8K・4Kチューナー内蔵、高画質プロセッサー「X1 Ultimate」や「アコースティックマルチオーディオ」を搭載するフラッグシップモデル、ブラビア MASTER Series「Z9H」登場。

2020.02.07

TV・レコーダー

8K・4Kチューナー内蔵、高画質プロセッサー「X1 Ultimate」や「アコースティックマルチオーディオ」を搭載するフラッグシップモデル、ブラビア MASTER Series「Z9H」登場。

ソニーから、8Kチューナー内蔵液晶テレビブラビア「Z9H」を発表。

高画質プロセッサー「X1^™ Ultimate」によるクオリティ高い8K画質や、画面から音が出ているかのような音響技術「Acoustic Multi-Audio」を搭載してなど、4Kを超える精細感と迫力ある8Kの視聴体験ができる。

・ソニーの独自技術結集で際立つ高画音質 8Kチューナー内蔵液晶テレビブラビア（R）『Z9H』を発売 | プレスリリース | ソニー

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●高画質プロセッサー「X1 Ultimate」と「Backlight Master Drive」、「8K X-tended Dynamic Range PRO」で織りなす8Kの超高精細映像美

8Kチューナー内蔵液晶テレビブラビア「Z9H」は、4K・8Kチューナーを内蔵した85型のブラビアMASTER Series。

BS8K・BS4K/110度CS4K放送に対応したチューナーを2基搭載。

「Z9H」にはBRAVIA 最上位モデルとして搭載されるのが心臓部ともいえる高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。

クアッドコアの「X1 Ultimate」は、「X1 Extreme」のリアルタイム処理能力の約2倍に相当するパフォーマンスで、8Kの膨大な映像の分析と処理をリアルタイムに行う。

それぞれの被写体にあわせて高精細化する「オブジェクト型の超解像」処理をすることで、ノイズは抑えながら細部まで精細感をアップして、より現実に近い、究極に迫る高画質を実現する。

SDR映像をHDR映像にアップコンバートする「HDRリマスター」も進化して、今までの被写体ごとでなくさらに被写体の細部までコントラストの最適化を行うので映像の立体感が向上。

パネル背面に高密度に敷き詰めたLEDモジュールを独立して駆動させるソニーの独自技術「Backlight Master Drive」で、細かな明暗を表現することで、際立った明るさと引き締まった深い黒のコントラストが実現。

「8K X-tended Dynamic Range PRO」との組み合わせで、映像の暗い部分の電流を明るい部分に集中させることで、高密度となる8Kでは懸念される輝度を向上する。

2Kや4Kなどを8K解像度の高精細な映像に作りかえる「8K X-Reality PRO」を搭載。

シーンごとに8Kデータベースを参照して高精細化処理を行うことで、TV番組からインターネット動画までのコンテンツも8K画質相当に高画質化。

視野角に関係なく画質を維持する「X-Wide Angle」と、画面の明るさを犠牲にすることなくチラツキを抑えることのできる「X-Motion Clarity」、動きの速い映像もなめらかに表示する倍速駆動パネルを搭載。

よりなめらかなグラデーションの表現が可能になった「Super Bit Mapping HDR」、豊かな色彩を再現する広色域技術「トリルミナスディスプレイ」なども備える。

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●ディスプレイから音が聴こえる視聴体験「アコースティックマルチオーディオ」

画面の上下に4つの2ウェイスピーカー（トゥイーターとウーファーで構成）と2つのサブウーファーを備える音響技術「アコースティックマルチオーディオ」を採用。

音の定位感と広がりを大幅に向上し、まるで画面から音が出ているような視聴体験が味わえる。

前後左右に加え、高さ方向の音表現も可能にする立体音響技術「ドルビーアトモス」に対応。

独自のデジタル音声信号処理技術を組み合わせた「Clear Phaseテクノロジー」「S-Master HXフルデジタルアンプ」「S-Forceフロントサラウンド」技術も搭載する。

さらに「アコースティック　サーフェス　オーディオプラス」をセンタースピーカーとして利用できるようになり、センタースピーカーのないスクリーンから音がなるまさに映画館と同等のシアターサラウンドを構成することもできるようになる。

A2DPプロファイルに対応したBluetooth対応のヘッドホンと接続することで、ケーブルの煩わしさから解放されたワイヤレスでテレビの音を楽しむといった使い方もできる。

刃のような薄い板が集積した構造体という意味での「Blade Architecture（ブレードアーキテクチャー）」。

8Kの映像美を際立たせるためにベゼルの内側ににBlade（刃のような薄い板）を並べて影を作り出すことで光の影響を受けにくい漆黒のベゼルを実現。

画面上部に新たに搭載したスピーカーもそのBladeの中に取り込むことで、デザインの一部として表現している。

スタンドは、筐体を支える強度を保ちつつ、2枚の板で構成して最小の構造とすることで、より映像に没入できる。

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●Android OSの使い勝手やリモコンの操作性が向上。

オペレーションシステムにはAndroid TV（Android 9.0）を搭載。

YouTubeやHuluといったネット動画サービスの視聴が簡単にでき、Google Playからアプリをダウンロードして利用できる汎用性の高さ。

リモコンはワイヤレスリモコンとなり、テレビに受光部を向けなくても操作可能。

ただし、電源オン・オフとチャンネルポンに限っては赤外線。

リモコンの「 Google アシスタント」ボタンを押して、見たい映画や、好きな俳優など、気になるワードを話しかけるだけで、youtubeやアプリから音声検索できる。

Google アシスタントやAamazon Alexaに対応するほか、AirPlay 2、Apple HomeKitも対応する。

テレビ本体にマイクを内蔵して、ダイレクトに話しかけてテレビの電源のオン/オフやテレビ放送、録画番組やインターネット動画の検索といったハンズフリー操作ができる。

「Netflix画質モード」を搭載して、Netflix専用にキャリブレーションした高画質で楽しめるモードも備える。

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ついに来たソニーの8Kに対応したBRAVIAがついに発売に。

「Z9H」は、8Kチューナーを内蔵したフラッグシップモデルとされる「 BRAVIA MASTERシリーズ」。

8Kという超高解像度になると、動作する情報量は劇的に増えるし開口率が圧倒的に小さくなって当然光量が不足してしまうという懸念材料。

それを、高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載して、LEDを独立して駆動させる「Backlight Master Drive」、映像の暗い部分の電流を明るい部分に集中させる「8K X-tended Dynamic Range PRO」といった技術をフル動員して、美麗な8K映像を堪能できる。

85インチという大画面でも、迫力ある音を再現するためのスピーカーが画面の上下に埋め込まれて、まるで巨大なスクリーンから音がでている視聴体験。

当たり前にAndroid TVが劇的に高速で動作して、ネットコンテンツを観るにしても、スマートホームとの連携にしても、全てにおいてサクサク快適。

オリンピックを前に満を持して登場ということになる。

200万円という価格については、今まで発売された非常に高価なBRAVIAの遍歴からすれば大きな驚きはないし、ヨンニッパやロクヨンのレンズの価格を思うとむしろ安く？思える。（個人的に。）

おそらく最大の難関は設置スペースで、いかにこの画面サイズをリビングに導入するかが課題になりそうである。

4KBRAVIAが登場したときも、高価なこともあってそこまでのディスプレイは必要ないよという人が多かった。

けれども、一度みた4Kのクオリティはそれよりも前のフルHDよりも圧倒的に綺麗であり、放送波に縛られていたコンテンツも、ネットやカメラの4Kの高画質化とともにあっという間にスタンダードなテレビになった。

その次が8Kである。

もはやデジタル一眼カメラα7RIVやα7RIIIといった超高画素で撮った写真をそのままディスプレイで体感できる世界が目の前に来たのである。

いつかは4Kからいつかは8Kの時代に変わった。