米Sonyから発表されたフルHDで記録できる“メモステxHDDハンディカム”
CES2008で、米Sonyはビデオカメラを16機種を発表。
それは
今までのような
メモステ、HDD、DVD、DVテープというメディアごとのモデルだけじゃなく
今回はメモステとHDD、メモステとDVDといった具合に
複合されたいわゆるハイブリッドハンディカムが登場。
SONY SUGGESTS CAPTURING THE MOMENT WITH NEW HYBRID/HYBRID-PLUS CAMCORDERS:SONY Electronics News
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【メモステxHDD:DCR-SR12】
おそらく、
今回の新モデルの中でのハイエンド。
見た目は、HDDハンディカム「HDR-SR8」と
非常に似てるけれども
中身は大きく進化。
撮影解像度が
今までのHDハンディカムの1440x1080から
1920x1080のフルHDで記録できるようになって
大画面で見た時でも、より高精細感がさらに増してる。
大切な思い出を記録するという観点からすれば
この時点ですでに
前モデルが陳腐化してしまったような気がしないでもない。
記録方式は、
当然、MPEG-4 AVC/H.264ビデオコーデックで
HDD(120GB)にフルHDで撮影したとして
最長で約15時間も貯める事ができる。
メモリースティックPro Duoスロットも装備していて、
16GBのメモステDuoを使用すれば、
フルHDで約2時間を収める事ができて、
HDDに貯まった動画や静止画を
いつでもメモステDuoに転送する事ができる。
なんとも
とても理にかなったハンディカムになってしまった。
さらに、
570万画素のクリアビッドCMOSを搭載して
動画撮影と同時に静止画撮影では760万画素、
静止画のみ撮影では1,020万画素で記録できる。
画像処理エンジンには「BIONZ」、
最高で8つの顔を認識して
自動的に補正してくれる「顔認識機能」
など、αやサイバーショットに搭載されていた技術が
多く投入されてる。
それに加えて
液晶ディスプレイは、
3.2インチのXtra Fineワイド液晶となって
ハイビジョン画質が手元でも確認できるようになった。
2008年3月にアメリカで$1,400で発売。
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【内蔵メモリxDVDxメモステ:DCR-UX20】
こっちも
ハイブリッド機で
UXという型番からして「HDR-UX7」の後継機種というか進化版。
内容からるすと
内蔵メモリを8GB持っていて
フルHD画質で約1時間ほど貯め込む事ができる。
それから、
メモステとDVDという2つのメディアにも対応してる事から
動画や静止画を、どちらのメディアにも転送できる。
いったんメモリーに記録できると
直接DVDに焼かなくてもいいから
失敗を気にせずに撮影できるし
後から必要なシーンだけをDVD-Rに焼くという芸当ができるようになる。
スペックは、DCR-SR12よりは
若干低くて
230万画素のクリアビッドCMOS、
液晶ディスプレイにはXtra Fineワイド液晶は非採用。
2008年2月にアメリカで$1,000で発売。
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【メモリースティックPro Duo Mark2】
新型αやハイブリッドハンディカムの発表と同時に現れた
メモステの16GB!
ついにというかやっとというか。
見た目の違いはメモステに“Mark2”というロゴが入ってるという事。
静止画撮影で困った事はないけど、
動画でハイビジョン撮影しようとすると
メモリーの消費なんてあっという間。
8GBでも全然少ないと思えてしまうから
大容量化は非常にありがたい。
ただし、
ハイビジョン撮影も
1440x1080から1920x1080に上がってしまってるが故に
仮にフルHDで録画すると
16GBを使っても約110分。
「しょせんはMark2か・・・」
と言ってしまいたくもなるけど
それでも大容量のメモステは歓迎。
2008年3月にアメリカで$300で発売。
やっぱり値段はそれなりに高い・・・
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究極の持ち運びとして考えると
一番ちっちゃいメモステハンディカム「HDR-CX7」だと思うけど
使い勝手を重視すると
HDDxメモステという考え方も悪くない。
というか、
そこの部分よりも
そうそう簡単に変わらないだろうと思ってた
ハイビジョンビデオカメラとしての性能が、
突然にドーンと上がられると
じゃぁ今まで撮影してきた俺の資産は一体どーなんだ?
という、
ものすごくむなしい気持ちにさせられる・・・