ディスクメディアからDLNAやネット動画までいろいろ再生できて、かなり使いみち幅がありそうな「BDP-S6700」。
いまどき、BDレコーダーとかPlayStation4があれば、特に気にせずDVDやBDといったディスクメディアは再生できるから、あえてBDプレーヤーって必要ないよねーと思っていたら、最近はやたらと汎用性が高くなってるのねーという事で、新しく登場したブルーレイディスク/DVDプレーヤー「BDP-S6700」を使ってみた。
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●ブルーレイディスクプレーヤーとしての機能をチェックする。
ブルーレイディスク/DVDプレーヤー「BDP-S6700」
ソニーストア販売価格:19,880円(税別)
最近のBDプレーヤーは、まぁ安くなったもので、スタンダードモデルの「BDP-S1500」で11,800円(税別)、DVDプレーヤー「DVP-SR20」なら4,880円(税別)と、一昔に比べたら本当に安くなったもので。
そう考えると、「BDP-S6700」はちょっと割高に思えなくもない。
「BDP-S6700」のサイズは、横幅25.5cm、高さ3.9cm、奥行き19.2cmというかなり小さいボディ。
薄型テレビの脚の低いモデルのスキマにも収まるから、ラックの中と言わず上にも置ける。
ポータブル機じゃなくてもコレでも充分に持ち運びできるくらいのサイズ感。
接続端子類はものすごいシンプルで、電源はACアダプタータイプ、有線LANポート、HDMI端子、デジタル音声出力は同軸。
これだけ。通信系としては、Wi-Fiに加えてBluetoothも備えてるのがこの新モデルのウリのひとつ。
Blu-ray DiscとDVDの再生はもちろん、音楽を聴きたいと思えばCD(CD-R/RW含む)、スーパーオーディオCDの再生もできる。
今でもなお、ついつい物欲に駆られて買ってしまうディスクメディアだけど、意外と再生場所に困ったりするからまぁココでモトを取れるプレーヤーだとしておこう。
「BDP-S6700」には、本体の電源を入れてから1秒以下で立ち上がる「高速起動モード」や、BDを入れてからの再生が早い高速ローディングといった、使う時の待たされるストレスが少ないといった特徴もある。
4K対応のテレビにつないだ場合、動画や静止画含めて高精細な4K映像にアップコンバートしたり、8bit/10bitパネルのテレビでも16bit相当の高い階調で出力してなめらかな映像表現を実現する映像階調変換技術「Super Bit Mapping for Video(SBMV)」も備える。
1080/60pプログレッシブハイビジョン出力や色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスカラー」、映画フィルム本来の質感で再現する「24p True Cinema」といった、ソニーの高画質機能も搭載しているので、シンプルに現状考えられるBDプレーヤーとしてはまっとうな機能を持っていると考えていいかと。
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●ネット動画を見るプレーヤーとしてもそこそこ使える。
というか、もう最近はディスクメディアを観る事はあるものの、他にみたいものはそれ以外のところにあることが圧倒的に多くなってきて、「BDP-S6700」がどれだけ自分の身の回りで観たいものに対応してるかな?というかどれだけモトがとれる使い方が出来るかというのが一番気になる。
対応コンテンツは、「NETFLIX」だけじゃなくて、個人的にハマってる「Amazonビデオ」が見られるのがイイ!
「Amazonビデオ」をテレビで観る用として自宅でFire TVを使ってるけれど、「BDP-S6700」でも観られるならコッチでも良かったじゃないかと(・∀・)!
「PlayStation Video」は使わないかなーと思っていたけど、よくよく思い返してみたらPlayStation4で買ったコンテンツ(同一アカウント)もそのまま観られるという事に気づいて、アラいいかも。
ついでに「Youtube」もみられるし、ネット動画がこれだけ観られると便利。
「Hulu」とかあればもっといいのにーとは思ったものの現時点ではなし。(2016年8月22日現在)
その代わり?「スクリーンミラーリング」も使えるから、スマートフォンにある画面をテレビに映すこともできるから、動画アプリを再生して見るといった使い方も出来る。
それから、ゲームできるよーという「PlayStation Now」は、いったいどうやってゲームするの?と思ったら、PlayStation4のワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK4)を登録すると、Bluetoothで接続されてそのまま動かして使えるのだった。
「PlayStation Now」は、ゲームの映像をストリーミングで配信するというやり方で、「定額制」か「レンタル」かのどっちかでPlayStation 3のタイトルが150本遊べる。
コレもガチでゲームやらないまでもちょっと時間できたから遊びたいなーとかそういった気分でプレイできるのがいいかも。
・ストリーミングゲームサービス、はじまる。PlayStation Now
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●自分の身の回りにある動画をいかに消費できるかも重要。
自宅にあるコンテンツもどれだけ消化できるかってのも重要。
「BDP-S6700」は、「ソニールームリンク」に対応してるので、BDレコーダーとか「nasne(ナスネ)」があれば、そこにアクセスしてそのまんま録画してある番組を観ることができる。
そう、BDレコーダーとか「nasne(ナスネ)」はリビングにあるのに寝室とか書斎で見れないじゃん!と思ったら、「BDP-S6700」とテレビがあれば解決しちゃう。
それから、パソコン(につないだ外付けHDD)に保存しまくったコンテンツたち。
PC画面で見てもいいけど、たまにはテレビで観たいよねと思ったら、そのコンテンツが入ってる外付けHDDを「BDP-S6700」に接続してしまえばいい。
何でもかんでも対応しているわけじゃないけれど、ワリと幅広いフォーマットに対応してるので、見られるコンテンツも多くて、テレビの大画面で消化するのに最適。
ちなみに、動画は、MPEG1/2、MPEG4(AVC)、WMV、AVCHD、Motion JPG、QuickTime、Matroska Video、3gpp/3gpp2。
音楽は、リニアPCM、MP3、AAC、WMA、FLAC、DSD、AIFF、静止画は、JPEG、PNG、GIF、MPO。
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●深夜の視聴に超便利なBluetooehヘッドホンとの接続。音楽プレーヤーとしても使える。
「BDP-S6700」にはBluetoothが備わっていて、Bluetooth対応のヘッドホンやスピーカーとつないで、音楽をワイヤレスで聴く事もできる。
しかもSBCコーデックに比べて最大約3倍のデータ伝送ができる高音質コーデックLDACにも対応。
特に深夜に見たくなる動画コンテツ、テレビから音を出せない時でもワイヤレスヘッドホンをつなげて使えるのが超便利。
世のお父さんのためにあるような機能。
「BDP-S6700」は、ディスクメディアのオーディオCDだけじゃなくて、外付けHDDやUSBメモリーからでも、DSD(5.6MHz/1bit)を含むFLACといったハイレゾ音源から、リニアPCMからMP3といった圧縮音源まで、幅広く聴けるから、動画を見るための音楽じゃなくて、純粋に音楽を再生するプレーヤーとしても利用価値があるという事にもなる。
ついでに、スマホアプリの「SongPal Link」を使えば、ネットワーク経由で、別の部屋にあるコンポやワイヤレススピーカーへ飛ばして聴くといったこともできる。
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●赤外線リモコン、PS4コントローラー、スマホからコントロール。
使ってて気づいたのが、付属の赤外線リモコンに限らず、PlayStation4のワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK4)でも、スマホの「Video & TV SideView」アプリのリモコンモードでも、「BDP-S6700」をコントロールできるということ。
中でもスマホから「Video & TV SideView」アプリでの操作が一番快適。
赤外線リモコンのようなカーソル移動的な使い方はもちろん、例えばYoutubeで検索したいときも、テキスト入力がダイレクトに出来るのがラク。
BDレコーダーとか「nasne(ナスネ)」に録画した番組を観たい時も、「Video & TV SideView」アプリなら、コンテンツ探しから「BDP-S6700」への(レンダラー機器として)再生という使い方も出来て何しろ便利。
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ネーミングだけ見ると、単なるブルーレイディスクプレーヤーだけど、これくらい汎用性があれば、自宅の中でもリビングじゃなくてプレイベートルームで使うクライアントプレーヤーとして考えるとなかなかに魅力。
ブルーレイディスク/DVDプレーヤー「BDP-S6700」
ソニーストア販売価格:19,880円(税別)
ブルーレイディスク/DVDプレーヤー「BDP-S1500」
ソニーストア販売価格:11,880円(税別)
※「BDP- S6700」にあって「「BDP-S1500」に搭載されていないものは、Bluetooth、Wi-Fi、3D再生、スーパーオーディオCD再生、スクリーンミラーリング、 TV SideView、DLNA、ソニールームリンク、グレースノート、SBM、4Kアップコンバート、デジタルミュージックエンハンサーなど。