小さなエントリーモデル、「Xperia E1 dual(D2105)」をいじってみた雑感。(後編)
・小さなエントリーモデル、「Xperia E1 dual(D2105)」をいじってみた雑感。(前編)
の続き。
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●Xperia E1 dualの中身をみてみよう。
「Xperia E1 dual」の電源を投入して出てくるのは、
言語選択と、セットアップ画面7枚。
日本語を選択して、保証事項と安全情報を確認チェック、
デュアルSIM端末だけに、「データ転送用のUSIMカード」選択画面が追加されている。
それ以降は、Wi-Fi設定、アカウント設定、位置情報サービスを任意で設定すれば
セットアップは完了。
4インチ(800x480)の解像度ながら、
ホーム画面は4X4グリッド、ホームアプリも4×5グリッドと、
フルHD(1920×1080)のXperia Z/Z1/Z2とオペレーション画面としては変わらず。
Xperia goも3.5インチと画面は小さかったのだけど、
解像度が(480×320)と極端に低かったために
さすがにホーム画面ですらドットが見える粗さがあったけど、
4インチ(800x480)くらいだとそこが気にならないあたりは許容範囲。
例えば、webブラウズする場合、
「PCサイトを見る。」にチェックいれると、
さすがに4インチでこの解像度だとかなり文字が見えづらい。
(年齢のせいじゃないと思いたい。)
必然的に、ピンチアウトして画面を大きくしてスクロールしてという使い方になるので辛いので、
素直にスマートフォン専用画面で使ったほうが楽っぽい。
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「Xperia E1 dual」の設定をチェックしてみる。
Android OSのバージョンは、出荷時時点では4.3(Jelly Bean)。
初期のビルド番号は、「20.0.B.0.68」で、
2度の更新アップデートがあっって
更新完了後のビルド番号は、「20.0.B.0.84」
(2014年6月17日現在)
画面設定には、特に「トリルミナスディスプレイ for mobile」とか
写真や動画を鮮やかに表示するための、
「X-Reality for Mobile」や「モバイルブラビアエンジン2」、
「ホワイトバランス」も「手ぶくろモード」は一切なし。
この辺りはエントリークラスだからか。
オーディオ機能には、
内蔵スピーカーに適した再生ができる「Clear Phase」と
しっかりとした音声を鳴らせる「xLOUD」といったスピーカー向けの機能を搭載。
イコライザーやClearAudio+といったサウンドエフェクト機能はないのかとおもいきや
後述するWALKMANアプリから設定が可能だった。
ネットワーク設定にあるテザリングについては、
「USBテザリング」と「Wi-Fiテザリング」に加えて、
「Bluetoothテザリング」を備えている。
NFCはなし。
Bluetoothは4.0なので、Android OSが4.4以上にアップデートされれば、
「SmartBand SWR10」も使えるようになる。
ストレージ容量は4GB、
機器としてみえている容量は2.00GBで
初期値で利用できる容量は1.44GB。
バッテリー容量は1,700mAh、
「省エネモード」を設定することで、バッテリーの消費を極力抑えて
より長く使えるカスタマイズもできる。
ホーム画面の上からプルダウンして出す「クイック設定」は、
最大10コまで表示可能で、
5コ以内で1行、6コ以上で2行の配列で並べられる。
それから、
Xperiaには必ずと言っていいほどプリインストールされていた「PO Box」がない。
というより、Google音声入力、中国語キーボード、外国語キーボード
しかないので、日本語入力をするには、
IMEアプリ「Google日本語入力」や「ATOK」をインストールしたほうが良い。
ちなみに、「Xperia接続設定」には、
Throwやスクリーンミラーリング、メディアサーバーといった機能は一切なくて
ここに表示されてるのは、「USB接続設定」のみだった。
カメラも背面になる320万画素カメラのみで
LEDライトも搭載されていない。
画角や解像度の変更などもなくシンプル。
カメラアプリもシンプルで、用意されているのは、
「自動シーン認識」、「マニュアル」、「ピクチャエフェクト」、「スイングパノラマ」の4つ。
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●Xperia E1/E1 dualの便利なミュージック機能。
「Xperia E1」、「Xperia E1 dual」として、
他のXperiaにはない機能として搭載されているのが、
本体上部にある”WALKMAN”キー。
スリープ以外の時であれば、
この”WALKMAN”キーを1回押すと、音楽を再生を始めてくれる。
再生中にもう1回押すと、音楽停止、
2回カチカチっと素早く押すと、曲送りができる。
これらは全て裏で動作してくれるので、
画面上ではじゃまにならずにながら再生として使えるのも便利。
さらにおもしろいのは、
えいやっと「Xperia E1/E1 dual」をシャッフルすれば、
楽曲のランダムに再生してくれる。
ちなみに、”WALKMAN”キーを1回長押しすれば、
WALKMANアプリ自体も立ち上げる事ができる。
こりゃおもしろい。
スマートフォンのスピーカーから出てくる音は出力が小さい事が多くて
外の喧騒の中だと聞き取りにくい場合もあるけれど、
「Xperia E1/E1 dual」は、音質うんぬんは置いといて、
かなりバカでかい音を出してくれる事は間違いない。
Xperiaの音設定にはなかった
「ClearAudio+」や「サウンドエフェクト」といった機能は
WALKMANアプリから設定が可能。
「サウンドエフェクト」には、イコライザーやClear Bassから、
ヘッドホン用の、サラウンド(VPT)、クリアステレオ、
スピーカー用の、Chear Phase、xLOUD、S-Force Front Surround 3D
共通設定のダイナミックノーマライザーまでが自分好みで設定できる。
細かい設定が面倒なときには、ソニー推奨のカスタマイズをしてくれる
「ClearAudio+」にチェックを入れておけばいい。
エントリークラスでありながら、
音楽に特化した端末だという事がよくわかる。
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●Xperia E1 dualのデュアルSIMを試してみる。
そして、気になる「Xperia E1 dual」のデュアルSIMの機能。
本体には、1番と2番に割り振られたスロットが用意されていて、
それぞれ「SIM1」、「SIM2」として設定画面で表示される。
【CAUTION!注意!】
こちらの行為は機器の利用を推奨するものでもありません。
この記事を読んで同様の事をして、万が一生じた損害は全て自己責任となり、
当方やメーカー、リンク先の記事含め、一切その責を負いません。
設定画面を見てわかるのは、このモデルには
「デュアルUSIM設定」という専用の設定項目があるということ。
ここで、2つ(SIM1、SIM2)に装着したSIMの番号を確認できる。
データ転送はもちろんどちらか一方になるので、
「テータ転送用のUSIMカード」から選択できるようになっている。
「モバイルネットワーク設定」をみると、
ここにも、「SIM1」と「SIM2」それぞれの設定項目が分かれて用意されている。
で、ここでわかったのは、
「Xperia E1 dual」は、2つSIMスロットはもっているものの、
制限というかルールがあって、
片方に、WCDMAを選択すると、
もう一方ではWCDMAが選択できず強制的にGSMに切り替えられてしまう。
という事はどういうことかというと、
この端末を利用できる国内キャリアは、NTTドコモとSoftBankの2社のみで、
どちらもWCDMAになるため、いくら2枚差し込んでも、
どっちかを活かすと、もう一方が使えないということになる。
「通話設定」も、「SIM1」と「SIM2」それぞれ設定が分けられていたり、
通話の際にも、受話アイコンが2コあって、
どっちも使い分けできるようにはなっているものの、
国内SIMでは、両方を同時に使うことはできない。
ただし、SIMカード2枚を本体内におさめておいて、
設定から切り替えるという使い方であれば使えるよという感じ。
もちろん海外に行ってのSIM利用であれば、
WCDMAとGSMを用意できればデュアル(併用して)使う事ができる。
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デュアルSIMの機能は国内での恩恵はほとんどないものの
海外旅行で通話利用する場合にはあると便利な機能のひとつかな。
そこよりも、純粋に「Xperia E1/E1 dual」の”WALKMAN”キー連携というか
音楽機能がなかなか使いやすくて、
エントリークラスの安価なモデルとは言いつつも
小さくて、シンプルな音楽プレーヤーとしても使えてこれはこれで面白い端末。
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