欧州ソニーで発表されたUltrabook VAIO Tシリーズ!11インチモデルの復活!
ソニー・ヨーロッパから、ソニーでは初のウルトラブックとなる
“Ultrabook VAIO T Series”を発表!
そのボディを見るからに、VAIO Zシリーズを彷彿させるデザイン
と言うよりはそっくりそのままで、
11.6型ワイドと、13.3型ワイドの2機種をラインナップする。
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●“Ultrabook VAIO T Series”
そのボディは、薄くても堅牢性を持つマグネシウムとアルミニウム素材で構成される。
(Zシリーズはカーボン素材とアルミニウム。)
画面を閉じると、最長で90日間もデータを保持したままスリープ状態を保ち
使いたい時に画面を開くとすぐに使い始められる
「Rapid Wake + Eco」という高速起動とエコ機能を備えている。
また、SSDモデルでは、最大9時間のロングバッテリーを実現する。
CPUは、超低電圧版 Intel Coreプロセッサーに
ストレージに高速SSDを備え、
さらに”ハイブリッド”モデルとして高速性と大容量を兼ね備えた
ISRTに対応したSSD+HDDというモデルも存在する。
左右クリックの物理的なボタンはなく、一つの大きなタッチパッドになっていて
直感的にスクロール、フリック、ピンチズームやピボットジェスチャーができる。
インタフェースとしては、
右側面に、ヘッドホン出力、メモリースティック/SDカードスロット、
HDMI出力、D-Sub15ピン出力、有線LANが並ぶ。
左側面には、USB3.0、USB2.0が一つづつ並ぶ。
また、USB3.0の端子は、本体の電源がオフの状態でも、
本体がACアダプターに接続されていればUSBから電源を供給できる
USBチャージ機能を備えている。
ディスプレイの上部には、131万画素の “Exmor for PC” HD Webカメラを内蔵、
ビデオチャットやビデオやゲームを楽しむ際にも、
歪なく音量をあげて楽しめるようにxLOUDやクリアフェーズテクノロジーを備えている。
OSは、Windows7Home Premium(64bit)Service Pack 1で、
PlayMemories Homeや、AdobeR Acrobat X Standardが
プリインストールされている。
そして、今回のプレスリリースには、13.3型の「T13」のみ仕様が公開されていて
11.6型の「T11」の詳しい情報は掲載されていない。
以下スペック。
モデル名「VAIO SVT1311M1E」
CPU : Intel Core i3-2367M Processor
OS : Windows 7 Home Premium 64bit with Service Pack 1
メモリー : 4GB DDR3 1333MHz SDRAM
ストレージ : HDD(320GB 5400rpm)
ディスプレイ : 13.3型ワイドディスプレイ(解像度1366×768) (16:9)
グラフィックス : Intel HD Graphics 3000
光学ドライブ : -
その他 :WLAN 802.11b/g/n、Bluetooth Ver. 4.0 + HS、
USB 2.0 (x1)、USB 3.0 with USB charge (x1)、HDMI out、
ステレオスピーカー、HD Webカメラ‘Exmor for PC’ (131万画素)、
Web/ VAIO/Assistボタン、キーボード、タッチパッド(ジェスチャーサポート)
サイズ :奥行き約226mm x 高さ約17.8mm x 横幅約323 mm
質量 :1.6kg (スタンダードバッテリ装着時)
ソニー・ヨーロッパでは、5月中には発売される予定なものの
国内での発売や発表は現時点では未定。
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●ソニー製ウルトラブックが投入される意義。
各メーカーから、いろんなウルトラブックが発売されていながら
ソニーからは出てこないのか?とヤキモキさせられたけれど、
ようやくCES2012でもチラ見させたソニー製のウルトラブックとして
今回ソニー・ヨーロッパからついに発表!
それも、Thin(薄い)という名を冠する“Ultrabook VAIO T Series”として登場。
で、
このまるっきりVAIO Zシリーズそのまんまのデザインで、
どうしてまた13.3型ワイドというサイズでウルトラブックを出す必要があったのか?
というのが誰しもが思う素朴な疑問。
デザインが違うならまだしも、まるで同じで
これって余計なお世話かもしれないけれど
VAIO同士でおもいっきりブッキングするのではないか?という心配。
たぶんここからは、個人的な勝手な予想にすぎないのだけれど、
おそらくはグローバル的な戦略があるのではないかなと。
というのも、そもそもVAIO Zシリーズは、
フルHD(1920x1080)という超絶解像度で、
かつ非常に色再現性の高い13.1型ワイドというパネルを採用して
その他にも外部GPUと光学ドライブを搭載したPowerMediaDockへの拡張性など
たっぷりと予算をかけて作ったいわゆるフラッグシップモバイルVAIOという位置づけで
確かに国内では非常に評価が高いけれど、
一方で海外に目を向けると、その高価なZシリーズよりも、
標準的な解像度でそこそこ低価格にまとまった13.3型サイズのノートのほうが
比べ物にならないほどにはるかに売れている(らしい。)
そうすると、あくまでもウルトラブックという市場の傾向を考えると
VAIO Zシリーズのような高級路線ではなくて、
13.3型という調達しやすいパネルを採用して
よりコストを落としたリーズナブルなものに落としこむ必要があったんじゃないかと。
だとすれば、13型ワイドモデル(T13)の解像度が
1366×768ドットだったり(これは国内VOMなら高解像度の可能性あり)
ボディの重量が1.6kgとZシリーズよりは重かったり(SBシリーズ並)したとしても
不思議ではないなと。(自分の中で納得がいくかどうかは別。)
まぁでも、せめてデザインくらいはもうちょっと変化させてても良かったのにとは思うけど
もしかしたらその辺りも良い方向にとれば、同じデザイン性を貫く事で
VAIOデザインとしてのイメージの共通化という側面を持たせたのかもしれない。
(MacBookProやMacBook Airのデザインに共通性があるように。)
だからこの13.3型ワイドのVAIO Zシリーズにそっくりなウルトラブックが出てきても
VAIO Zシリーズとは別物と考えるのが無難だし、
きっと価格的にも低価格としてグローバルで数を出していくモデルなのだろう。
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●ようやく復活の11インチカテゴリーのモバイルVAIO!
それはそれとして、
自分の中での本命は、今回まったくスペックが明かされなかった
11.6型ワイドの(T11)。
11インチサイズと言えば、
元をたどれば、初代VAIO 505に始まるB5モバイルサイズで
VAIO 505 EXTREMEを経て、VAIO Tシリーズ(T、TX、TZ、TT)、VAIO Xシリーズ
へと受け継がれていたモバイルVAIO必須カテゴリー(だと思っていた。)
けれど、VAIO T(TT)シリーズ、VAIO Xシリーズが突如ぷっつりと販売終了してしまってから以降
後継機種が出てくる事もなく延々と沈黙を続けていた。
いくら13型で持ち運びが出来るとは言っても
そのフットプリントのサイズから、カフェで開いたり、新幹線の中で使ったりする場合には
どうしてもモノモノしくなってしまったり、置きづらかったり、
持ち運ぶ時にも少し大きめのカバンじゃないと入らなかったりというシチュエーションもあって
実はもう少し小さめなモバイルPCがあればいいのにと思う事は結構ある。
逆に、今となってはスマートフォンでもタブレットでもある程度の事が出来てしまうし
別にPCがなくてもだいたい困ることも減ってきているけれど、
物理的なキーボードがある事でタッチするよりもはるかに高速に
頭に思った文章をテキスト化するとか
同時に複数のアプリを開いてマルチタスクで操作するというメリット、
Windowsとして出来る事、母艦としての役割とか、
モバイルノートPCとしてのアドバンテージはまだまだたくさんある。
そうすると、この11インチサイズのモバイルノートはかなり魅力的な存在となるし、
VAIO Zシリーズのデザインのままに
11インチに縮小されたT11にかなり惹きこまれていて、
これをバッグに入れて持ち運んでいる自分を想像して勝手に物欲が高まったりしてたりする。
ただ、本当に仕様が出ていないので全くわからなくて、
T13と同じ内容になるのか?それとも違うのか?
重量はT11はどれくらいにまで抑えられるのだろう?とか
国内で出てくるとしたらVAIOオーナーメード(VOM)では
どういった仕様が選択できるのか?カラバリは?
不明ながらも気になる事は山盛りで…。
もちろんどうしてこのタイミングでSandyBridgeなんだ!?とかツッコミどころもあるけれど、
もしかしたらソニーってウルトラブックすらスルーしてしまうのか?
というネガティブ発想になりかけていただけにひとまずちょっぴり安心したのと、
やっぱり11インチカテゴリーが復活してくれたのが物凄くうれしかったりする。
ひとまず、続報を待つ。
・米FCCに出てきたSonyのChromebook「VAIO VCC111」。
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