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コンパクトデジタル一眼カメラ”α55”の外観レビュー。

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・常にAFが追従しながら高速連写や動画撮影ができるデジタル一眼レフカメラ“α55”

プレス前だとか、「α55/α33」ユーザー体験会
「Sony Dealer Convention 2010」で、
“α55”の実機は何度も触ってはいたものの、
実際に手元に来て使ってみると
改めて感じる事もあるから
徐々に使い込みながらぼちぼちレビューをしてみようかと。

まずは外観から。

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まずは“α55”に同梱されている物チェック。

α55ボディ「SLT-A55V」の箱の中身を見てみると
本体以外の付属品として
リチャージャブルバッテリーパック「NP-FW50」
バッテリーチャージャー「BC-VW1」
USBケーブル、ショルダーストラップ、
ボディキャップ、アイピースカップ、CD-ROM、書類関係が入っている。

α55ズームレンズキット「SLT-A55VL」には
「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」が1本、
α55ダブルズームレンズキット「SLT-A55VY」には
「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」と
「DT 55-200mm F4-5.6 SAM」の
2本のレンズが入っている。

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何はともあれ最初に感じるのは
従来のデジタル一眼レフカメラ“αシリーズ”とは
明らかに違うそのボディの小ささ。

NEX-5のEマウントのリングを見た時にも
本体とのアンバランスさに驚きを感たけれど
α55のボディに備わるAマウントのリングを見ても
全体が小さくなったせいで異常なほどに大きく見える。

頭の中のイメージで
出来上がっていたデジタル一眼カメラというものが
現物を手にとった瞬間に
今までとは根本的に違うなと思わせられる。

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バッテリーとメモリースロットは
グリップの下部にまとめられていて
バッテリーもNEX-5と同じ「NP-FW50」を採用して
コンパクト化に貢献。

公称値で
ファインダー使用時約330枚、液晶モニター使用時約380枚と
NEX-5と同等のもち具合を保っている。

とは言いながらも、
動画撮影時だと最大で70分くらいになるので
さすがに予備バッテリーがないと
外出時に大量の動画は撮れない。

メモリーは、
メモリスティックProデュオと、SDカードに対応。
もちろんEye-Fiにも対応していて
挿し込むと、メニュー画面に
アップロードするかしないかの設定項目が加わる。

α550にはEye-Fiに正式対応していなかったので
いつアップロードされてるかが全然わからなかったけど
これはとても助かる。

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モードダイヤルには、
α550にあった6つのシーンセレクションの項目はなくなっていて、
[SCN]にひとまとめされてメニューから
それぞれのシーンセレクションを選択する方式に変更されている。

減った項目の代わりに
[発光禁止]や[10枚連写][スイング撮影]が割り当てられて
より“何をしたいか”というイメージと
アクションをモードに連動させやすくしてあって
これは直感的にこれだっ!と思って合わせて使いやすい。

というか、中でも最強のおまかせオート機能が
[AUTO+]で、このモードにしておけば、
カメラが勝手に状況を判断して
早い動きなら高速連続撮影、逆光ならオートHDRといった具合に
備わってる機能を存分に使ってくれる。

一応、画面にどのモードを使っているかを表示してくれるので
それを覚えておけば、慣れて来た時に
こういったシーンだったらこのモードを使えばいいんだね?
と自分が学習できるようにもなっている。

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メインのボタン類はほぼ全て右グリップに集約、
α550と比べるとそのボタンの数そのものは減っていて
その減った分は十字キーの上下左右にそれぞれ割り振るなどして
シンプルでわかりやすい配慮がされている。

動画撮影では、「MOVIE」ボタンを押せば
即録画が開始され、もう一度押せば止まるという
NEX-5やサイバーショットと同じように
撮りたいと思ったらすばやく動画撮影が
できるようにもなっている。

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α55に付いているファインダーは、
ペンタプリズムを使った光学式ではなくて
「Tru-Finder」と呼ばれる電子ビューファインダー。

電子ビューファインダーのメリットは、
視野率は100%でファインダー倍率にいたっては約1.10倍と
非常に正確にかつ覗いた目の前に大きく映像が広がる事。

有効画素数は115万ドットもあって
ファインダーをのぞいて映し出される映像は
よりリアルに見えるので、
光学式との差はほとんど埋まって来ている。

さらには、
電子ビューファインダーを覗いたままで
十字ボタンの上(DISP)を押して
デジタル水準器やヒストグラム、グリッドラインを一緒に表示できて
Fnボタンを押せば、画面の両端に設定メニューを表示させるといった
液晶ディスプレイに表示させるものと同じものが
電子ビューファインダー内でも表示させられる。

光学ファインダーだと
そういった情報を表示させる事は困難だけれど、
電子ビューファインダーだからこそできる技。

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ちなみに、
左画像がグリッドラインを表示させている状態で
右画像がデジタル水準器を表示させているところ。

これが液晶ディスプレイにも電子ビューファインダーにも
リアルタイムで表示されるので
全体の構図を考えやすくなるし
よくズレてしまいがちな左右の傾きにも注意して撮影ができる。

それに
露出補正したり、ホワイトバランスを調整した映像も
反映させた映像として見られるので
どういった画像になるかを確認しながら
撮影ができるのも得意とするところとなる。

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α55がコンパクトなのはウェルカムだけれど
持ちやすさはどうなのか?

実際にα55を手に持ってみると
右手がガシっとグリップするというよりは、
左手でレンズを下側からホールドして
右手はどちらかというと支えるくらいでちょうど良い感じ。

超手持ちがデフォルトなので
持っていて違和感はないし
むしろそれでしっかりホールドできている。

それから、
背面の液晶ディスプレイは前後に倒れるだけじゃなくて
クルっと左右に回転もするので
かなり自分の目線からはずした状態からでも撮影が出来て
いつもと違うおもしろい写真が撮れそうだ。

ただし
液晶ディスプレイは一方向にしか回転しないので
逆回ししてしまわないように注意。

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α55のコンパクトなボディは
単体ではわかりにくいので、
他のデジタル一眼カメラと比較してみる。

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前モデルα550との比較。
外形寸法と重量の違いは以下のとおり。

α55 : 幅124.4x高さ92 x奥行84.7mm 約441g
α550: 幅137 x高さ104x奥行84mm  約599g

幅と高さが随分と抑えられていて
体積比としては約23%、4分の3にまでコンパクト化、
重量にしても26%も軽くなっている。

結構この差は大きい、
というかまるで違う。

Aマウントをそのまま利用できるデジタル一眼カメラとして
この取り回しの楽さは最高。

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逆に、小ささがウリのNEX-5と比べてみる。

α55  : 幅124.4x高さ92 x奥行84.7mm 約441g(約500g)
NEX-5 : 幅110.8x高さ58.8x奥行38.2mm 約229g(約287g)

さすがにNEX-5のコンパクトさは突出していて
凹凸の少なさからくるコンパクトデジカメのような
凝縮感がある。

そもそも採用レンズが違うので
直接的な比較をするものではないのだろうけれど
これから購入する人の中には、
EマウントのNEX-5か、Aマウントのα55との
大きさの違いが具体的に知りたい人もいるはずなので
あえて比較をしてみた。

後は性能差をどうとるかというところ。

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35mmフルサイズの撮像素子を持つ
α900とも比較してみた。

α55 : 幅124.4x高さ92 x奥行84.7mm 約441g
α900: 幅156.3x高さ116.9x奥行81.9mm 約850g

正面から見た幅と高さはさすがにα900が大きくて
特に光学ファインダーに使われている
大型ガラスペンタプリズムが大きく飛び出ているのがわかる。
奥行きは逆に少ない。

でもまぁ重量がボディだけで(バッテリーも含まない状態で)
倍近く違っていて、さらに
装着するレンズによってはα900は相当な重量になるので
それなりの気合が必要になる。
やはりハイアマチュア層向けという感が強い。

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ついでにα900、α55、NEX-5の順番に
それ相応のレンズを装着した状態で並べてみた。

デジタル一眼レフカメラαシリーズとしての
最高峰はα900ではあるけれど
価格や重量、大きさという面からして
さすがに一般向きとは言えないけれど、
NEX-5はコンパクトデジカメからのステップアップとして
もしくはサブカメラとしての良いポジションにあるし、
α55は、そのもう一つ上の
デジタル一眼カメラとして比較的抵抗感が少なく
使ってみられるコンパクトさを持っているように思える。

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ひとまずα55に自分の手持ちの
「SAL1680Z」「SAL70300G」を装着してみた。

普段使いには、
広角の24mmくらいから望遠で120mmくらいまでカバーしてくれる
「SAL1680Z」くらいのレンズがあれば十分。
風景撮影もスナップ写真もこれ1本でいろいろ重宝する。
(他には「SAL16105」とか「SAL18200」とか)

それとか、
運動会とか発表会とかで被写体が遠いけど
大きく映したいという場合には
「SAL70300G」のような望遠ズームがあると便利。
「SAL18250」「SAL75300」etc)

本体が小さくて
ズームレンズを装着するとレンズ側の大きさとの
アンバランスさがNEX-5の時とよく似ている。

逆にNEX-5をずっと使っている自分としては
マウントアダプタなしでAマウントのレンズが直接付けられるのが
ちょっと不思議な気分になったりもする。

やはりそれでも
トータル重量は今までよりは随分と少なくできると
外に持って行く抵抗感がぐっと減る。

と、
前置きが長くなってしまったけど
α55でいろんな写真を撮ってみようかと。

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1件のコメント

  1. α55買おうかな。。。 より:

    ライター目線ではなく、ユーザ目線の分かりやすいインプレですね。
    素人ですが、価格的に手ごろになった今、これみたら、
    これ、買いたくなったです。(^-^)