胆かつデカイ。

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合計で7基の円柱形のチャージポンプ「OS-CON」が基板に堂々と付いていたり、どう見ても面積を取っているフィルムコンデンサーがあったり、容量が増えたけれどやたらと大きいバッテリー(1,860mAh)がドーンと入っていたりと、何しろ中身の構造が贅沢。

まず、スマートフォンからすればありえない大きさだったり形だったりするので、ここにおもいっきり予算がさかれている事がわかる。

他にも、ハイエンドオーディオでも採用されている高純度無鉛高音質はんだを採用していたり、「NW-ZX1」では48kHz系のクロックだけだったのに、44.1kHz系専用のクロックを追加して、ハイレゾ音源だけでなくてCDも良い音で、DSDのリニアPCM変換(44.1kHzの倍数の176.4kHz)した音も高音質化させるとかオーディオに対する拘りっぷりが凄い。

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●ZX2(Androidベース)のソフト的な中身も知りたい。

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そもそも、脳みそがガジェッター脳なので、ついついAndroid OSが入ってるとスペックとか仕様からおっかけてしまうので、知りたいデータを設定から確認。

Android OSのバージョンは4.2.2。おそらく開発段階でこのバージョンで作りこんでいったので、OS的な進化よりも音の作り込みを優先したんだろうなと。

ビルド番号はスッキリ1.00.0000。出荷時には変わる可能性あり。

メモリー(RAM)は1GB。オーディオだけを聴くには十分という事なのか。

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 ストレージの構成は、MicroSDカードのスロットを搭載したので、それぞれデータの入れられる本体ストレージ(114GB)とSDカードとして表示。

「W.ミュージック」や「ビデオプレーヤー」アプリで使う時には、本体ストレージとSDカードのコンテンツがまとまって表示されるようになっているし、SDカードのコンテンツだけ見たい場合にも単独で表示もできる。

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 それから、新しく備わったというBluetooth接続で高音質で聴けるという「LDAC(エルダック)」

Bluetooth設定のメニューにある「ワイヤレス再生モード」で、【LDAC優先】と【SBC固定】の切り替えが出来る。デフォルトでは【LDAC優先】になっているからこのままでいいかと。

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 「ワイヤレス再生品質」で、【音質優先(990kbs)】、【標準(660kbps)】、【接続優先(330kbks)】の3段階でデータ転送を変更できる。

デフォルトでは接続性とのバランスも考慮して【標準(660kbps)】となっていて、【音質優先(990kbs)】にすると、96kHz/24bitのハイレゾクオリティのデータ伝送が可能になる。

もしも再生音が切れてしまうようなら、【接続優先(330kbks)】で使っても、SBCよりも低遅延で高音質なワイヤレスリスニングを楽しめる。

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「W.ミュージック」で音楽再生時に新しく加わっているのが、「DSD再生設定」。

DSD音源は、リニアPCMに変換されて再生されるのだけれど、その特性として、【スローロールオフ】という、PCM変換でも柔らかさや温かみなといったDSDならではの良さを出したフィルターで、もうひとつの【シャープロールオフ】は、シャープな音質に設定として好みで切り替えられる。

ちなみに、「NW-ZX1」はDSDのリニアPCM変換はDSD64(2.8MHz)のみで、デジタルフィルターの特性は「スローロールオフ」の特性という事らしい。

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 だんだん「NW-ZX2」の事がわかってきたぞ、というところで後編に続く。

・ソニーストア大阪で、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」を触ってきた雑感(後編)
・ハイレゾ対応ウォークマンの最上位モデル「NW-ZX2」を、2015年2月14日から発売。

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