ソニーのCES2024プレスカンファレンス。開発者向けXRヘッドマウントディスプレイや、ソニーホンダモビリティのAFEELAプロトタイプの詳細情報が公開。

毎年恒例、年始のイベントといえば、アメリカ・ラスベガスで開催されるコンシューマーエレクトロニクス展示会「CES」。

ソニーは、プレスカンファレンスを予定しており、日本時間では、プレスカンファレンスを2023年1月9日（火）午前10時から開催された。

新製品などはあまり発表されなかったものの、開発者向けのXRヘッドマウントディスプレイの開発発表や、AFEELAに関連した協業連携などについて発表した。

・CES® 2024 出展について | ニュースリリース | ソニーグループポータル
・高精細なXRヘッドマウントディスプレイを備え、仮想空間内で直感的なインタラクションが可能な没入型空間コンテンツ制作システムを開発 | ニュースリリース | ソニー株式会社

・ソニーグループポータル | 世界最大級のテクノロジー見本市「CES2024」に出展
・ソニースクエア | Sony@CES 2024

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●ソニー CES2024プレスカンファレンス

①デジタルカメラ

②TORCHLIGHT

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント（SPE） の次世代ビジュアライゼーション（事前映像化）施設：Torchlight

ソニーは、世界で最もオープンで先進的なリアルタイム3D製作ツール「Unreal Engine」を提供するEpic Gamesと協業し、独自の最新技術を搭載した次世代ビジュアライゼーション施設『Torchlight』を公開します。

Torchlightは、ソニーのデジタルシネマカメラ『VENICE』を使った撮影手法を「Unreal Engine」上でシミュレーションできる『Virtual Production Tool Set』を活用し、映画製作者が撮影前にリファレンスとなる映像の制作を可能にします。

モバイルモーションキャプチャー『mocopi™』など、さまざまな技術を組み合わせたTorchlightは、クリエイターがリアルタイムで創造性を発揮できるワークフローをサポートします。

配信では、GRAVITY DAZE映画の制作風景が流れた。

③映像配信関係

ソニーグループの映画テレビ配信事業では、ゲームIPを利用した実写映画や、アニメの配信などを発表。

ゼルダの伝説の実写映画についても言及した。

④PlayStation

PlayStation5については、5,000万台の販売（既報）や、月間のアクティブユーザー数が1億2300万人を突破したことを発表。

⑤XRヘッドマウントディスプレイ

Siemens Sony partnership accelerates digital transformation through immersive engineering（YOUTUBE）

一番のサプライズといえるのが、開発者向けの「XRヘッドマウントディスプレイ」と、没入型空間コンテンツ制作システムの開発発表。

ヘッドマウントディスプレイは、PlayStation(R)VR2 のような形状だが、Qualcomm Technologies, Inc.社製の最新XRプロセッサーであるSnapdragon® XR2+ Gen 2を採用。

さらに4K OLEDマイクロディスプレイを使用していたりと、マシンスペック面は非常に高性能となっている。

詳細な発売日・地域・価格・販路・仕様・各ソフトウェアの対応状況は今後発表する予定。

⑥ソニーホンダモビリティ

ソニーホンダモビリティのAFEELAは、最初にPlayStation(R)5のDualSense ワイヤレスコントローラーを使用した遠隔操作により登場。

これは今回の発表用の操作のため、実際に利用する際はコントローラーによる操作はできない。

Unreal Engine 5によるシミュレーションも利用して、開発を行なっている。

イメージ動画では、航続距離と速度が表示された映像も確認できた。

バッテリーの残量ゲージから計算すると、おおよそ航続距離は300マイル（約482km）となることがわかる。

実際にどの程度バッテリーを搭載するか不明なものの、現在想定している航続距離はこのくらいなのだろう。

プロトタイプのバッテリー容量は91kWhのようなので、電費としては約5.3km/kWhということになる。

モビリティのための対話型パーソナルエージェント開発における、マイクロソフトとの連携を発表。

マイクロソフト コーポレーション会長 兼 最高経営責任者 (CEO)サティア ナデラも登壇した。

ポリフォニー・デジタルとソニー・ホンダモビリティの車両開発における協業も発表。

ゲーム映像と思われるAFEELAの走行も確認することが出来た。

・Prototype | AFEELA

プレスカンファレンス合わせて、プロトタイプの詳細な機能やスペックについても発表。

・本体寸法
全長：4,915mm
全幅：1,900mm
全高：1,460mm

・ホイールベース
3,000mm

・電気モーター
ドライブトレイン：AWD
フロントモータータイプ：永久磁石内蔵型同期モーター
フロントモーター出力：180kW
リアモータータイプ：永久磁石内蔵型同期モーター
リアモーターパワー：180kW

・バッテリー
充電式電池の種類：リチウムイオン
バッテリー容量：91kWh

・充電
DC充電：150kW
AC充電：11kW

・サスペンション
フロントサスペンション：ダブルウィッシュボーン
リアサスペンション：マルチリンク
追加情報：エアサスペンション

・タイヤ
フロントタイヤ：245/40R21
リアタイヤ：275/35R21

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