ハイビジョン画質をワイヤレスで飛ばして見る“ロケフリ Home HD”(その2)
ハイビジョン画質をワイヤレスで飛ばして見る“ロケフリ Home HD”(その1)
の続き。
接続も簡単で
ワイヤレスの類の設定は基本的に何にもしなくていいので
ロケフリ Home HD「LF-W1HD」を導入する敷居はものすごく低い。
いぢり甲斐がないくらい簡単だけど
一応細かい設定部分を。
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付属リモコンでは、
ソニー製の機器だけじゃなく
他メーカーの機器もある程度操作できるのは
今までのロケフリと同様。
受信機側(有機ELテレビ「XEL-1」)がある場所から、
送信機側(BDレコーダー「BDZ-X90」)を操作できるようにする初期設定をする。
付属リモコンを受信器ユニットに向けて
「設定」ボタンを押すと、
受信ユニットの中の「設定」画面が開く。
メニュー画面内で
「リモコン設定」→「外部機器の選択」を選ぶと
リモコン設定画面に移行する。
送信機側につないでる外部機器(BDレコーダー「BDZ-X90」)のリモコンを持ってきて、
受信機のリモコン受光部に向けて
1~2cmくらいまで超至近距離で
リモコンのボタンを押す。
この時、
4色のカラーボタンとか、番組表ボタンとか
その外部機器特有のボタンを押したほうが
正確にリモコン設定を選んでくれるらしい。
そうすると、
メーカー名と機種を登録できて
付属リモコンで、外部機器を動かせるようになるし、
それに加えて、
外部機器のリモコンを、
受信機の前まで持ってきても使える。(リモコンスルー機能)
ちなみに、
外部機器が、登録にない場合は
外部機器のリモコンのボタンを4つまでなら
学習させて登録させられる。
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登録作業が終わると、
付属のリモコンで
ある程度、外部機器(BDレコーダー「BDZ-X90」)をコントロールできるようになるけど、
当然、専用のリモコンと同じというわけにはいかないので、
特別に割り当てられた機能は、
リモコンにあるF1,F2,F3,F4ボタンに振り分けられる。
「リモコンガイド表示」ボタンを押すと
それぞれがどの役割を持ってるかがいつでも確認できる。
外部機器や、つないだテレビによって必要であれば、
画面を「4:3」や「16:9」に変更したり、
映像出力を「ノーマル」、「ズーム」、「4:3」から
変更する事もできる。
電波状況の良し悪しによっては、
「レート変更」もできる。
4段階あって、
デフォルトでは3になっていて
映像が途切れたりする場合は、
レートを2や1に下げて安定させる事もできるし
逆に状態がイイ場合は
4まで引き上げる事もできる。
レートを1まで落とすと
ハイビジョン画質じゃなくて
標準画質になる。
電波状況は、画面の右上に
ケータイと同じような電波マークで3段階表示されていて
今何チャンネルでつながってるかどうかも確認できる。
ワイヤレスチャンネルは、送信機の背面のスイッチで
2.4GHz帯と5GHz帯の各チャンネルに手動で切り替えもできる。
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<実際に使ってみた雑感>
やっぱりロケフリだなというか
ワイヤレス転送してる時点で仕方がない事なんだろうけど、
リモコンを操作してから
画面が反応して動くまでのタイムラグが発生する。
BDレコーダー「BDZ-X90」の
クロスメディアバーを上下する時も
遅れて反応するからゆっくり操作しないといけない。
ヘタに連打すると
ものすごーい行き過ぎてしまったりして
その辺のストレスはある。
早送り&戻しも同様で
思い通りの場面で自在に止めるのは難しいので
チャプター飛ばしを多用したほうがマシかな。
今回試したのは、
見通し10m程度の場所で試していて
電波状態は良好な条件だったけど
デフォルト設定の「レート3」で転送される画質を見ていても非常に綺麗。
受信機とつないだディスプレイが有機ELテレビ「XEL-1」だったからという条件も後押ししてか
もう充分すぎるほどの高画質のハイビジョン画質で楽しめた。
例えば、
BDレコーダー「BDZ-X90」をリビングに導入したとすると、
[MPEG4 AVC]で、ハイビジョン画質のまま大量に録画できるけど
たくさん録画された番組をリビングで見切れなくて
離れた寝室とかでも見たいと思った時に、
ロケフリ Home HD「LF-W1HD」だったら
家の中をLAN配線する手間なく
ワイヤレスでハイビジョン画質を見られる環境が作れる。
それと、
送信機と受信機だけでつながるという
とてもシンプルな設計になってて
すぐに簡単に使えるという部分はかなり評価できる。
あとは、
コレを購入するのにかかる費用と相談ってとこだけど・・・