手ブレ補正も広角も進化したハイビジョンハンディカム「HDR-CX550V、XR550V」
CES2010で発表されていたハイビジョンハンディカムが
国内でも一挙に発表。
-----------------
【ハイビジョンハンディカムのハイエンドモデル】
ハイビジョンハンディカム(メモリー64GB)「HDR-CX550V」
ソニースタイル販売価格:128,000円(税込)
・ソニーポイント:7%(8,534ポイント)
ハイビジョンハンディカム(HDD240GB)「HDR-XR550V」
ソニースタイル販売価格:148,000円(税込)
・ソニーポイント:7%(10,360ポイント)
まずはハイエンドとなる
「HDR-CX550V」と「HDR-XR550V」の2機種、
今回この2つの違いはストレージのみで
フラッシュメモリーの64GBとHDDの240GBという以外の
スペックは全く同じとなる。
従来モデルで非常に評価の高かった
1/2.88型の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”を搭載し
室内や夜景撮影のような暗がりで撮影しても
ノイズの少ない暗くても綺麗なシーンが撮影できるのは健在。
総画素数としては約663万画素、
静止画モードなら、最大で1,200万画素、
動画撮影中でも、830万画素の静止画の同時撮影もできるといった
高精細な写真を撮る事もできる。
手ブレを補正する「アクティブモード」はさらに進化していて
画像処理エンジン「BIONZ」の電子式の手ブレ補正を組み合わせる事で
タテ・ヨコ・回転の3方向の手ブレを補正するのに加えて、
さらに広角側だけでなく
新たにズームした場合でも手ブレ効果を倍化。
広角側では10倍、望遠側でも2倍の手ブレ補正効果を持つので
動き回りながらの撮影やズームアップした時でも
自然発生的に起きてしまうブレを極力抑える事ができる。
レンズは、デジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”で採用されている
Gレンズを採用していて
特殊低分散レンズ・非球面レンズ・高屈折率レンズを採用して、
高コントラストで色にじみの少ない高い描写力を実現。
さらに広角側へふったおかげで
焦点距離は、動画撮影時で29.8mm~298mm、
静止画撮影時で26.3mm~263mm
と、狭い場所や風景撮影でも広々とした映像が記録できるようになった。
6枚の絞り羽根構造で
絞った際の形状がより円形に近づいたことで、
味わい深いボケ味を表現できるようにもなっているのも
カメラ的アドバンテージ。
カメラにあるコントロールダイヤルを使って
フォーカス・ホワイトバランス・明るさ・AEシフトの他に
絞りをマニュアルで調整できる「アイリス優先」や
シャッタースピードを調整できる「シャッタースピード優先」
も搭載された。
オートフォーカスのピントの合うスピードも
従来の約2倍程度早くなっていて
暗がりの場所でも素早く意図した映像が
素早く撮影できるようにもなっている。
「おまかせオート」機能も賢く
人の顔、シーン、揺れという状況から撮影時の状況を
90パターンから識別して自動的にカメラの状態を最適化するまでになった。
その他にも
動画と静止画を同時に記録してゴルフのフォームを確認できる「ゴルフショット」や、
撮影した場所を記録できるようにGPSも搭載されている。
液晶モニターは大型の3.5型(約92.1万ドット)の
エクストラファイン液晶パネル(TruBlack)で
高精細かつ高コントラストな映像を手元で確認できる。
以前のメモリータイプには搭載されていなかった
ビューファインダーも標準搭載となった。
撮影モードには、
AVCHDの最高ビットレートの「FXモード(24Mbps)」が加わって、
その一つ下の「FHモード」も16Mbpsから17Mbpsへとレートが上がり
動きの細かい動画でもより破綻しにくい高画質な映像を残せるようになった。
動画、静止画の記録は、
内蔵ストレージはもちろん
外部メモリーとして
メモリースティックDuoとSDカードのどちらにも記録ができる。
撮影後に便利なのが
外付けのHDDに保存できる「ダイレクトコピー機能」で
撮影した動画を簡単にコピー出来る上、
さらにそのコピーした動画をハンディカム経由でBRAVIAで見たり、
PCとつないでPMBに直接取り込みまでが出来ると言った具合に
相当に利便性が上がっている。
-----------------
【高性能とコンパクトボディの高バランスモデル】
ハイビジョンハンディカム(メモリー32GB)「DR-CX370V」
ソニースタイル販売価格:108,000円(税込)
・ソニーポイント:7%(7,560ポイント)
ハイビジョンハンディカム(HDD160GB)「HDR-XR350V」
ソニースタイル販売価格:118,000円(税込)
・ソニーポイント:7%(8,260ポイント)
フラッシュメモリー32GBの「HDR-CX370V」と
HDD160GBの「HDR-CX300」。
CMOSセンサー“Exmor R”は1/4型で総画素数は約420万画素となり、
Gレンズを採用して
焦点距離は、動画撮影時で29.8mm~357.6mm、
静止画撮影時で27.4mm ~328.8mm、
光学12倍ズーム(F値はF1.8-3.4)。
ズーム側にも対応した新手ブレ補正「アクティブモード」や
高画質モードにはの「FXモード(24Mbps)」を搭載。
ビューファインダーやコントロールダイヤルはなく
液晶モニターに2.7型クリアフォト液晶となる。
高い性能を持ちながらも
幅52x高さ64x奥行125mm、重さ約370gという
コンパクトで軽量なボディ。
CX370のカラバリには新色としてボルドーブラウンが採用されたり
液晶面にアルミニウムを採用するなど
本体の質感が非常に高いのもこのモデルの魅力。
-----------------
【ハイビジョンハンディカムのエントリーモデル】
ハイビジョンハンディカム(メモリー32GB)「HDR-CX170」
ソニースタイル販売価格:64,800円(税込)
・ソニーポイント:7%(4,536ポイント)
ハイビジョンハンディカム(HDD120GB)「HDR-XR150」
ソニースタイル販売価格:69,800円(税込)
・ソニーポイント:7%(4,886ポイント)
フラッシュメモリー32GBの「HDR-CX150」と
HDD120GBの「HDR-XR150」は
ハイビジョンハンディカムのエントリー機。
CMOSセンサー“Exmor R”は1/4型で総画素数は約420万画素となり、
焦点距離は、動画撮影時で37mm~1,057mmmm、
静止画撮影時で36mm ~900mmmm、
光学25倍ズーム(F値はF1.8-3.2)。
手ブレ補正は広角側に強い「アクティブモード」や
高画質モードにはの「FXモード(24Mbps)」を搭載。
液晶モニターに2.7型クリアフォト液晶で
コンパクトなボディと
CX150には4色のカラバリを用意する。
-----------------
今回のハイビジョンハンディカムのラインナップは
フラッシュメモリーとHDDそれぞれに
3段階用意されていて非常にわかりやすく
性能と予算からとても選びやすくなっている。
だんだんと低価格化が進んでいくハイビジョンハンディカムの中にあって
それでもハイエンドモデルとなる
「HDR-CX550V」と「HDR-XR550V」の性能は突出していて、
綺麗な動画を撮影するという行為に関しては
ここまでやってくるかという機能の充実っぷりはすごい。
同じフルHD(1920×1080)という解像度でも
ノイズやブレが少ないという違いや、
撮影されている画角やボケ具合の違いからでも
受ける印象はまるで違ってくる事を考えると
ハイエンドのモデルを選ぶ価値は非常に大きいと思える。
・コンパクトでも性能を妥協しないメモリーハンディカム「HDR-CX520V/500V」(その1)
・コンパクトでも性能を妥協しないメモリーハンディカム「HDR-CX520V/500V」(その2)