軽いのに強いマルチカーボン構造の「VAIO typeG」(その2)
軽いのに強いマルチカーボン構造の「VAIO typeG」(その1)
の続き。
VAIO typeG、
見れば見るほどシンプル。
形状に突出したデザインを採用してるわけじゃないので、
正直、個人的には見た目で物欲をソソラれる事はないんだけど。。
(そりゃまぁビジネス・モバイルPCだからね・・・)
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液晶天面はVAIO typeTやVAIO typeSと同じく
白色LED、導光板の薄型化やシステム基板の薄型化、
カーボン素材を採用して
強度を保ちつつ、非常に薄くて厚さもたったの4.4mm。
液晶は内部でネジ止めではなく、
はめこむ「フローティング構造」になっていて
不意の圧迫が一点にかかって
液晶パネルが割れてしまうのを防ぐようになってる。
ヒンジ部分は、ボディ本体の内側にあるので
閉じた状態には、上から見ると液晶天面のフラットな部分しか見えないし、
背面にも突起がないので、
万が一の衝撃も緩和できるカタチを保ってる。
ヒンジの接合部分も、従来のVAIOのように両端2箇所でとめる方式ではなく
左右にわかって大きい接合となっていて、
何回も開け閉めを繰り返しても耐えられるように設計してある。
液晶ディスプレイは、12.1型XGA対応液晶。
縦横比は、ビジネスマシンに多い4:3。
最近のVAIO特有のクリアブラック液晶ではなく、ノングレア液晶。
ただ、解像度はXGA(1024x768ドット)しかない。
今時PCで仕事をするんならせっかく12.1インチもあるんなら
もっと解像度が高くてもイイんじゃない?と思ったり。
カラーの配色は、
上下でシルバーとブラックのツートンカラー。
液晶トップ部分が白に近いつや消しのシルバーで、
液晶を持ち上げると
全体にわたってブラックボディが目に入る。
VAIOノートでは初めてパームレストにも
カーボンモールド(カーボンファイバー強化プラスチック)を採用。
軽量化と強度を両立。
内部の基盤は、
外装との接点を少なくした「フローティング構造」になってる。
試しに、パームレストを底面を持ってかなり力入れて押してみると
ボディが若干しなやかに曲がるんだけど、
中身が入ってないんじゃないかと思うくらい手応えがない。
薄さを追求すればまだ薄くできたのに、
堅牢性、耐衝撃性を考慮して内部に空間を設けたという事だろうね。
キーボードの印字にはレーザー刻印を採用。
プリント印字ではないので、
長くつかっていると磨耗して文字がかすれてしまうという事がない。
今回のモデルは、「日本語配列(カナなし)」
文字通り「カナ」がなくなるので、キーの印象は非常にスッキリするし、
「英語配列」のように特殊キーの位置が違って使いづらいという事もない。
キーの数は、87キー。
キーピッチは約17mm、キーストローク約2mm。
打鍵してみると、ベースがしっかりしてるのか
強く押してもたわむ事もなく、しっかりと打てて使いやすい。
個人的には、
VAIO typeGのキータッチの感覚は相当好みで、
VAIO typeTよりも打ちやすく感じる。
インテリジェントタッチパッドも同色のブラック。
左右ボタンにはヨコのスリットが入っていて、
ブラインドタッチでも識別できる。
ビジネスモバイルという事で、
プレゼンテーションやデータ保護の配慮もされてる。
右上にある「プレゼンテーションボタン」を押してモードを切り替え。
プレゼンテーションの最中に
スクリーンセーバーが動き出したり、スタンバイになったり、
メール受信ポップアップ、音声メッセージが出てくるのを防ぐ事が出来るようになってる。
左上には、指紋認証センサー。
仕事上の大切なデータを守る際にはパスワードは必須だけれども
長く複雑にすると、入力が煩雑になる。
それを指紋認証であれば、指でなぞるだけで安全かつ便利になる。
指紋センサーを指でなぞると、
「パワーオン・パスワード」から、
「ハードディスク・パスワード」「Windowsへのログオン」までも
一度で解除する事もできる。
VAIO typeGは、色気はないけど
堅牢性と、ビジネスモバイルとしての使いやすさの両方を兼ね備えてる
モバイルノートPCとしては実によく出来てる。
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続く。
3件のコメント
type Gに興味があるのですが、ハードディスクは自分で換装できそうですか?
ビジネス向けだとメーカーに送らなくてもHDDは換えられた方がいいと思うのですが・・・
わかるようでしたら教えて下さい。
>YKさん
だいたい最近のノートPCは、
自己責任でバラせばHDDの換装は出来ると思いますよー。
という事で、今度やってみますねw
ぜひ、レビューを載せてください。
楽しみに待ってます。