IEEE802.11n内蔵のVAIOで、高速無線通信する条件。
・IEEE802.11nに対応した無線LAN「WZR2-G300N」を使ってみる。
の続き。
というか、
無線LAN(IEEE 802.11n対応)内蔵のVAIO typeTで
BUFFALOの「WZR2-G300N」
通信速度は普通の54Mbpsとしか表示されなくて
802.11nの高速通信ができない!
と思ってたらどうやら自分の認識不足だった。
解決方法としては、
まずは「Intel Wireless Wifi Link 4965AGN」の
ドライバを最新のものにしておく事。
これは、
VAIO UPDATEにも上がってるので普通に更新してれば問題ない。
そして、
何よりも重要なのがセキュリティ。
当初、一番ゆるいWEPで試してたんだけど
どうやらこれがダメらしい。
このBUFFALOの「WZR2-G300N」の
IEEE802.11n ドラフト2.0の規格で通信をするには、
セキュリティをWPA-PSK/WPA2-PSKの
TKIPもしくはAESに設定する必要がある。
いやもうこんなの全然気が付かなかった・・・
という事なので、
エアステーション「WZR2-G300N」の設定画面から
セキュリティ設定を変えてやる。
無線の認証をWPA-PSKかWPA2-PSK
無線の暗号化をTKIPかAESを選択して、
事前共有キーを入力して設定完了。
前回と違うのは
このセキュリティ設定のみ。
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無線LANアダプタ「IEEE 802.11 a/b/g/n」を搭載したVAIO typeTで、
エアステーション「WZR2-G300N」に接続。
BUFFALO添付のソフトウェア
「クライアントマネージャーV」からステータスを確認してみる。
すると、
VAIO typeTの本体に内蔵されてるアダプタは、
「Intel Wireless Wifi Link 4965AGN」で、
通信速度が20Mhzで理論値最大の144Mbpsと表示された。
今まで悩んでたのがウソのように
いとも簡単に高速通信になった。
もうひとつ実験。
同じワイヤレスのアダプタ
「Intel Wireless Wifi Link 4965AGN」を内蔵してる
VAIO typeSプレミアムシリーズでも
同様に通信テストしてみる。
今度は、
「クライアントマネージャーV」はインストールせずに
Windows Vista標準のワイヤレスネットワークのソフトウェアを
そのまま使用。
ネットワークの名前と
セキュリティの種類と、暗号化の種類、
セキュリティキーを、
エアステーション「WZR2-G300N」で設定したものを入力して接続。
こちらも
何の問題もなく速度には144Mbpsと表示された。
こうやって複数台で
高速接続が確認できると
設定条件にだんだんと確証が持ててくる。
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そうすると今度は、
つい欲が出てしまって
40Mhz(倍速モード)で接続できたら
理論値最大の300Mhzになるかと期待したものの、
それは無理みたいだった。
4965AGNの最新ドライバーになってると
詳細設定に「40Mhzチャンネル幅非互換」という設定が追加されてるけれど
ココを有効にしても特に変化なし。
どうやら4965AGNは、
2.4GHz帯の802.11gでは40Mhzはサポートされてないらしく、
5Ghz帯の802.11aのみで40Mhzが使える
というような事が書いてあった。
参考・・・法改正が待たれる802.11nの国内利用:PC Watch
そうすると、
今回使ってる「WZR2-G300N」
a,b,gに対応した上位のモデル「WZR-AMPG300NH」
802.11aで接続すれば理論値300Mbpsを表示する事ができるのかもしれない。
でも、802.11aだと通信距離の問題もあったりするし
大切なのは実際に使ってみてどうかって事もあるから
ひとまずは今のままでいいかな。
どっちにしても
きっちりと最終的な事が決まってないドラフトの状態で
接続したり高速化するには、
アダプタとアクセスポイントのどちらも
条件がそろってないとうまくいかないという事だ。
うーん、めんどくさい。
【VAIO typeS特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】