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VAIO typeT(TXシリーズ)を分解&SSD換装する(後編)

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・VAIO typeT(TXシリーズ)を分解&SSD換装する(前編)
の続き。

VAIO typeT(TXシリーズ)iconに、SSDを装着して元にもどしたら、
「リカバリディスク」を光学ドライブにセットして
電源を投入。

まずは、BIOS画面を呼び出してみると
間違いなくSSDを認識している事を確認。

そこから抜けて再起動すると
リカバリディスクを読み込んで、
リカバリ画面になる。

のだけど、ここでひとつわかった事。


最初、SSDの容量を必要としていなかったので、
16GBくらいでいいやと思って装着していたものの、
なんと
「VGN-TX90S」では、リカバリーする際の容量に対して
ストレージの容量が足りないというインフォメーションが出て
リカバリが出来なかった。

なんてこった・・・

仕方がないので、
いったん電源を切って
また全部バラして、32GBのSSDに入れ替える。

作業自体は慣れてくるとたいした事じゃないのだけど
当初の自分の予定が崩れるとものすごくヘコむ。


MTRON製SSDの32GB(MSD-PATA3018-032ZIF2。)に
換装しかえて再度やり直し。

すると今度は、
問題なくリカバリーウィザードが立ち上がる。

パーティションサイズの設定を見ると
Cドライブが最低でも23GB以上を選ばないといけない仕様になっていて
おそらくこれがひっかかってたのだろう。

505EXTREMEの時は16GBでもイケたけど、
モデルによってはこういった場合もあるという事例として
覚えておくことにする。

それから、
今回はもうSSDだしという事で
32GBをまるまるCドライブにしておいた。


システムリカバリが終わって
Windows XPの初期設定を終了すると、
アプリケーションリカバリーに移行。

それが終わったら、
Windowsのアップデートを現在レベルまで上げていって
Windows XPをService Pack3にして、
VAIOアップデートをすべて適用する。


認識されているトータル容量が29.7GB。

13.4GBがOSとアプリケーションで埋まっていて、
残りの空き容量は、16.3GBとなっていた。

これだと
もし仮に16GBにOSがインストールできたとしても
アプリまで含めると、ほぼ残量がなくて
ずっと使ってると不安定になる可能性も高かったので、
32GBくらいがちょうどよかったのかもしれない。

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<VAIO typeT(TXシリーズ)のレスポンスは良くなったか?>

今回の「VGN-TX90S」のストレージ意外のスペックはというと
OS:Windows XP HomeEdition
CPU:Pentium M 753(1.20GHz)
メモリー:1GB(512MB(オンボード)+512MB)
チップセット:Intel 915GMS Express
GPU:GMA900(チップセット内蔵)

現行スペックからするともちろん劣ってはいるものの
WindowsXPを動作させるにはまだまだ十分なスペック。

唯一、
4200回転/分のHDDの動作の遅さが際立っていたので
ここが改善されれば随分と印象も変わってくるはず。

ので、お約束のベンチマーク結果を以下に。

●CrystalDiskMark 2.2

   『100MB』              『1000MB』

●HD Tune Pro 3.50

  『Read 64K』            『Read 512K』

  『Read 8MB』            『Random Access Read』

  『File Benchmark』

●CrystalMark 2004R2

まず、全体的なベンチマークを見ると
明らかにHDDテストの結果が牽引してくれて
トータルスコアもかなり改善されているのがわかる。

2種類のストレージテストは
読み込みはとても安定していて
引っかかりも感じる事なくとても良好。

シーケンシャルもランダムも十分なほどで
実際にアプリケーションの読み出しもかなり快適。

書き込みについては
そこまで高速ではないので、
特にリカバリにかかる時間だとか
アプリケーションをインストールする際の時間は
結構時間がかかっているように思う。

それでも、いったん使い始めてみると、
そんなに大きなデータの書き込みをするような使い方はしないだろうし
特に気にせずに普通に使える。


WindowsXPの
起動や終了、休止から復帰といった挙動も
ストップウォッチで計測。

Windows起動は、
「ようこそ」が現れた後に壁紙が出現するまでが約34秒、
常駐アプリが出きった後にインターネット接続するまでが約49秒。

Windowsの終了や
休止状態への移行、休止からの復帰は、
それぞれ約20秒程度で、
待たされ感はなくてとてもいい感じ。

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稀に、固まったような挙動が見られるも
まずは許容範囲内。

もともと付いていたHDDが停止寸前だったので
それと比べるわけにはいかないけれど、
1.8インチSSDを装着して間違いなく生き返ったかのようで
現行のVAIO typePiconにも対等以上に渡り合えるほど。

HDDがSSDに変わって静かさが増すかという期待値は、
本体左横からでる冷却ファンの音が結構大きかったりして
その辺の貢献にはつながらなかった。

なかなかにSSDとPC本体にはわからない事も多くて
中には相性問題で動作しないなんて事もあるので安心はできないけれど
今回のSSD換装はひとまず成功という事で。

【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】

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