テクノロジーを時計のバンド部に埋め込んだ、デザインを犠牲にしないウェアラブル「wena wrist」

・Sony Japan | ニュースリリース | ソニーの新規事業創出プログラムから「wena™ wrist」登場！「First Flight」で期間限定クラウドファンディング中

 ソニーの新規事業創出プログラム（Seed Acceleration Program）の新プロジェクトとして、”スマートDIYキット「MESH™」、ファッションとテクノロジーを融合する「FES Watch」の次なるアイテムとして、「wena wrist（ウェナ リスト）」が登場。

「wena wrist（ウェナ リスト）」は、アナログ腕時計のデザインそのままに、バンド部にデジタルテクノロジーを融合させる「wear electronics naturally（自然に身につけられるテクノロジー）」という新しいコンセプトとして、「First Flight」（ファースト・フライト）」で、今日31日から既にクラウドファンディングを開始。

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●wena wrist（ウェナ リスト）

・テクノロジーをそこに「wena wrist」

 「wena wrist（ウェナ リスト）」はどういったものかというと、時計スタイルとして代表的な、Androidの「Smart wear」のように情報を司るフェイス部分ではなくて、バンド部分に、非接触ICカード技術FeliCa（フェリカ）を備えたアイテム。

バンド部に”電子マネー/おサイフケータイ”機能をそなえたり、スマートフォンと連動して電話やメールの着信、SNSの更新を 光と振動でお知らせする”通知機能”、歩数や消費カロリーなど活動量計というログがとれる”ログ機能”の大きく3つの機能を搭載しているのが特徴。

デザインは、アナログ腕時計のスタイルを維持するために、バンド部にパーツ類を分散させて配置させて、一番大きなピース (駒) に基板やバイブ、アンテナといった基幹部品を載せて、他の2つのピースにバッテリーを搭載するという作り方で、防水機能（IPX5/IPX7）も備えている。

「wena wrist」には、Chronograph（クロノグラフ）とThree Hands（3針）の2タイプがあって、カラバリとしてブラックとシルバーの2色展開。

「First Flight」（ファースト・フライト）」で、39,800円（税別）コースから選択して支援でき、完成した際には製品として「wena wrist」を受け取れる。（34,800円の支援コースは既に完売。）

＜追記＞

現時点（2015年8月）では、対応OSは、iOS 8.0 以上となっている点には注意。

来年の発売までにAndroid OSに対応するかどうかについては触れられていないので、そこになっとくして支援する事をオススメ。

以下、Q&A抜粋（2015年8月現在）

• Q．android に対応する予定はありますか？
• A．まずはiOS 対応の商品を市場に投入しますが、おサイフリンクアプリがandroid に対応次第、可能性を検討します。
    また、おサイフ機能を除く機能でandroid に対応することも視野に入れて検討しています。

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ウェアラブル、その時計という形からするとヘッド部分を情報端末のコアとして考えるのが当たり前に思っていたのに、思いつきもしなかったまさかのバンド部に搭載するという発想がすごい！

バンドタイプでログをとるタイプもあるものの、それもバンドをさらにもうひとつ腕につける煩わしさがあるのに、それすらも解消できてしまう。

あのウェアラブルのなんちゃって時計のなんともいえないガジェット感がイイという人もいれば、やっぱりなんともおもちゃ感の抜けないのがダメだという人もいるけれど、「wena wrist」は見た目完全に従来からあるアナログ時計のデザインをしてそれが全く崩れていない。

というか、むしろバンド部のスキマからLEDが光るギミックがまさにツボ！

しかも、腕時計としてのメインとなるヘッド部は、通常使える時計としてデザインされているにもかかわらず、バンド部分と脱着出来る仕組みになっているのもポイント。

可能性として考えれば、本格的に時計メーカーとコラボレーションをする事ができれば、そのメーカーのブランドの持つデザインを残したまま、ウェアラブル化した時計も出来るんじゃないか？とか、バンド部含めてコラボレーションして発売する事もできるんじゃないかとかいろいろ夢が広がるじゃないか！

 もう唯一惜しいと思うのは、支援しても手に入るのは来年の3月以降と半年も先だという事。

製品として量産されて出てくるまでの時間は充分に理解できるのだけど、こんなの見たら今すぐ付けたいじゃないかーっ(｀；ω；´)

ちなみに、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2015」のTecWatchエリアで「wena wrist」を触れるらしく、さらに東京品川にあるソニー本社1階の「Creative Lounge」でも9月15（火）～18日（金）の期間限定で体験できる模様。

 ・ソニー、クラウドファンディングとEコマースを兼ねたサイト「First Flight」をオープン。

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「wena wrist（ウェナ リスト）」の現物をどうしても触りたくて、Sony’s Creative Loungeに行ってきた。 「wena wrist（ウェナ リスト）」に、待望のAndroid対応版アプリが登場したので早速使ってみた。非対応と思われた”電子マネー”も、iOSの力を借りれば利用できるね。 wena wrist新型ヘッド、「wena wrist Three Hands Retro head」と「wena wrist Chronograph Classic head 」の２モデルを5月28日(火)に発売。 電子マネーを備えたレザーバンドの「wena wrist leather」12月下旬登場。また、「wena wrist」ステンレスバンド単品と18mm/20mm/22mmのエンドピースを販売、お気に入りの時計との組み合わせが拡充。