Microsoft無料の ウイルスセキュリティソフト「Security Essentials」公開。
Microsoftの無料セキュリティソフト
「Microsoft Security Essentials」が9月29日から正式公開。
・Microsoft Security Essentials:Microsoft
Microsoftは、
ファイアーウォールやバックアップといった
システム全体を保護する役割を持った
有料のセキュリティソフト「Windows Live OneCare」を
ウイルスやスパイウェア、トロイの木馬、ルートキットといった
マルウェア対策サービスだけに変更した「Security Essentials」に変更。
内容がシンプルになった事で動作も軽く
かつ無料というのがウリ。
6月26日のベータ版公開の時点では、
対象が5カ国に限定されていたものの
今回は正式に日本語版としても対応となった。
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導入手順も非常に簡単なので早速試してみる。
前回のように、
「Windows Live ID」でログインする必要はなく
フリーでダウンロードするだけ。
唯一、Windowsが正規品であるという前提があり、
そのための検証をクリアする必要がある。
とは言っても、普通はどう考えても正規品なので
すんなりと検証が終わる。
また、インストールするPCに
別のウイルス対策もしくはスパイウェア対策のアプリが入っていると
問題がありそうなので、前もって削除しておいてねと注意を促される。
それから、インストールを開始すれば
あっさりと終わる。
インストールが終わると
即座に差分のアップデートをダウンロードして、
PCの中をクイックスキャンを開始する。
初回のスキャンは時間がかかるかも?
と書かれていたけれど、
かかった所要時間は約5~6分程度。
これで全ての準備が終了。
導入作業もかなり簡単かつスムーズで、
スキャン中もPC側に負担がかかってる様子はないので
何かに邪魔されている感は特に感じられない。
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「Security Essentials」のメニュー画面は非常にシンプルで
リアルタイムの保護がどうなっているかと
ウイルスとスパイウェアの定義が最新かどうかのインフォメーションが
確認できる[ホーム]。
それから
[更新][履歴][設定]というメニュー項目があるけれど
特にメンテナンスする必要もなく、
もしも仮にいじるとしても
定期的に行うスキャンの日時や種類を変更する程度。
とにかくシンプル。
それに、
まだ未知数ではあるけれど
定期的なアップデートを待たなくても
最新のウイルス定義ファイルを利用できるという
新しい技術「Dynamic Signature Service」も搭載しているというから
使い勝手は良さそうでもある。
セキュリティソフトで無料というのは大丈夫なんだろうか?
という不安は付きまとうものの、
有料セキュリティソフトの更新をせずに
そのままほったらかしにしているくらいなら
このソフトを利用したほうが良い。
「Security Essentials」の対応は、
Windows XP(SP2/SP3)、Windows Vista、Windows7。
Windows7の「XPモード」などにも対応するらしいので、
仮想で動かしたOS用のセキュリティとして利用するのもアリ。