Sony Tablet Pシリーズでいろいろ遊んでみたファーストインプレ。
Sony Tablet Pシリーズが手元に届いて、
数日いろいろいじくって遊んでみた雑感。
えーと、まずはいきなりだけど
オマケで付いてくるMicroSDカードの2GBが少なすぎる。
Sony Tablet Pシリーズの本体側には4GBあるとされているものの、
その”data”領域とされる部分って、実際には約2GB弱(1912MB)しかなくて、
そこそこの余裕はあるように思えるけれど
使っていくうちに次々をアプリを入れていくとあっという間にいっぱいになる恐れがある。
それに、Sony Tablet Sシリーズと違って、内蔵メモリーの領域は存在せず、
まさにその外部メモリーとして差し込んだMicroSDカードがそのまま”sdcard”とされる
保存用のフォルダになる。
で、それこそ自分の持ち出したい画像、音楽、動画、PDFといったデータもたくさんあるから、
だったらもういっその事MicroSDカードには、
どどーんと大きな32GBの容量を差し込んで使う事にする。
32GBとはいってもClass4程度のスピードのものであれば
かなり価格も安くなってるし比較的導入はしやすいはず。
ただし、Class4レベルだと書き込みのスピードはお世辞にも早いとは言えなくて、
PCに入ってる自分の手持ちのデータを入れるのに
さすがに物量が多いとかなりの時間を要するのでこのあたりは我慢して作業するしかない。
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そうそう、例えばPlayStationStoreでのアプリのダウンロードの話。
この前、Sony Tablet SシリーズからPlayStationStoreにログインして
「Xi(sai)」というゲームを600円で購入してダウンロードしたけど、
同じようにSony Tablet Pシリーズでログインすると、
ダウンロードリストに「Xi(sai)」がきちんとリストアップされていて
そのままPシリーズにもダウンロードして遊べる事を確認。
「PlayStationCertified端末」であれば、
同じ自分のIDでログインをすれば、
Sony Tablet Sシリーズ、SonyTablet Pシリーズ、Xperia PLAY、PlayStation VItaで
共有させて、どれにダウンロードしても遊べるという事になる。
それは良いとして、プレステのゲームって、
一つあたりのデータ量が結構大きい。(「Xi(sai)」が486MB)
これでまた調子にのってダウンロードすると
やはり内蔵メモリー(1912MB)が枯渇するのは目に見えているので、
プレステのゲームを始め、MicroSDカードに移せるアプリは全部移してしまう。
そうすると、内蔵メモリーを下手に消費しなくて良い。
ちなみに、
使いもしないのに、docomoの息のかかった端末にはお約束の
「SPモードメール」や「ドコモマーケット」なるものも無理矢理入っていて、
これらのアプリを削除しようと思っても削除できない。
データ節約うんぬんというよりは、不要なので消したいのに消えないのはかなり迷惑。
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アプリまわりでは、Sony Tablet Pシリーズが2画面の特徴を生かして
本体をタテにして手にもって使えるアプリはとてもおもしろい。
もちろんプリインストールされている
「ビデオプレーヤー」や「ミュージックプレーヤー」も
画面の上下分割がうまく演出された構成、使い方にもなっていて
心地よく使える。
だけれど、
そうは言いながらも対応しているアプリがまた少ないというか、
実際にいろんなアプリを使ってみると
ヨコ持ちにしてもタテ持ちにしても切り替わるものもあれば、
通常のヨコ画面固定になっているもの、強制的にタテ画面になるものがある。
例えばReaderも最初のホーム画面はヨコ持ちの画面固定のままで、
本を見る時にはタテ持ちに、またホーム画面に戻るとヨコ待ちの画面と
かなり行ったり来たりするのはあんまりスマートではないなと。
それと、1画面だけで表示するか、
2画面を使って大きく全画面表示するかも可能にはなっているのだけれど、
これもアプリによっては上手く動作しないものもある。
例えば、「Android Market」は、この切替えすらなくて
上側の画面のみに表示、
下側は基本真っ暗で、検索時のテキスト入力の時だけ
キーボードが出てくる、そしてその後はまた真っ暗という
2画面の良さがまだ引き出されてないなという印象がある。
それと、細かい話になるけれど、
自分の加入しているバンダイチャンネルを再生しようとしたら、
上画面に表示されればまだ良いのだけど
なんとさらに半分の画面しか表示されず
画面も途切れ途切れで再生も全くままならないという現象を確認。
自分の中ではこれはかなりのウエイトを占めている使い方なので、
一刻も早く修正して欲しい。
それと、同じくハリウッド映画とか海外ドラマが月額1,480円(税込)で見放題!な、
「Hulu(フールー)」というサービスを無料期間だからと使っているけれど、
このAndroidアプリがまた曲者で、
使える端末がピンポイントに限定されていて、
現時点では、Sony Tablet SシリーズもPシリーズも未対応。
スマートフォンにはデフォルトではいっている「YouTube」アプリも
2画面に最適化させたものを後日ダウンロードとしているなど
これまた、今すぐ使えなくて、ブラウザから見るしかない。
使いたい動画まわりのサービスが使えないのはちょっともったいない。
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そして今一番の困りネタが、バッテリーの消費の激しさ。
(満充電ら0%になるのに、約18時間でなくなってしまっている。)
バッテリーの消費が激しいというよりも、
いろいろと試して把握できてきたのが、
Sony Tablet Sシリーズにもあった「Account Manager」が裏で動作し続けているせいで
スリープにならない、
もう一つは画面を閉じていると、液晶ディスプレイの画面は消えるものの
結局本体は動作を続けていて、
例えるなら、目を閉じたけどずーっと起こされている状態で
そうして最後には限界が来てバッタリと倒れてしまうような感じ。
いくら登録キャンペーンで、予備バッテリーがもう一つもらえるとしても、
せめて、画面を閉じた時にスリープにさせるさせないくらいは、
ユーザー側で設定させて欲しい。
のでここは要改善待ち。
<追記>
この記事を書いたかと思ったら、11月1日のお昼ごろに
「Account Manager」のアップデートで
”バッテリー消費に関する不具合修正”が適用された模様。
早速試してみよう。
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と、何かとブツブツ文句を言ってるのだけれど、
基本的に物凄く気に入っていて、これは毎日持ち運びたくなる。
メインで目一杯仕事をするなら、もちろんVAIO Zシリーズでなければ困るけれど、
ちょっとキッチンやトイレでとか、寝室でゴロゴロしながらという時の手軽さも便利だし
カフェにいて、小さなテーブルに座っている時でも
このくらいのコンパクトなサイズなら周囲に気兼ねなく広げて使えるという
このひっそり感が良い。
逆に、スマートフォンに比べると少し大きくて
画面がより大きく見えるとか、
キー入力がキーボードで両手で打てるから長い文章がしっかり書けるとか、
思った事をもたもたせずにテキスト化できるだけでも使い勝手はかなり良い。
そう、タブレットというと、どこのメーカーも合わせて
ストレートの7インチから10インチくらいまでの大きな1枚の板で、
それはそれで画面を有効に使えるとかメリットもたくさんあるのだけれど、
真ん中から真っ二つに折れて、小さく折りたたまって
カバンにポイっと入れられるとか、
両手で持ったまま、画面の全エリアに親指が届くとか、
タテに持って折り曲げて目立たないように使うとか、
Sony Tablet Pシリーズでしか出来ないスタイルというか、
他のタブレットにはない魅力がある。
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VAIO Pシリーズの時にも感じた
この出かけるときに持って行きたくなるガジェットで、
Windowsを動かすには少し苦しかったVAIO Pよりも
イライラせずに使いたい時にサクッと動いてくれるAndroidならではの良さもあったりで
Sony Tablet Pシリーズはかなりお気に入り。
メールが来たり通知があると、
本体を閉じててもビコーンと光って教えてくれたりして
これがまた愛着が湧いたりする。
まぁ、いろいろと未完成的なところも多々あるけれど、
一つ一つ改善してってくれると、より肌身離せないガジェットになりそうだなという期待を込めて
また明日から連れ出してみよう。
・小さく持ち運べるSony Tablet Pシリーズを初期セットアップ。
・自分の手持ちの本をPDF化してSonyTabletを電子本として楽しむ。
・PS3、BRAVIA、Xperiaで、映画や海外ドラマを観られる「Hulu」を試してみる!
・Sony Tabletで、ReaderStoreから電子書籍を直接ダウンロードして楽しもう!
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