ソニー海外公式で、4K 144Hzゲーミングモニター「INZONE M9(SDM-U27M90)」用のカラープロファイルを配信開始(Ver. 1.0)。sRGB用とHDR用の2つ。(追記:9月2日に日本語でも配信開始)
ソニー海外公式の「INZONE M9」サポートページに、カラープロファイルのドライバーを配信。
ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」は、非常に好評ではありながらも、一部では挙動の怪しさや、一般的には高い価格設定で付属品がないことなどで厳しい指摘も一部あることは事実。
その中で、サポート面でよく指摘されていたのが、公式が配布するモニター用のカラープロファイルがなかったこと。
今回は、海外ソニーに限定されているものの、その対応が行われている。
・SONY SUPPORT SDM-U27M90 Driver Download
<追記>
9月2日に、国内の「INZONE M9」サポートページにも、同様のドライバーの配信を開始。
・ドライバーダウンロード(INZONE M9(SDM-U27M90))
<ソニーストア実機レビュー>
・ソニーのゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」をソニーストアで体験。PS5とも親和性の高い独特デザイン、メニュー操作や便利なPCソフト連携などチェック。
・ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。
・ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
・ゲーミングモニター INZONE M9 (SDM-U27M90) / INZONE M3 (SDM-F27M30) に関するQ&A集
・プレイヤーを没入と勝利に導くゲーミングギアの新ブランド「INZONE™」モニター2機種とヘッドセット3機種を発売
・ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
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目次
●ゲーミングモニター INZONE M9 (SDM-U27M90) ドライバー
配信されているドライバーの中身は、一般的にメーカーが配布している内容と変わらない模様。
中身は以下の通り。
・sdmu27m90.cat
・SONY_SDMU27M90.inf
・SONY_SDMU27M90_HDR_v1.icm
・SONY_SDMU27M90_sRGB_v1.icm
sRGBとHDRとある通り、一応どちらの場合にも適したプロファイルを利用できるようになっている。
SONY_SDMU27M90.infの中身を見ると、以下のような記述されていた。
Ver. 1.0となっているあたり、最初から入っているドライバーだと思われる。
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●実際にドライバーを更新してみる。
海外のソニー公式「INZONE M9」サポートページにあるものであって、国内の正規のものではない。
あくまでも自己責任となるものの、ドライバーを更新してみた。
<追記>
9月2日に、国内の「INZONE M9」サポートページにも、同様のドライバーの配信開始。
同様の手順で、ドライバー更新すればOK
・ドライバーダウンロード(INZONE M9(SDM-U27M90))
デバイスマネージャーから、モニターを選択、右クリックしたのち「ドライバーの更新」をする。
「コンピューターを参照してドライバーを検索」から先にダウンロードした「SONY_SDMU27M90.inf」を選択してインストール。
Windowsの設定にある「ディスプレイの詳細設定」から「ディスプレイアダプターのプロパティ」を開いて[色の管理]タブからプロファイルを確認してみる。
すると、以下のプロファイルが選べるようになる。
・SONY SDM_U27M90 Color Profile,D6500, sRGB_V1
・SONY SDM_U27M90 Color Profile,D6500, HDR_V1
現時点(2022年7月28日)では国内では国内公式では配信されていないカラープロファイルが適用できた。
一応、自分の利用環境で、HDRとsRGB のプロファイルをWindowsから設定できるようになった。
※DPケーブル接続時はHDRとsRGB 、HDMIケーブル接続時はHDRのみだった。
おそらくいずれは、国内でも正式に配布されると思われる。
<追記>
9月2日に、国内の「INZONE M9」サポートページにも、同様のドライバーの配信開始。
同様の手順で、ドライバー更新すればOK
・ドライバーダウンロード(INZONE M9(SDM-U27M90))
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●ゲーミングモニター INZONE M9 (SDM-U27M90) / INZONE M3 (SDM-F27M30) に関するQ&A集
・モニターのデザインコンセプトは何ですか?
モニターデザインは、eSportsプレーヤーのフレキシブルな操作スタイルに合わせてデザイン、そしてPlayStation®5と組み合わせて使用しても統一感のあるデザインとなっている。
真ん中に足があって邪魔という意見のあるけれど、マウスとキーボードを同時に使う場面ではセンターにキーボードを置かない選手も多いのだろう。
このあたり一般向けにはもともと好評とはならないデザインなのかもしれない。
・DisplayPort、HDMI、USBなどのケーブルが付属されていません
AVケーブル類(HDMI、DPケーブル、USBケーブル)が、付いていないのは接続する機器や設置環境が異なり、求められるケーブルやそのバージョンや長さが異なるためとしている。
流石にほとんどのユーザーは、短かろうがケーブルがあったほうが嬉しいだろうし、特にPCにおいては、モニター・ケーブル・PCのどこかで相性や不良により問題が発生する可能性がある。
そんなときに、メーカー純正の基準になるケーブルがあれば解決もしやすいけれど、自分の環境に適したものを用意してくれとなると、ケーブルの品質もばらつくし、なにより問題の切り分けもし辛い。(事実、DPの映像出力関係でモニター起因と思われる不具合の報告も多いので、この方針は失敗だったのでは?)
個人的な意見としては、映像出力はともかくとして、一般には特殊なUSB Type-B 3.0のケーブルくらいは用意していてもよかったのではないかと思う。
Type-Bは、他のケーブルと違って単品で購入することはほとんどないし、普通使う機器に付属するもの。
そして、なによりも用意しろというのであれば、予めわかりやすく告知なり記載しておくべきだろう。(付属品欄に載せていないから、わかるだろうというのは厳しい。)
・付属のACアダプターが大きい
発売後、話題になった巨大なACアダプターについては、メリットデメリットがあり判断が難しいところ。
内蔵にしてくれという意見もあるけれど、ソニーの意見としてはモニターが巨大になるため見送っている様子。
海外のソニー公式が、公開しているモニター内部の画像。
これを見ると、内部はそこまで余裕のあるスペースは無いため、電源を内蔵すればサイズアップするのは確実。
確かに160W級の電源を詰め込めばサイズもそれなりにあるし、発熱も大きくなる。
またスペックに記載されている消費電力の139Wは、常時その状態なわけではなくディスプレイを映しているだけだと大体5,60W程度だった。
直下型LEDを最大でうごかしつつ、USBから電源供給を受けたり、様々な負荷をかけた状態で消費電力が跳ね上がるのではないだろうか。
スペック上、139W消費する可能性があるのであれば160WのACアダプターとなるのは仕方ない。
巨大なのは、説明されている通り電源の発熱量を抑えて、アダプター本体の加熱を防ぐためとしている。
確かに他のゲーミングモニターのACアダプターは、冬の日なら足を暖めるのに丁度いいくらいには、表面温度が高い。
それに比べて、INZONE M9のACアダプターはほんのり温かくなってるかな?程度の表面温度となっていた。
ソニー的には、電源コードが短く、ACアダプターのコードが長いことからも分かる通り、モニター付近・机の上などにACアダプターを置くのではなく、床やコードボックスの中などに設置するテレビと同じ想定しているのではないだろうか。
そういう考えであれば周りに発熱を撒き散らすACアダプターよりは、常時稼働しても安定して使えるこちらのほうがいいだろう。
このあたりは、納得できる人もできない人もいる話なので、「今後の製品では内蔵にして」、「もっとACアダプターを小さくして」などの意見はSNSで発信するなり、ソニーに送るなりしても良さそう。
・USBポートの仕様について知りたい
給電については、モニター背面に書いている、しかし各ポートの速度について、USB Type-Cの速度はがまさかのUSB2.0の480Mbpsなのはびっくりポイント。
ちなみにこの速度や給電の情報、確認した限りでは、ここにしか書いていない。
製品ページ、ヘルプガイド、Q&Aを見なければ仕様がわからないのは、かなり不親切なつくり。
バラバラに記載している意味もよくわからないし、スペック上で重要な仕様がQ&Aにあるのはどうなんだろう。
・入力遅延はどのくらいですか?
INZONE M9(SDM-U27M90)の場合:入力遅延は最短4.6ms。
4K/120fps入力時に映像信号処理時間とパネル応答時間を計測した結果。
直下型LED部分駆動時は、遅延が増加するといった情報もあるけれど、こちらには詳細は載っていなかった。
・Backlight Strobing(Black Frame Insertion (BFI) /黒枠挿入)には対応していますか?
残像感が低減する、Backlight Strobing(Black Frame Insertion (BFI) /黒枠挿入)には対応していない。
・暗い部屋でゲームをプレイしていると暗い映像で部分的に光漏れ(Blooming/Halo)が見える
光漏れは、直下型LED部分駆動の横12x縦8の96分割からして、どうしても光漏れが出てくるのはしょうがない。
部分駆動をオフにして、画面全体が発光することを光漏れはなくなると表現していいのか少々疑問。
ゲーミングモニター「INZONE M9」レビュー
ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。
・(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。
・(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ラインナップ
ゲーミングモニター(4K 144Hz)INZONE M9
SDM-U27M90
発売日:2022年7月8日
ゲーミングモニター(FullHD 240Hz)INZONE M3
発売日:2022年内
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE H9
WH-G900N/WZ
発売日:2022年7月8日
ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H7
WH-G700/WZ
発売日:2022年7月8日
ゲーミングヘッドセット INZONE H3
MDR-G300/WZ
発売日:2022年7月8日
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口より徒歩3分。
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
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ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00