写真と一緒にハイビジョン動画を残せるサイバーショット「DSC-T900、T90」登場!
ソニーのサイバーショットTシリーズとWシリーズが
ハイビジョン動画を撮影できるようになってフルモデルチェンジ。
・界最薄13.9mmの本体に「ハイビジョン動画撮影」機能も搭載した
“サイバーショット”“Tシリーズ”2機種発売
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<ハイビジョン動画(720p)撮影>
今回のキモはなんといっても
Tシリーズ、Wシリーズ(DSC-W270)ともに
ハイビジョン動画(720p)が撮影できるようになっている事。
(ただし「AVCHD Lite」には対応していない。)
MPEG4を採用した720p(1280×720のプログレッシブ方式)で
メモリースティックの容量が続く限り動画を撮影し続けられる。
(1つの動画の塊としては2GB=29分まで。)
今までのサイバーショットでも動画が撮れていたとはいえ、
MPEG-1のVGA程度の、低い画質でしか残せなかったから
まるで使う気がおきなかったのに、
ハイビジョンクオリティの画質で記録できるのなら
積極的に動画を撮影したい機器に変貌する。
さすがに本家のハイビジョンカメラのように
フルHD(1920×1080)で記録する事はできないにしても、
その分、メモリーの消費容量を節約できるから
仮に、メモステDuoの16GBなら、
ファインでも、約3時間45分10秒、
スタンダードなら約5時間38分もの動画を撮り貯められる。
これはコンパクトデジカメとしては革新的な進化。
まず、ハイビジョンビデオカメラを持っていない人は、
この動画機能を利用するだけで、
ケータイ動画とは全く比較にならないほどの
本当に大切に残したいと思える動画を、いつでも残せるようになる。
それから、
既にハイビジョンビデオカメラを持っていたとしても、
もしかしたら近所に出かける時には
仰々しくて持って行くのがめんどくさかったり
恥ずかしくて、デジカメで済ませたいと思うかもしれない。
もしくは、そこまで考えずに家に置いて出かけてるかもしれない。
でも、そんな時でも
軽くポケットに入ってしまうようなサイバーショットで
いつものように静止画を撮りつつも、
あぁ今この場面を動画で綺麗なまま残したい!と思ったら
ハイビジョン画質ですぐに撮影が出来る。
小さいハイビジョンビデオカメラが出てくるといつも思う事は、
突き詰めた性能からすれば若干劣るかもしれないけど、
持ち運んだからこそ撮影チャンスを逃さなくなる事がありがたいと。
この720pで撮影できるサイバーショットを持ち運べば
10というクオリティは無理でも
10に限りなく近い7や8というクオリティを
まさにその場で確実に残せる。
持っていなかったら10どころか0でしかないのだから。
なまじハイビジョンビデオカメラを使ってると、
今まで何度となく「今この場所にハイビジョンカメラがあれば。。」
という後悔をしてきたので、
このありがたさが身に染みてわかる。
「大切な記録を残せるチャンスを持ち歩ける。」
威力は絶大。
なんか勝手に一人で盛り上がってるっぽいけど、
デジカメの静止画機能としての進化というのは、
画素数以外は、突如として変化したという印象はないと思うけど、
この動画に関しては、
スタンダード画質からハイビジョン画質へ上がったという進化は
相当大きいもののような気がする。
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<サイバーショットTシリーズ>
DSC-T900とDSC-T90の
デジタルカメラとしての基本性能は同等。
有効画素数は1210万画素、1/2.3型「Super HAD CCD」
レンズはカールツァイスの「バリオ・テッサー」を搭載。
画素数はT700(T77)比で200万画素アップ。
光学ズームは4倍で、
焦点距離は35~140mm(35mmフィルム換算)、
F値は、F3.5~4.6。
起動時間は、約1.4秒、撮影間隔は、1.8秒と
T700(T77)比でそれぞれ0.2秒、0.1秒高速化。
画像処理エンジン「BIONZ」、「Dレンジオプティマイザー」、
光学式の手振れ補正を搭載。
新しく加わった機能としては、
オート撮影モード、顔キメ、おまかせシーン認識、スマイルシャッター
といった設定を「おまかせオート撮影モード」を選択するだけで
全て自動的に動作してくれて
失敗を防いで撮影ができるように進化。
それに、
人物の顔の動きを検出すると、
自動的にISO感度を上げてシャッタースピードを速くすることで、
顔がブレてしまうのを抑える「顔動き検出」機能も搭載。
DSC-T900は、
背面液晶が3.5型ワイドの約92.1万画素という
「エクストラファイン液晶」。
213dpiという高精細で、高コントラスト、広視野角がウリ。
撮った静止画やハイビジョン動画を
いつでもハイビジョンクオリティの高解像度で閲覧できるのが魅力。
内蔵メモリーに関しては、
T700では4GBという容量を持っていたのにT900では約11MBと縮小。
唯一の退化。
T90は、
背面液晶が3.0型ワイドのクリアフォト液晶で、
最薄部で13.9mmという薄さが印象的。
内蔵メモリーは約15MBと
何故かT900よりも微妙に多い。
カラバリは、
T900がスタンダードカラーのブラック、シルバーに加えて
個性のあるレッドと、ブラウンの4色。
T90は、
スタンダードカラーのブラック、ホワイト、
そして、ブルー、ピンク、ブラウンという5色展開。
Tシリーズは、
恒例のタッチパネルの操作なので、
好みが真っ二つに割れるところではある。
T900とT90では
液晶画面の大きさと、フラッシュの到達距離以外の機能面では、
ほぼ差がなくなってしまっていて、
そう考えると
よりコンパクトに持ち運べるT90が良い気がするなと思ってたら
重量は逆転していてわずかにT900のほうが3gほど軽かったりする。
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この新サイバーショットの、DSC-T900とT90は、
ソニースタイルで購入すると、
メッセージの刻印サービスをしてくれる。
たかがメッセージだけど、されどメッセージ。
これから、進学とか入学のお祝いだとか、
誕生日とか、結婚式とか出産の記念にして
その人の名前なんかをメッセージ刻印してプレゼントすれば、
そのボディにレーザーで刻まれるので
消える事のない大切な贈り物にできる。
・DSC-T900刻印シミュレーション
・DSC-T90刻印シミュレーション
さらに、
ここからは自分の演出のしどころで、
サイバーショットにあらかじめ
思い出の写真と音楽を詰め込んでプレゼントしてあげれば、
すごく感動的な贈り物になる気がする。
【参考例】
・思い出を一緒にそえて“サイバーショットプレゼント”作戦