新CPUに光学ドライブを載せたスタンダードモバイル「VAIO Sシリーズ」
モバイルカテゴリーとなるVAIO Sシリーズは、
外観も中身もフルモデルチェンジ。
VAIO Sシリーズ
「VPCS11AHJ・VPCS11AGJ・VPCS11AFJ」
ソニースタイル販売価格:109,800円(税込)~
VAIO Sシリーズ
「VPCS11AVJ」
ソニースタイル販売価格:119,800円(税込)~
Windows7 Professional 64ビット正規版
(WindowsXP Professional ダウングレード代行インストールサービス)
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<VAIO独自のデザインと6色のカラバリ>
13.3型の液晶ディスプレイというサイズはそのままに
インテル最新プラットフォーム「Calpella」を採用。
パフォーマンスとモビリティ、
そして価格という3つのバランスを保つモデルとしての位置づけで
OSの選択肢にProfessionalやXPダウングレードを用意し
ビジネスとしても成り立つのがこのSシリーズ。
光学ドライブを搭載しながらも
大きくなりすぎないサイズにまとまっていて
ひとところに留まらす、持ち運んで使うことを前提としている。
VAIOノートの特徴となる
シリンダーデザインとアイソレーションキーボードを採用、
遠目には鋭角的なフォルムに見えながらも
実際に手にもつと角には丸みがあって手に持つとしっくりとなじむ。
カラーバリエーションも豊富で、
ブラック、シルバー、ブラック&シルバー、
ピンク、ホワイト、グリーンの6色もある。
基本、ピンクやグリーンのようなカラータイプは
パステル調の柔らかい色で金属的な質感を醸し出しているので
個性を主張しつつも
ビジネスで利用したとしてもあまり違和感なく使える。
そして、おもしろいバリエーションを持つのが
ブラックとシルバー、ブラック&シルバー。
ブラックは全身がブラックで統一されていて、
シルバーは、天板とパームレストがシルバーで
キートップとボトムがブラック。
ブラック&シルバーは
天板にブラック、パームレストにシルバーという
2つを組み合わせたカラーとなっていて
微妙に異なるニュアンスから好みで選べる。
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<モバイルPCに最新CPUを搭載>
外観はそのままに
内部にインテルの新アーキテクチャを採用。
チップセットは、HM55 Express。
CPUにはモバイルPCにもかかわらず
Cシリーズと同様の
デュアルコアとなるCore i7、i5、i3を選択する事ができる。
Core i7-620M (HTテクノロジー対応)
動作周波数:2.66 GHz(ターボ・ブースト時は最大3.33 GHz)
3次キャッシュ:4MB
Core i5-540M (HTテクノロジー対応)
動作周波数:2.53 GHz(ターボ・ブースト時は最大3.06 GHz)
3次キャッシュ:3MB
Core i5-430M (HTテクノロジー対応)
動作周波数:2.26 GHz(ターボ・ブースト時は最大2.53 GHz)
3次キャッシュ:3MB
Core i3-330M (HTテクノロジー対応)
動作周波数:2.13 GHz
3次キャッシュ:3MB
4種類のCore iシリーズともに
ハイパースレッディングでデュアルコアの2倍の
4スレッドでの同時処理が可能。
動作周波数と3次キャッシュの容量の差がそれぞれに違い、
単独作業時に一つの動作周波数を上げて
高速処理させるターボブーストは
下位のCore i3-330Mのみ非搭載となっている。
グラフィックには、カスタマイズによって
内蔵のIntel GMAか、
NVIDIA GeForce 310M GPU(512MB)のどちらかを選択できる。
メインメモリーはDDR3に対応して
デュアルチャンネルで最大8GBまで搭載可能。
ストレージは、インターフェースが2.5インチSATAⅡで、
最大容量としてHDDが約640GB、SSDでは約512GBが搭載できる。
(ただし、RAIDには対応していない。)
光学ドライブは標準として
DVDスーパーマルチドライブを搭載、
カスタマイズによりブルーレイディスクを選択する事もできる。
Windwos7(64bit)は、
Home Premium、Professioanl、Ultimateの3種類から選択可能。
また、
Windows7 Professional(64bit)と
WindowsXP Professionalダウングレード代行インストールサービスの
両OSに対応したモデルも販売しているので
プライベートからビジネスまで幅広く対応できる。
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16:9の13.3型ワイドディスプレイをベースに
本体サイズは、
幅約329mm×高さ約27.6mm(最厚部約31.5mm)×奥行約228.5mmに、
本体重量は、約2kg。
バッテリーの持ちとしては
標準バッテリーで約5時間、大容量バッテリーを使用して約7.5時間。
また、
このSシリーズには、標準で「モバイルWiMAX」を搭載。
外出時でもエリア内であれば、
下り最大13Mbps、上り最大3Mbpsという高速通信が可能になる。
内蔵のHDDを保護する
「VAIOハードディスクプロテクション」も進化していて
ヘッド退避を140~280%高速化して落下距離が15cmに対応、
Windows制御からBIOS制御に変更になった事で
常時ヘッド退避が可能になった。
キーボードの奥側に
押すだけですぐにソフトウェアが起動する「VAIO」「Assist」ボタンや
「照度センサー」を搭載。
照度センサーでは、
周囲の明るさを検知して液晶の輝度を自動調整する。
そして、
「VAIO」というボタンを押すと、
PCに保存した写真やビデオ、音楽を自動的に解析して、
その日その時の自分にあったものを選んで勧めてくれる
『Media Gallery』が一発起動。
「Assist」ボタンを押すと
トラブル予防と解決をサポートしてくれる「VAIO Care」が起動。
Windowsの設定を自動で最適化してくれたり
起きたトラブルの解決策を表示したり、
バックアップや復元、リカバリーといった案内までもしてくれる
困ったときに役立ってくれる機能になっている。
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Cシリーズだと少し大きくてかさばるとか重過ぎるというように
相対的に見てもうちょっと持ち運びしやすいノートをと考えると、
Sシリーズのサイズ感は意外としっくりくる。
2kgという重さがモバイルというほど軽いか?
というとそこにはさすがに疑問が残るけれど、
このサイズで
新Coreiシリーズや新GPU、Blu-Rayディスクといったスペックを搭載して
かつ価格的なバランスを保った結果が
このSシリーズなのだろう。
さらなる
ディスプレイの高解像度化や
ボディの質感や持ち運びのための軽量化といった
最上のクオリティを求めるなら、以降出てくるであろう
Zシリーズを待ったほうが良い。
真逆に、
このきょう体のサイズ感でよくて
もっと安価にというところを目指したモデルなら
Yシリーズという選択肢もある。
・新VAIO ZシリーズはフルHD解像度にAdobe RGBカバー率96%!?